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昨日、締め切りすぎてた依頼原稿の催促がありました。私はなぜだかその原稿をすでに書いて送ってるという認識に成ってて、パソコンの中を探したけれど、書いたはずの原稿がありません。よくよく考えてみると、確かにどんなものを書いたかあまり記憶にありません。ということで、これは夢の中で仕事して、終わったという安心感が記憶されてたんではないかという結論になりました。
で、改めて依頼内容を確認して、書き送ったというわけ。テーマは「発達障害」でした。私は今でいうLD児だったようで、計算も記憶もできなくて授業にはついていけず、授業中は自分の世界で遊んでいました。 けれど、言語とか概念に関してはとても優れてたみたいで、漢字は覚えられないけれど、言葉の意味も文章の意味も難なく理解できていました。だから、国語と理科はまったく勉強しなくてもそこそこの成績はとれてました。 こんな私は授業妨害も多々あったようだけれど、自分に問題があるとは考えてなくて、やってもできないという私を「やらないからできない」と論理をすり替える先生に問題があると考えてました。で、いつもセンセとはケンカの日々。 なんで自分は問題ないと思えたのか・・・これは両親のおかげですが、成績が悪くてもセンセにクレームつけられても、そのことを一切話題にせず、毎日家族で夕食を囲んでいたのです。この外の価値観を家庭に持ち込まないという親の生き方がLDの私をして大丈夫と自己肯定させたのだろうと思います。 そんなこんなを原稿にしたためたのが昨夜のこと。今朝はある方と話してて、脳の性分化と人類の進化について私の仮説を確認させていただきました。 私はLDで社会適応が難しく、思春期から不安障害に苦しみその不安から逃れるのに、アルコールやら暴力的な言動に依存していました。その苦悩や依存から解放されたのは、社会の価値観を手放し、あるがままの自分を受け入れ、大いなる力に全てを委ねたからでしょうか。 その社会の価値観とは、世間でいう当たり前のこと・・・近代的自我のありようと言ってもいいかもしれません。男で、大人で、仕事して、自立して、家庭を持って、人に迷惑をかけず・・・etc 幸いLDだった私は社会の価値観を手放すという体験を可能にすることができました。もちろん、それなりの苦悩と時間は必要でしたが。 大いなる力・・神と言っておきましょうか・・・神に全てを委ねた時、私の思考回路も人生も大きく変わっていくことになります。論理的思考から直感的判断に、理性から情動に、古典的思考から量子的思考に、知性から身体感覚に・・・ そんな私は仕事をやめ、家事育児をし、社会の価値観とは異なる自己概念とか家族像を作っていくことができたように思います。こんな私からすれば、多くの人を悩ませる、家族の問題も家族幻想の破綻による自我の混乱でしかありません。もちろん当人にしてみれば生死にかかわる大きなことなのだろうけれど・・・自分の命の意味をとても小さなものにしていることからくる不幸ということかもしれません。 自分とは何か、人の命とは何か、家族とは何か、そのあたりを再検証することで、いろんな困難や苦悩から解放される可能性も出てきます。フランクルのロゴセラピーもそのあたりのことをターゲットにしているのでしょうし、ナラティブセラピーもしかり。 先ほどの脳の性分化の話に戻るけれど、男である私が連れ合いの排卵や妊娠の管理をし、助産院を探して一緒に分娩し、助産婦が切り分けた胎盤のキューブを食べて、新生児の養育管理をし、いつも子どもと関わることで、何が起こったか・・・面白いのは、なんと乳首の周囲の乳輪を絞るとそのモントゴメリ腺から(たぶん)じわっと白い分泌物が出たことです。私はこれを面白がって父乳(ふにゅう)と名付けました。私の脳から大量のオキシトシンだったか乳汁分泌ホルモンが出ていたのでしょう。このホルモンはたしかテストステロン(男性ホルモン)を抑制します。 子どもと身体的な接触をすることで男性性が抑えられ女性性が高まるのです。これは一見進化的に不利だと考えられるかもしれませんが、実はそうではありません。人類の進化はオスが男性性を手放し女性性を獲得していったことが特長です。 性的二形(性差)の大きいのは、父兄的闘争社会をつくるチンパンジーやハーレムをつくるゴリラです。性差の少ないのはテナガザルやボノボです。闘争を回避し、子どもの養育を優先するという進化戦略です。もちろんオスとメスでその戦略の意味は異なるけれど、その話はまた後日。 とりあえず、戦いから対話に戦略をシフトした人類は大繁殖を可能にしたようです。一夫一婦であれ母系的乱婚であれ、子どものケアに男が積極的に関わることで人は人らしくなっていった・・・これが人類進化の基本です。男が戦って繁栄したというのは歴史の表面的な理解でしょう。 ああ、もうこんな時間だ・・続きはまた後日。 多くの方にメッセージを届けるために、ブログに納得してくださったら、 ワンクリックお願いします♫ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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