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テーマ:心の病(7507)
カテゴリ:日記
精神病理は近代社会の抱える影だけれど、その本質は欲求の喚起と消費、現象的にはポジティブには消費する事の快楽でありネガティブには奪われる事の不安でしょうか。
私は今日歯医者に行ってきました。一年ぶりくらいに歯が痛みだしたので先月から何度か治療に通いましたが今日が最後の日。今日は少し値がはって八千円少しの治療費でした。 う歯を削って歯根の神経を抜き、殺菌剤?みたいなのをつめて金属をかぶせるという方法ですが、その歯科医は以前から私が貧乏人である事を知ってくれていて、かなり安く診療してくれているようです。 四~五回ほどの治療でしたが、毎回三千円ほど、トータルで二万と少しです。全額自費負担にしてはかなり安いと思います。 私が無保険だというと多く人はかなり驚かれますが、保険料が高いので貧乏人の私には二年さかのぼって負担する事ができません。高い保険料を払っても支払いは三割ある訳で、どう見てもメリットはありません。 私は自分の心身の事はかなり分っていて、下手に薬を入れたくもないし、医者にもかかりたくはありませんが、それでもほとんど問題ありません。さすがに鼠経ヘルニアはなんともならず半年つきあったけれど、あれは手術する事になりました。それでも保険料はらうよりも遥かに安い。 私は栄養とか健康とかに関する知識はある程度自前で持っていて、薬とか診療とかなくてもセルフコントロールで直せたり、なおらないものはそれなりに受け入れることもできる、そんな自分がいます。たまに風邪ひいても、腹痛になっても、それもよし、程度に考えています。 ですから、どのような状況であってもほとんど不安になる事はありませんし、服薬したり、治療を受けたりという事もありません。それでもう二十五年。ことしの鼠経ヘルニアの手術以外、私は医者にはかかっていません。唯一歯医者だけは、数年に一度のペースでお世話になりますが。 現状を醒めた目でみて、診療服薬の方法で仕事して行くのが今の医療制度の仕組みとすれば、患者が病気を不安に思ってくれた方が好都合です。当然病人も病気もふえる事になります。ほんとは予防医学で病気を防ぐ事に報酬が与えられたら、不安をあおらなくても、安心させる事で儲かるという仕組みになると思いますが。 健康だけでなくて、名誉とか、所得とか、あらゆるものに付随する近代的な価値観は、消費と所有です。その価値観を利用して儲ける人がいて、そのために不安をあおるのは手っ取り早い方法。人々はマスコミや教育を通じて、不安を刷り込まれます。 不安を刷り込まれた多くの人は不安に苛まれ、消費に依存したり、所有に依存したりもします。本当は不安のもとを絶ち、不安から解放されて、自由にのんびりと暮らして行けたらいいのに、と考える私です。今の私は不安から解放されて、らくちんハッピーな訳で、ついおせっかいに考えてしまいます・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/08 02:41:49 AM
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