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カテゴリ:メンズカウンセリング
一昨日は女のためのワークを昨夜は男のためのグループワークを行いました。いすれも十二回のうちの二回目のセッション。テーマは感情への気づき。
私たちは自分の行為にしても他者の言動にしても、目に見える行為や耳に聞こえる言葉に意識が向きます。その言葉や行動の根源である感情あるいは情動については、見えない聞こえないだけになかなか理解はできません。 このあたりの無意識について概念化したのはフロイトかもしれません。おかげで今の私たちは知識としては無意識ということは理解できます。が、現実生活の中でその知識を活用する事ができる人は多くはありません。 人間関係で困難や悩みを持ってしまうのは、自身の感情が自身で理解できていないこと、他者の感情を理解できないことが原因になっている場合がすくなくありません。ですから、自身の感情について理解し、言語化すること、他者の感情について理解しようとすること、などができれば、人間関係もずいぶん楽になるし、自身の不一致からくる葛藤もずいぶん少なくなります。 昨夜のワークでは、ある男性がそのパートナーの行為に激怒したエピソードを語ってくださいました。聴けばその怒りは当然だし、その怒りが昇華されずに、まだご本人に複雑な思いを残していることもよく伝わってきました。 多くの仲間がその怒りに共感し、その状況を客観視すれば、悲劇としても喜劇としても理解することも可能となります。 当事者は怒りに駆られた状況を別の視点で理解し、別の感情を生起させることも可能となります。そのためには当事者が「思考」にとらわれることなく「感情」に気づくこと、感情を受容し昇華するための言語化とそれを可能にする仲間が必要です。 そんなことをあらためて確認することができた一昨日と昨日のグループワークでした。私にとってもいろんな気づきや癒しを与えてくれるいい時間となりました。ありがたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/04/25 08:06:36 AM
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