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人の精神状態は浮き沈みがあって、高揚し多幸感や全能感に満ちあふれる時もあれば、ふさぎ込んで無力感・絶望感に苛まれる時もあります。人によってその振幅の大きさ、波の長さは様々。どれがいいでもわるいでもありません。
けれど、その波の激しさや波長の長短によっては本人も混乱したり周りも対応に苦慮する事もあり得ます。そんな時は何らかのサポートなり、日常を離れた時空が必要なのかも知れません。それはそれで当事者と援助者との関係の中で関係性は成り立つものです。 けれど、その関係を成り立たせるためには、援助者は安定し自己一致、自己受容できている事が不可欠です。これはロジャースの言う基本中の基本です。カウンセリングだの心理だの学ぶ人は知識としてはその事は頭に入ってるはずですが、自分の身体感覚が獲得しているものではないので、現場では知識とは異なる反応を起こしてしまいます。それが情動とか、感情とか言うもののややこしい所です。 某大学の心理学の先生が、変容しないクライアントに怒りをぶつけてコントロールしようとしてたり、クライアントに感情を見透かされるのを恐れて、技法だけで対応しようとするカウンセラーがいたりとか、いわゆる資格や権威を持っていても、基本ができてない人は、ほんとの意味でのカウンセリングは難しいもの、と私は考えます。 私の講座や研修などに学びを求めてきても、実生活では知識とは裏腹な行動をしてしまう人が少なく無いと言うより、むしろ多くの人がそうなってしまうものと言う事をいやと言う程実感する私。巷のロジェリアンがふんふんと言って傾聴しているような振りをしているのは、私には嘘くさく感じられて仕方ありません。 ロジャースなら、そんなことはせんだろう、という思いが私の中にはあります。クライアントの語りに心動かされ、学びや気づきを得るだけでなく、喜びや苦悩もともにし、なおかつ、まきこまれて自身の感情がコントロールできなくなったり、援助ができなくなったりする事も無く、態度もぶれる事無く、自身の存在や主張を安定的に維持できる・・そんな援助者、カウンセラーでありたいと願う私自身です。 そして、そんなカウンセラーを育てたいと夢想する私。もしあなたが、魂のカウンセラーになりたいなら、ぜひ私の関わる講座、研修会にご参加下さいね。4月24日(日)あさ・昼・夜のメンズカウンセリング講座としてのセッションがあります。知識はキャンパスやテキストで得られます。それでは得られないカウンセリングスピリット、情動部分での体得を求めるならぜひどうぞ。 援助者にならないとしても、獲得できた自身の安定的なパーソナリティーは、対人関係においても自身の日常生活においても、ご自身だけでなく周囲の人にも多くの幸せや喜びをもたらすのではないか、と私は感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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