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2013.08.03
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カテゴリ:自閉症関連

 

 

 ジャーナリスト・永井多恵子 

『夜中に犬に起こった奇妙な事件』

 

 

■自閉症者の優れた面を知る

 

 現在日本では、

自閉症と認められる人が100万人前後いる、といわれている。

 

主に、対人関係でのコミュニケーション能力が難しく、

その原因には未解明なことが多いためか、誤解を生むことも多い。

 

 著者のマーク・ハッドンはイギリスで

子供向けの作品を創作している作家で、

自閉症者と一緒に働いた経験から本書が生まれた。

 

この本を素材にして創作された

ロンドン・ナショナルシアターの舞台作品が今年4月、

最高賞のオリヴィエ賞を受けた。

 

自閉症者がどのような思考回路を持つか、

また、その数字に対する天才的なひらめきなど、

演劇を通じて多くの人々の目を開かせ、感動を与えたのだ。

 

 主人公の少年は

夜中に隣家の犬が庭仕事で使う道具で殺されているのを見た。

 

そして誰が殺したのかを知りたいと思ったところから話は始まる。

彼の思考方法は例えば以下のようだ。

 

 警官「きみは誰があの犬を殺したのか知っているかね?」

 少年「いいえ」

 警官「きみはほんとうのことを言っているのか?」

 少年「はい、僕はいつもほんとうのことを言います」

 少年は嘘はつかない。

それは正直だからというわけではなく、

少年には嘘をつくことができないのだ。

少年は小説が嫌いだ。

なぜかというと小説には実際に起こらなかったこと

=嘘が書いてある、

だから不安でこわくなる。

 少年はものごとがきちんと秩序だっているのが好きだ。

得意なのは数学。

問題を解くのは難しくても最後には明快な答えがある。

そしてコンピューターが好きだ。

来月には数学の上級試験を受けることになっている。

 「明快な答え」を求めようと少年はついに犯人にたどりつくが、

それは彼が予想もし得なかった事実だった。

そして彼は試験に最高得点で合格する。

子供向けの本だが、

自閉症者の特異な思考と同時に優れた面を知ることができる。

(マーク・ハッドン著、小尾芙佐訳/早川書房・1785円)

 

【プロフィル】永井多恵子 ながい・たえこ 

NHK解説主幹を経て平成17~20年、NHK副会長。

現在、せたがや文化財団理事長。[産経ニュース]

 

 


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永井多恵子さん

 

 

真実は一つと単純明快な答えが出ると、

偽りのない真実は一つなので、

回りくどい解き方や嘯きには不甲斐ないというよりは、

そういう思考と辿れないのが、

息子を育てていても感じたものです。

 

自閉症を、

ちょっと遠巻きに読んでみるにも興味深い作品ですね。

ふと気がつくと、86万アクセス越えております。

いつもご訪問にコメント恐れ入ります。☆彡

 

 

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Last updated  2013.08.05 18:51:21
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