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テーマ:心のままに独り言(8529)
カテゴリ:マスコミ
フェンシングで銀をとった日本人選手がこんなことを言っていた。
フェンシングでは生活できない、だから就職を考えていたところだったと。 そういえばフェンシング競技はほとんど放映されてなかった。 なぜ生活できないのか。 それはスポンサー企業がつかないから。 日本で注目を集めている種目の有力選手はたいてい有名企業に所属していたり、有名企業のスポンサーがついたりしている。 もしかして、オリンピック放送が特定の種目にかたよっているのは、そうしたスポンサー企業の意向があるのかもしれない。 マスコミがあげて特定選手を応援し、大報道を行う。 それはそのスポンサー企業にとっての大変な宣伝効果になるだろうから。 ※※ 輸出と内需が低下し、日本経済はどうやら不況局面に入ったらしい。 今までは好況だなんていっても、庶民にはほとんどおこぼれがなかったのに、不況となるとしわ寄せはどっと庶民にくるのではないか。 輸出はともかく、内需低下だなんて、なにをいまさらという気がする。 ここ数年の格差拡大政策、市場原理主義の猛威のおかげで、若者の二人に一人は非正規雇用、年収200万以下は1000万人を超えているという惨状だ。 すでに貧困層に落ちている人だけでなく、そうした不安を抱えている人となるといったいどれほどの数に上るのだろうか。 さらに最近では物価上昇がおいうちをかけている。 こんな中でいったい誰が自動車を買ったり、家電を買ったり、旅行に行ったりするというのだろう。 非正規雇用の増加やリストラの励行で人件費を削っていけば、たしかに企業の利益は守られるだろう。 しかし、企業の利益、つまり株主や役員の利益を守ったところで、一般の労働者の賃金が下がり、雇用も不安定になれば、企業の製品を買う消費者の層は縮小するだろうし、良質な労働力だって減っていく。 だから、人件費を削って利益を上げるということは、例えれば、蛸が自分の足を食べているようなものである。 自分の足を食べ、腹を満たしているうちはよいが、やがては全身が衰弱していく。 今度の不況は、いよいよそんな全身衰弱症状がでてきたということなのかもしれない。 格差を放置し、貧困層を増大させるような社会には未来はない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月15日 09時19分36秒
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