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あま野球日記@大学野球

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2007.07.22
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テーマ:高校野球(3603)
カテゴリ:高校野球
埼玉高校野球4回戦、埼玉栄高-新座総合高。

1回表、埼玉栄高の攻撃。

1番打者・白崎浩之(2年)が打席に入る前、新座総合の投手は
7球の投球練習をしていた。まるでやる気がなさそう・・・と
いうか、相手が優勝候補の埼玉栄ゆえ弱気になっているのか・・・。
いずれにせよ「この試合の勝負は見えた!」と、ボクはその時
思った。

昨日からこれまで計3試合を見た。だが、どれもコールドゲームで
今度こそは接戦の試合を見たいと思っていた。

隣接する市営球場では、川越東高-所沢商高が行われている。
本当は、そちらに行きたかった。そっちのほうが接戦になりそう
だったから。でも、移動するのも面倒なので埼玉栄戦を見ていた。

だから、新座総合高の投手を見て、自分の判断にメチャメチャ後悔した。

ところが---。
プレーボールがかかった途端、新座総合高の投手は別の顔を見せた。


その投手とは窪田飛翔(3年)。
次から次へと直球を繰り出す。それが、また速い。
百戦錬磨の埼玉栄の打者、完全に振り遅れているシーンが目立つ。

隣に座ったオッサン、
「こりゃ、いい試合になりそうだ」と、そうつぶやいた。

新座総 000 000 000 =0
埼玉栄 000 003 00×=3

埼玉栄はエースの天城翔(3年)。
なかなか得点をとれそうにない新座総合。負けないためには、窪田
は相手に1点もやらないことが最低条件のように思えた。

たまに投げる変化球を狙い撃ちされて、ピンチを招くこともあったが
どうにか抑え続けていた。だが、厚い雲から夏の日差しが差し始めた
6回、ついに埼玉栄打線につかまる。

先頭打者の二塁打を皮切りに一死一・三塁のピンチを迎える。
そこで野選、右前打、スクイズ・・・などの攻めで、あっという間に
3点を奪われてしまう。

でも窪田、失点したのはこの時だけだった。
もう一歩で「大金星」を逃してしまった。

埼玉栄打線を相手に、
9イニング、118球、被安打6、失点3は立派。
そもそも、あまり期待していなかった対戦カード。思わぬ熱戦の展開
にボクは満足した。

試合終了後、窪田は一番左端に遠慮がちに整列し、一塁スタンドに
挨拶をしていた。その後、悔しがるでもなく、涙を流すわけでもなく
淡々とベンチに引き揚げた。

その姿は、まるでいつもの練習が終わって、
「腹も減ったし、そろそろ家に帰るかぁ」てな感じに見えた。
最後まで飄々とした、面白い選手だった。

この投手、大学か社会人で再び見ることができるのだろうか。



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Last updated  2007.07.22 17:52:12
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