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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国旅行
<補足4>に続きます。
>【広州駅の切符売り場】 >ここもすごい人。 >どの窓口も長蛇の列。 北京も大概だったけど、ここもすごい。 皆大きな荷物持って、肌が黒くて。 ホコリっぽくて、汚れているのもあるんだろうな。 ぶつかっても何も言わない。 こっちがぶつかっても、何も言われない。 失礼どうこうの前に、 周りに全く関心がないようだ。 かと言って「冷たい」とも違う。 ただ、 感情が見えない。 無表情。 >列に並び、2時間は待ったでしょうか。 >窓口の様子が見えるくらいまで来た時、 >隣の閉まっていた窓口が急に開きました。 >その途端、 >横から、ものすごい人がなだれ込んできて、 >私の腹部が、人波と、列を分ける鉄の棒の間に、挟まれました。 今まで無表情で並んでいた人達が、 窓口が開いた途端、目を見開いて、突進してきて。 こちらは避(よ)けてくれるだろうと思っていたら、 全く眼中にもない様子で、挟まれてしまいました。 >「ギャーーーーーー! >救命ロ阿~(助けて~)!死ぬ~!」 >大声で叫んだら >人民達が一瞬引いた(!) >そのスキに脱出しました。 挟まれた時には、まだ誰か「いけない」と出してくれるだろう、 なんて思っていたのです。 しかし皆が見ているのは前の窓口のみ。 誰も私に目もくれず、 人波はどんどん多くなって… 私も息も出来ない状態になっていって… 友人も気付いていない。 その時、初めて 誰もアテにできない! と分かり。 そして、恥ずかしいもへったくれもなく、 大声で「死ぬ~!」と叫びました。 すると一瞬、周りが全部ズザッと引いたんです。 「何だコイツは、頭おかしいのか?」 というような表情で私を見ながら。 頭おかしいと思うなら、勝手に思え! と抜け出しました。 「死ぬかと思ったよ~…」 思わずつぶやきましたが、 そんな私を同行の友人以外、誰も見もしない状態に 怒りを感じるうんぬんより、 こういう所なんだ… と受け止めました。 >切符は避けたかった「無座(自由席)」しかなく、 >でも「何とかなるだろう」と購入。 窓口まで順番が回ってきた時には、 友人が 「到杭州、硬臥2張!(杭州まで、普通寝台2枚!)」 と声を張り上げて叫んで、 「没有!(ない)」 と返され、 「硬座!(普通指定席!)」 「没有!(ない)」 友人 「硬座も、ないって~。どうする?」 私 「どうしよ~。」 職員 「・・・あ?(どうすんの?って感じで)」 後ろに並んでいる人達も、どんどん背中を押してくるし(痛いって)、 横から入って来ようとするし… 友人 「要2張!(2枚要る!)」 職員 「……(手元で何かしている)」 ポンッと投げられた切符は、 「無座」 友人 「…(考)…広州発だから何とかなるよ。 とにかく早く、この街出たい」 私 「そうやね」 と購入しました。 周りに気押されて、また職員の有無を言わさぬ態度に 買わざるを得ないような情況でもありました。 この後、発車まで、まだ時間があって。 外の広場でボーッと待っていたら、 雨がシトシト降り出してきて。 駅舎の軒下で雨宿りをしていました。 多分、午前11時過ぎで、食べ物のいいニオイもしていたんだけど、 この時点で二人共、疲れきってしまって。 食事もせず、話もせず、 ボーッと雨空を見ながら時間を過ごしていました。 <補足5>【壱】広州-杭州 列車旅の思い出 につづく。 ←よろしくお願いします(別窓) ←こちらも是非(別窓) ←これも、いいでしょうか?(別窓) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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