昨夜は依存症当事者の会「フリークス」の恒例のミーティングでした。テーマはなんとなく「妄想」に。結論としては妄想も悪くないけれど、妄想と自覚してないと危険だよねぇってこと。
自身の心の影が投影されて「妄想」がおこるけれど、それが妄想との自覚もないのがふつう。その人はその妄想を現実と思い込んであれこれ動きます。その妄想は本人も大変だけれど、巻き込まれた周辺の人たちは、とんだ迷惑で理不尽な話し。
けれど、自身の思考が妄想であると自覚し、現実と分離して判断する事ができれば、人に迷惑をかけたり、自身を苛んだりする事もなくなり、妄想を楽しみや創造のエネルギーにする事ができます。「妄想が世界を作る」と言うのが私の考え。
飛行機が空を飛ぶのも、ロケットが月に飛んでいくのも、それを妄想する人がいたからこそ。ナラティブでは、この妄想を構成するのが言語という媒体だとの考えです。
一人一人の人生も、妄想を楽しみつつその妄想を現実化させる事でより豊かな人生にし得るのではないか。逆に妄想に支配されて、妄想と現実の判断もつかなくなり、どんどん思考のブラックホールに落ち込んでいくと結局生きていく事もできなくなってしまいます。現代人はすべて存在に意味を必要とするがゆえの呪いでしょう。
とかなんとか、お喋りがはずんで夜も更けて・・・はあー、私の夜のひとりのくつろぎはどこへ行ったー、今夜はグルナイだぁ。
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