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先日は子供に対して「大丈夫」と言えない大人たちが多いと書いたけれど、特に親子となると「我が子のために」と子供を叱咤激励したり「勉強しないと将来困るよ」と恫喝したり・・・。大丈夫とは程遠い言葉かけをしてしまいます。もちろん子供のためを思ってのことに違いはないでしょう。
けれど、その言葉が子供の心の奥底に不安や自己否定の感情を植え付け、将来を困ったものにさせてしまうことについては思い至りません。実際やがて子供が大きくなって困り果てた時に、(親は散々努力して子供も頑張ってたのに)どうしてうまくいかくなったのか、理由もわからず、結婚した相手のせいにしたり、就職した会社のせいにしたり、病気のせいにしたり、事故のせいにしたりして納得しようとします。 問題の本質は、子ども自身の自己肯定感の低さなのですが、親自身が自己肯定感が低くて子どもに自分の人生を肩代わりさせていますから、子どもの自己肯定感の問題には思い至りません。もちろん、自分の育て方がまずかったのかと疑問を持つ方もおられるでしょうけれど、その疑問にきちんと答えてくれる専門家も多くはないでしょうし。 子どもに問題が起こった時に子どもにフォーカスしている親の気持ちを親自身に向けさせるのは私の仕事のいろはです。なぜ子どもに大丈夫と言えないのか・・・学校に行かないからとか、成績が悪いから「大丈夫」と言えるはずはない、ということなのだけれど、なぜ学校にいかないとダメなのか成績が悪いとダメなのか・・いろんな視点での答えがあるでしょうけれど、そのいろいろを知ってもらうのも私の仕事・・・ いろいろお話をお聞きする中で多くの親自身が生育の中でいろいろ傷ついたり、愛やいたわりの体験を感じたことかないとか、大丈夫と言ってもらえてないし、その感覚を実感したこともないのがわかります。ですから、多くの親は子供のあるがままを受け入れ「大丈夫」ということができなくなっているようです。言えるのは、「がんばれ・しっかり、負けないで・・・etc」いつも親自身が言われたように、また親自身が自分にいいきかせているように。 そんなこんなで、クライアント自身が自分に「大丈夫」と言えるようになってほしいと、そんな思いでお話を聞かせていただいてます。そういえば、昨夜の大阪の女と男のワークでは「私のセールスポイント」なるワークで、それぞれ自分のいいところを見つけてもらいました。このワークの大切なポイントは、いいところを判断する基準は自分にあればいいということ。他人の評価や世間の基準ではなくて、自分自身が自分を素敵と思える所をたくさん見つけられるといいね、ということ。一言で言えば「我がままって素敵」ってことかな。 人にどう言われようと、世間の評価がどうであろうと、自分の存在や自分の判断に確信と信頼があれば何より強いし、楽だし。かくいう私、ほんと自分の好きなところだらけで、生きるのが楽だし幸せです。すけべで変態とか、肌自慢とか、やってもないのにセクハラカウンセラーにされちまったところとか、ほんとに自分の体験も価値観も丸ごと大好き・・・こんなおバカなカウンセラーっていないよねー(笑) ブログに納得いただけたら、クリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/04/24 12:59:58 AM
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