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カテゴリ:日常雑記
五色の雲というものがある。
臨終のときに阿弥陀如来が迎えに来るときに現れるという雲である。 そんな五色の雲はもちろん見たことはないが、それに似たものに彩雲という。太陽の付近の雲が光の具合で緑や黄色やオレンジの色にそまる現象である。吉兆ともいわれるが、地震との関連を指摘する意見もある。吉凶はともかくとして、彩雲をみると幸せな気分になることは間違いない。 そんな彩雲を箱根の展望台で観た。 夕陽付近は厚い雲に覆われ、夕焼雲はあまり期待できそうにない。ただ、雲の薄くなっているところに現れた彩雲に目が行った。いつも不思議に思うのだが、自然の織り成す模様は関係のなさそうなところで妙に似ていることがある。層状の雲が夕陽にそまり朱色になった姿は縞瑪瑙にそっくりだといつも思うし、瑠璃は宇宙から見た地球の空の色によく似ている。そうしてみると、この彩雲はオパールの儚げな彩のようでもあり、ある種の方解石に見られる虹色模様のようでもある。 たぶん映らないと思いつつスマホで写真をとってみると、あの色は取れなかったが、彩雲のあったあたりが、そこになにかあったというように、オレンジ色になっているのが不思議な感じだ。肉眼でみたときには、そのあたりの雲が五色に染まっているというように見えただけなのに、スマホの写真ではそこに丸い天体?があるように見える。 ちょっと不思議な感じがするが、この彩雲、天からの応援メッセージと受け止めたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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