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テーマ:DV・虐待(98)
カテゴリ:メンズカウンセリング
様々な暴力の当事者の支援をしていて思うのは、人の行動や感情はとても複雑で、簡単にラベリングできるものではないということ。加害被害の関係もそう。
加害者といわれる男性もかなり深く傷ついていることが少なくない。被害者と言われる女性も随分相手を言葉で傷つけている事も少なくありません。 けれど、この辺りの事は、本人自身も無意識に押さえ込んでいる事だから、説明する事はできないし、他人も理解できません。 とくに女性の加害者性については存在を認められていない(ジェンダーバイアスとして)から、表面化しにくく、そのことでその女性の問題が解決されにくい事になります。 暴力が絡んだとき、すべて男が悪い、とストーリー化されて支援が進むと、女性の抱える問題、例えば、アルコール、セックス、ショッピング゜などに対する依存や他者に対する依存、が見えなくなり解決されないまま、離婚というステージに移されてしまいます。 こんな場合、また新たな人間関係の中で問題が発生し、さらに困難が深まります。問題を抱えたパートナーとわかれた男性にすれば、ある意味、楽になるチャンスではあるけれど、こちらも問題が解決されてないから、問題が再燃してしまいます。 そんなこんなで、DVも虐待も減るはずはありません。支援のあり方を根本的に変えなくては減る事はないでしようねえ。 ところで昨夜は睡魔に教われて、早々と眠ってしまいましたとさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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