最近、80後（1980年代生まれの中国人）との
接触が増えている・・・
中国も世代交代って事ですね。
前回は、深センに在住の北方出身80後を
ご紹介しました。
今回は、浙江省の80後を・・・
この80後は金持ち
という予備知識。
何でも工場を経営していたお父さんが
50そこそこで癌で亡くなったそうで
一人息子が跡を継いだ。
中国は相続税がない（らしい）ので
お父さんの財産は、そのまま息子が引き継いだ。
いわゆる「富二代（金持ちの二代目）」
とは言え
浙江省の金持ち・・・
私のイメージでは浙江省の工場は
ローカル色強い。
最近、開けてきているとはいえ
上海や北京に比べると、まだまだだし・・・
電話では何度もやり取りしてるけど
結構訛ってるし
人物は果たして・・・
そして初対面。
身長175くらい
色の浅黒い引き締まった体格の若者が。
自然な笑顔で爽やかに「ニーハオ」
そして握手。
今どきの若者らしいオシャレTシャツとジーンズ。
「え？え？あなたがジェームスなの？」
浙江省80後は、英語を話すので
イングリッシュネームがある。
なのでジェームス。
実物が想像と随分違ったので面食らった。
もっと垢抜けない感じの子を想像していた（汗）
浙江省80後の車は、大きなベンツだった。
恐らく私も初めて乗るくらい大きいタイプ。
（小ベンツは何度かある）
「わ、大きいベンツ！」
思わず声を上げた私にも
Tシャツとジーンズの80後は
特に何の反応もせず車に乗り込んだ。
実は彼の車ではなく、自分の車を友人に
かしているので暫時、交換しているそうだ。
中国人はよくあるけど
この辺が大らかというか。
車中の会話は。
いつ来たの？
大阪から、どのくらい？
・・・など、全くなく。
「ご飯食べに行きましょう」
と言った後、黙って運転。
「車が多いですね」
等と、こちらが話を振ると
「ああ、今日は近くでイベントがあるらしいから」
と受け答えはする。
「今日は割と涼しいですよね」
「そうですね・・・台風の影響かな。
昨日は暑かったですよ」
こんな調子で、
例のような質問攻めは全くなく。
世間話ばかりで
夕食の場所へ向かった。
彼は緊張しているとか
何を話していいか分からないとか
そんなではない。
気遣いに慣れていない
自然体な子なんだな、と感じた。
この感覚は、
日本人の若者の感覚に近い・・・か。
でも、あまりにも会話が弾まずに。
いつもと違って調子くるうな～
どうしたものか（困）
思っていた時に、気づいた。
彼は、私よりかなり若いよね・・。
質問をして会話を盛り上げるのは
あ、私の方って事か・・・！？
私も世代交代してたんですね・・・
つづく。
