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北条を訪ねた後は、列車で粟生に戻るとちょうどJRや神戸電鉄の列車に接続するように仕組まれていました。神戸電鉄の列車で三木に向かいました。
レールの幅はJR在来線と同じらしく、車両の幅も狭く貧相な感じでオシャレな神戸には不釣合いというのが第一印象でした。 零細私鉄特有の木製架線柱がいい味出してます。それにしてもビックリするような急な下り坂があったりして、アップダウンが激しい路線でした。 粟生~三木間は時間帯が悪かったらしく客はほとんどゼロに近いようで、列車の前面に貼り付いて撮影などして過ごしました。 三木で下車。駅から橋を渡ればすぐにこの旧街道の入り口です。道はいそいそとカーブして古い歴史を感じさせます。 三木は大工道具などの金物が伝統産業らしく、この付近の古い金物屋さんの屋根には何とノコギリ看板が。よく造り酒屋が杉玉をこういうところに吊るしていますよね。 湯の山街道を前進。ちょうどこの付近には三木城跡があり、戦国期は羽柴秀吉による三木攻めが行われたことは有名です。秀吉は農民ですから武士のように戦術の指揮をとることは苦手だったのでしょうか。肝心の軍師、竹中半兵衛は病気で虫の息だし、出世の亡者の秀吉は正面切って戦うのを避けて確実な兵糧攻めを行ったそうです。しかし、城は容易に落ちず、1年以上も本当によく耐えたものだと感心します。 湯の山とは有馬温泉のことで、この三木攻めの際に秀吉の命で有馬に達する街道が整備されたようです。 重厚な西日本らしい建物です。 神戸電鉄の恵比須駅まで歩きましたが、地方私鉄の駅間は短くて三木駅から30分も掛かりませんでした。ちょうど加古川線の厄神駅行きのバスがいたので乗りこみました。 バスは三木鉄道の三木駅にも立ち寄りましたが、駅は解体中のように見えました。文化財として保存されたらうれしいのですが。 バスは三木鉄道沿いを進んで行きました。三木鉄道の路盤には勾配の標識(赤丸の中)も残っていました。引き抜いて持ち帰ったらドロボー扱いされますかね?(←されるでしょうね) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.10 22:35:25
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