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これも数年前の写真ですが、中国山地の奥まった谷あいの鉱山街、吹屋を旅したときのものです。
富士駅から特急サンライズに乗り、米子下車。この時はレール&レンタカーキップを使い、一日目は米子の駅レンタカーで、根雨、吹屋、勝山、そして大山を巡ってきました。 サンライズは伯備線内の新見にも停車しますが、新見にはレンタカーがないので米子まで行くというわけです。 レンタカーはファミリアで、パナソニックの一番安いポータブルCDナビ付でした。SSクラスのレンタカーではおなじみのアイテムですが、6時になると自動で昼画面、夜画面が切り替わるので、なかなかすぐれものでした。 吹屋への道は部分的にかなり狭く、交通量も少ないのですが、旧街道のようないわくありげな感じもしました。吹屋には広いタダPがありますが、新見行きらしい路線バスも待機していました。 さて、Pから街並みらしい方向に歩いて行くと、いきなりこの街並みが出現しました。 吹屋という地名は、元々はタタラ製鉄と関係があると考えられているようですが、銅やベンガラの産地として栄えたそうです。街並みの建物も赤っぽいベンガラ色です。 吹屋訪問は以前からのあこがれで、交通不便のためずいぶん後回しになってしまいました。お金を掛けても見に来る価値のある、素晴らしい街並みでした。古い街並みの宝庫の岡山県でも、倉敷と同等くらいの見ごたえがありました。 街並みは妻入り平入りが同居しています。妻入りは新潟の出雲崎みたいな雪の多い場所はそのようにせざるを得ませんが、それ以外はおよそ施主の好みみたいなものでしょう。 現在も住民は居るようですし、立派な郵便局もありました。この街並みの通りは結構狭くて、クルマが来ると危なっかしいです。観光客が少なかったのは残念でしたが、写真撮影には有難い限り。 谷あいの取り残されたような場所で、かなり寂れた江戸~明治期の鉱山集落という風景は強烈です。中国山地一帯はまだまだ判らないことが多く、今後も大きな発見が沢山あることでしょう。 集落の外れから見た風景です。吹屋ではかなり長居したため計画がおじゃんに。大山の紅葉を見て米子に戻り、宿に泊まりました。翌日は出雲市に移動して駅レンタカーを借りると、ニッポンレンタカーのクルマをまた貸ししているようで、ボロいフィットでした。ファミリアに比べるとフィットは軽トラに乗っているようなセコさでしたが、さすがに燃費はよく、リッター22キロ程度でした。私は現在は新型フィットに乗ってますが、旧型よりも完成度が低いようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.02 16:52:38
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