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テーマ:DV・虐待(98)
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今日は男性相談実務講座、初日でした。女性相談は全国の自治体が制度化していて、必ずしもそれが充分と言う訳ではないにしても、一応、女性はつながる窓口があると言う現実に対して、男性は相談窓口がありません。
男性が悩みを話すと言う事自体、難しいと言う事もあるでしょうけれど、自殺数を見ても、事件事故をみても男性の問題がそこに反映していて、その問題からくる悩みに寄り添える相談の必要性はある訳です。 で、私たちは「男」悩みのホットラインを15年程前に立ち上げたし、それは利用件数も相談内容もそれなりのものを維持してきました。そして、私たちが関わる行政の男性相談でも、件数も内容もそれなりのものを維持しています。 そして、社会がより逼迫してきた現在、男の問題がなくなるはずがありませんし、実際DVも虐待も減る気配を見せません。で、自治体でも男性相談を手がける所がぼちぼち出てきました。 とは言うものの、他の自治体の男性相談がちゃんと機能していると言う話しは聴きません。一昨年の鳥取のDV相談では一年の利用件数がたったの一件で、まったく機能していないと言う所も出てきています。 この辺りの事について、講座参加者に説明しました。男の臨床心理士や産業カウンセラーなら男性相談ができると考えるのは男性問題を理解していない素人判断であり、その判断で行政が動くから機能しない相談電話になるのだと。 その話しと、私がDV加害者について、どう理解し、どう脱暴力支援をしているか、その基本的なスタンスを話しました。DVは男性問題と密接に関係している事、問題を解決するには男性論の視点。当事者の視点で援助がなされないと、脱暴力にはいたらない、と、も話しました。 女性相談の立場での支援者が男性理解を深めたいとのことで参加して下さったのがとても嬉しかった私でした。女性相談が男性相談と連携する第一歩とも考えるからです。 明日は、中村正さんとのセッションです。飛び入り参加も大歓迎です、脱暴力支援に興味のある方ぜひ明日にご参加ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/11/21 09:13:04 PM
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