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テーマ:好きなクラシック(2290)
カテゴリ:クラシック
茂木大輔隊長と名曲の森探検隊第7回
「“第9”初演の時は、こんな風だった!」に行って来ました。 三鷹市芸術文化センターにて。 曲目は全てベートーベンで 「献堂式」序曲 「荘厳ミサ曲」からキリエ、クレド、アニュス・デイの3章。(3つの賛歌、と表記) 交響曲第9番二短調の3曲。 ベートーベンの第9の初演の時と同じプログラムを再現というわけです。 「献堂式」序曲は初めて聴きましたが、 堂々としていて、いかにもベートーベンだよなーと感じられました。 「荘厳ミサ曲」 予習で聴いているうちに、どんどん好きになった曲です。 全曲聴きたいところだけど、3つの章だけ。 合唱は東京混声合唱団。 今年3月の「ロ短調ミサ」でも活躍してくれましたけど、 今回も素晴らしい合唱を聴かせてくれました。 冒頭から、オケ、独唱、合唱と素晴らしいハーモニーです。 クリスチャンでもないけれど、祈らずにいられない気持ちになったし、 何より熱い思いで一杯になったのでした。 ベートーベンの最大の関心事だった「来世の生命」での二重フーガは、 パラダイスを具間みせてくれました。 Dona nobis pacemの戦争描写でのティンパニーとトランペットは、 タイミング、バランスともに最高の出来でした。 「第9」 何度も生で聴いている第9ですが、 オケ、独唱の実力もさることながら、 合唱の影響力が大きいことがよくわかりました。 東混の力ってすごいです。 聴衆参加型初演再現ということもあり、 2楽章が終わったところで拍手の嵐。 全ての演奏を終えて、もちろん拍手喝さいです。 型破りな企画だけに、演奏者も観客も大変だったはずだけど、 異様な熱気、興奮の渦に包まれた演奏会でした。 茂木さんのN響での「吹く第9」より、三鷹での「指揮する第9」のほうが、 はるかに面白く聴くことができました。 今年はこれが聴き納め。 うーん、音楽関係は充実した一年だったな~。 「ロ短調」からはじまり、ミサ曲に明け暮れた一年でもあったけど。 プレレクチャー資料 茂木さんがつくってくれた資料です。 これに助けられ、音楽を聴く喜びに知る喜びが加わりました。 知らなかった曲が好きになり、大好きな曲がもっと好きになる。 こんな企画に携わった人達に感謝です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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