【特集】突然の契約解除から7カ月…障害者支援施設の利用継続求め利用者ら提訴へ「なぜ親が裁判所に申し立てなければいけないのか」 香川。
【特集】突然の契約解除から7カ月…障害者支援施設の利用継続求め利用者ら提訴へ「なぜ親が裁判所に申し立てなければいけないのか」 香川 高松市にある知的障害者の入所施設から契約を解除された9人の利用者とその家族が、裁判所に利用の継続などを求めた仮処分の申し立てが3月、却下されました。 突然、居場所を失ってから7カ月……。利用者らは新たに民事裁判を起こすことを決め、問題は長期化しています。・・・さいたま市の障害者福祉の施策に20年以上関わってきた専門家は、高松市の判断に疑問を呈します。(元埼玉大学准教授/宗澤忠雄さん)「職員派遣の依頼をウインドヒルが受け止めるかどうかも分からない。仮に受け止めたとしても定員を元に戻して契約を解除された人たちが元に戻れるかも分からない。つまり、問題がどのように動くのか、克服に向けて動くのかということは全て丸投げしたまま。職員派遣の要請は、裁判所が『福祉行政が積極的に関与しろ』と言っているからやりましたと、これはほとんどアリバイ工作に過ぎないのでないか」 その上で専門家は、「契約を解除された利用者の権利を真ん中に据え、保護者、利用者、高松市行政、地域の障害者生活相談支援センター、このような人たちが一堂に会して事態の改善について速やかに話し合うべきだ」と指摘します。契約を解除された利用者のうち1人が亡くなり、8人となりました。現在8人は日中は通所施設を利用し、自宅では、保護者が介助を続けています。 利用者と保護者は、仮処分の申し立て却下を不服として高松高裁に即時抗告するとともに、5月中を目途に民事訴訟を起こすことを決めました。(契約解除された利用者の母親/藤田美代子さん[69])「どうして親たちが、年いってきた親たちが後見人になってまで弁護士を立てて、申し立てをしなければならないんですか。高松市は親に代わってなぜ法人と戦ってくれないのですか。今回なぜここまでやるかと言えば、このような法人の一方的なやり方を許してしまっては、今後の障害者の安定した生活は望めないと思う」[KSB]【特集】突然の契約解除から7カ月…障害者支援施設の利用継続求め利用者ら提訴へ「なぜ親が裁判所に申し立てなければいけないのか」これほどまで報道されていても、一向に自治体が動かないのも、なんともやるせないですね。障がい者どころか市民全体の今後の暮らしが不安に陥りそうですね。☄にほんブログ村にほんブログ村