おはようございます。
正月も20日を過ぎ、そろそろ春の足音が聞こえてくるこの頃
です。当店でも毎日のメニュは定番が多く、新しい料理をお出
しする機会も少なく、中々アップできない日々です。そんな中
寒い冬には鍋と言うことで、秋田名物きりたんぽ鍋をお出しい
たしました。
きりたんぽ鍋
材料(3~4人前)
鶏がらスープ
若鶏ガラ 2羽
手羽 7~8本
水 3L
ニンニク 6片
削り節 30g
1.鍋に水(分量外)を沸かし、ガラと手羽を入れて3分程煮た
てたらザルに空けて水洗いし、汚れを落とします。
2.鍋に水3Lを入れて1.を入れ、強火で煮たてたら中火にし、
削り節とニンニクを入れて3時間煮出します。
3.ザルにキッチンペーパー(リードがベスト)を敷いて2.を
濾します。
きりたんぽ
米 2合
水 430cc
1.米をといだらザルに上げて30分程置いてから、炊きます。
2.炊きあがったら10分程蒸してからボウルに空けて、すりこ
ぎで潰します。
3.7分目ほどついて、すりこぎが抜けづらくなったら5個にま
とめて割り箸に形を整えて巻きつけ、トースターか天火で両
面をこんがりと焼きます。
4.焼きあがったら割り箸を回して抜き、堅く絞った濡れ布巾で
包んでしばらく置きます。
きりたんぽ鍋
きりたんぽ 5本
鶏肉 500g
芹 1把
長葱 2本
舞茸 1株
牛蒡 2本
鶏がらスープ 2.5L
魚醤 50cc
砂糖 大さじ1
1.舞茸は食べやすい大きさにちぎり、長葱は斜め切り、牛蒡
は洗ってからピーラ―で笹掻きに、芹は5cm長さに、鶏
肉は一口大に、きりたんぽは斜め3等分に切ります。
2.鍋に鶏がらスープ、魚醤、砂糖を入れて煮立て、鶏肉、牛
蒡、舞茸、長葱、きりたんぽの順に入れて中火で煮込み、
最期に芹をを入れたら火を止めます。
きりたんぽを巻くときは、手に塩水を付けながら巻くと上手く巻
けます。鶏がらスープを取るときに濾した肉と骨は鶏デンブにし
ます(別途掲載)ので捨てずに取って置きます。鶏肉、鶏がらは
比内地鶏を使うのが本場ですがとてもお高いので、普通の鶏肉を
使いましたが十分美味しいです。米も本来は秋田産のあきたこま
ちがベストですが、今回は山形産のつや姫を使いました。味付け
は醤油ですが、魚醤も合います。秋田料理ですからしょっつるが
一番なのでしょうが、当店では石川の名産よしるを使って作りま
した。石川の魚醤はいしるが有名ですが、いしるは烏賊を使って
いて癖があるため、今回は鰯でつくるよしるを使いました。
それでは、あつあつの鍋でどうぞ身も心も温まってください。
亭主敬白