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カテゴリ:日記
昨日は、講座初日、参加者数はさほど多くはないけれど、熱心な思いでこられているのはよく伝わってきました。私は私がビジテーションを行うに到った経緯、特にアメリカのビジテーションセンター見学の事も含めて話しました。
また、日本の離婚に絡む悲劇とその原因が単親権制度や家意識にある事も話さざるを得ません。多くのクライアントの語りからは、法律や制度をはやく変える必要を感じます。これ以上、子どもたちを傷つけてはいけない、と。 またビジテーションを行ってくれたスタッフの体験談や、参加者の語りもなかなかリアルで、傷ついた家族の痛みの深さや、それをサポートする側の困難など、多くの事や思いが語られ、とても大きな学びの場となりました。 それにしても語り合う事で、傷つき別れて行く夫婦の間でこどもが翻弄され、問題が連鎖して行くその構図がよくわかります。夫婦はもともと愛し合って一緒になったはずでしょうに、ズレが大きくなり、最後には不信と不安、憎悪に絡めとられてしまいます。 修復的機能を持たない司法や行政の構造の問題もありますが、それを支えそれに依存する市民意識のもんだいもあります。また、人間関係を自分の体験や思いを勝手に投影させた文脈で読み込んでしまうと言う、人間の無意識レベルの問題もあります。 自身のネガティブな抑圧された無意識を「影」と言うけれど、この影を投影させて他者や世界を理解してしまうから、怒りや不安、はたまた恋愛感情など(この場合はアニマ)の感情がおこり、その感情に支配されてしまいます。 アニマなら問題はないとしても、影に支配されたら、夫婦関係はすれ違い傷つけあう事になってしまいます。 ビジテーションを行うには、法的制度的な問題だけでなく、そのような当事者の心理についてもメンズカウンセリングの視点に立ってサポートする必要性がありますねー、とまとめたつもり。 どんだけ伝わったかなー。さて今日もこれから、がんばりまーす。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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