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2021.11.23
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カテゴリ:政治・経済
ようやくの辞職表明だが、これをもって良しとする声はまるで聞こえてこない。会見で語られた辞職、その理由が「身内の安全が危ぶまれる」「仕事をしたくともさせてもらえない理不尽」これでは、当然であろう。
 免許停止期間中であるにも関わらず車両を運転し交通事故を惹起、その上現場からの逃走を図った、これだけ見ても一般的な感覚とは随分かけ離れているように見えるが、発覚後に党から除名されると直ちに1人会派を立ち上げ議員職にしがみつく姿勢を見せたかと思えば体調不良を主張し一切出席することなく報酬を受け取り続けた。寄付をしたと本人は主張しているが、その証拠を出すことは出来ないらしい。通常に考えれば、実際のところは寄付などしてはいないのだろう。そうでなければ、議員職にあれほどの醜態を晒してしがみつく理由がちょっと思いつかない。
 本気で「仕事をしていく」つもりであれば早々に議会に出席をすればよかった。遅くとも辞職勧告が出る前であれば、仮に他の都議会議員が出席拒否をした場合であっても木下被告の主張する「理不尽」なる言葉の響きは、もう少し違って聞こえたかもしれず、本件騒動全体を見ても、実際の結果とは異なる風向きにできる可能性も少しはあった。悪手に悪手を重ね、最後まで恥と醜さを上塗りしての辞職会見となった。
 風向きと言えば、今の都知事は風向きを操ることに長けた政治家であると言える。希望の党の騒動然り、先日の衆議院選挙前の国政復帰の気配等、周囲を見渡し、風を読み、その必要性があれば自ら風を起こす。邪推すれば、国政復帰を匂わせてみたものの自民党にそれほど強い風も吹いておらず、頼りの二階前幹事長は完全に没落、そして新規の国政政党も決して良好な感触とは言えなかったものだからファーストの会は早々に切り捨てられた。小池都知事は病気を理由に潜伏し、次の風を探る。無論、最終的な目的は国政復帰、さらには女性首相への道であろう。そんな中で自らも応援をした木下被告の事件が発生した。これをどう処理するか……おそらく知事は思案したはずだ。まずは自民党の繰り上げ当選を防ぐために3ヶ月は逃げ続けさせる。そして、然るべきタイミングで辞職させる。辞職については木下被告とは打ち合わせはしていなかったかもしれないが、何らかの示唆はあったのではないか。自らの指示をするタイミングで辞職をすれば何らかの救済を検討する……これほどに露骨であったとは思わないが、常に自らに吹く風を敏感に判断する小池知事が木下被告の問題について完全にその手綱を離すとは到底思えない。無論、何もかもが小池知事の思惑通りに運んだとは思わないが、「知事の説得により辞職不可避と判断」したあたりはいかにも臭いものを感じる。
 木下被告の辞職と小池都知事の暗躍、未だ木下被告への逆風はやむ気配を見せない状況であるから、密約めいたものがあろうがなかろうが、おそらく結果としては小池知事は木下被告への何らの救済もしないだろう。辞職する木下被告は本件刑事処分が決着後にどのような動きをとることができるのか。迷惑系ユーチューバーのように、悪名は無名に勝るとばかり、NHK党に誘われて参院選に出馬でもするのだろうか。

 いずれにしても木下被告にはいつかの号泣会見議員のように、議員の醜聞がある時に例として引き摺り出される以上の役目はもう無いと見るべきであろう。





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最終更新日  2021.11.23 10:53:48
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