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ユングの言うアーキタイプのようなものだろうけれど、私の中にはいろんな個性があって、どれが本当の私というものでもなく、それぞれが私を構成しています。その中の一つにトリックスターと言ってもいい奴がいます。
秩序を逸脱して、場を混乱させたり、新しい世界を構築するきっかけを与えたりしますが、善悪を超えた多義性を持っているようです。老賢人とは逆のタイプと言えるのかもしれません。一言で言えばいたずらっ子、といわれるような存在でしょうか。 このトリックスターのような個性は現代社会では、秩序を乱す嫌われ者として見られるだろうから、抑圧の対象とされるのかもしれません。どんな子供も本来は、このトリックスター的な要素が強いものだけれど、その個性が大切にされることなく、早く分別のつく合理的で社会的な存在になるように促されます。 思えば半世紀以上も前の事、私はそんな抑圧を受けることなく、ほんとうに自由に生きていたように思います。学校では教師を困らせたし、危険なことも普通に遊びとして行っていました。思春期以降青年期を過ぎてももそれは相変わらずで、法的な逸脱、時には犯罪という行為にまで及びますが、特に悪意もないし、犯罪に依存はしなかったけれど、アルコールに関しては随分依存の期間も長く続きました。 そして、そんな行動様式というか、無意識の中の個性は今も同じように私を動かしているように思います。もちろん私の中に存在するのはトリックスターだけではないので、今はそれで大きな問題が起こることもなく平穏に暮らしています。 とはいえ、還暦過ぎてそろそろ高齢者と言われる世代に近づいてきた私だけれど、相変わらず節操もなく、わがままでやりたい放題であることは変わりません。こんな自分、自分でもガキっぽいなあと思うこともしばしば・・だけれど、それも私自身としては結構好きな自分です。 こんな私から見れば、多くの人たち、もっとわがままに生きたらいいのに、と思うけれど、皆さん分別臭く自己規制して、我慢してらっしゃる。多少は人に迷惑かけてもいいだろうし、そこはお互い様だもの。我慢していつか爆発したり、自分を見失って生きる意味すらわからなくなるより、自分らしくあればいいよねぇ。 今日も一日暇だったので、花の終わったジャスミンを植え替えたり、新しいミニプランツを買いに行ったり。もちろん、事務所のお掃除とか簡単なお洗濯はしましたが、電話もないし、来談もない・・・そんな今日はこどもの日。 子供が子供らしく生きていられる社会にしないと、ますます子供は生きて生きづらいし、親も育てづらいから、結局少子化は止まるはずもないし、それはひいては社会の衰退の原因にもなっていきます。その辺りのこと、多くの大人たちに気づいて欲しいけれど・・・どうでしょね。 そうそう、ウィキでトリックスターを調べてみると、世界の神話や宗教の中で、語られる存在がトリックスターとして存在するとのこと。その中の一つにルシファーもいたので、なるほどーと納得。破壊と混乱をもたらす存在なのかな・・・私って結構ルシファーが好きなんですよねえ。私の反社会的な要素って、私は自分でも結構好きだけれど、それでもそいつが暴走することがないのも、また不思議です・・・良いバランスなのかな・・・ ブログに納得いただけたら、クリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/05/05 05:49:31 PM
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