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カテゴリ:読書・ま行
走れ、「速く」ではなく「強く」。目指すは箱根駅伝。 君だったのか、俺が探していたのは。走るために生まれながら、走ることから見放されかけていた清瀬と蔵原。二人は無謀にも陸上とは無縁だった八人と「箱根」に挑む。走ることの意味と真の“強さ”を求めて……。超ストレートな大型青春小説。 お薦め度 ★★★★ 感動 青春 友情 『風が強く吹いている』読み終わりました! この前は自転車ロードレースの話を読んだばかり。 今回は駅伝と言う、チームワーク重視のスポーツ小説を続けて 読んでしまいました。(^_^;) でも、こちらの小説の方がより純粋なスポーツ小説です!! 本の厚さがちょっと気になりますが…駅伝は最低でも10人!! その10人それぞれにスポットを当てていたら、そのくらいの 長編小説になってしまっても「致しかたが無いかな?」と思います。 でも。表紙イラストが凄い良いですね~♪ ちゃんと駅伝のコースの地図を現し、各区間のランナーが描かれて良い感じ。 東農大学の大根踊りならぬ「キャベツ踊り!?」が笑える~★ 見開きのページ。ハイジに散歩に連れられて行く、ニラの首に ちゃんとウンチ袋ぶら下ってて…こちらも爆笑しました。 駅伝初心者ばかりでありながらも、果敢に箱根を目指すハイジさん。 カッコいいですね!!人望もあるし、人を扱うのがホント上手い!! あれだけ個性的な面々を統一するんだから、ほんとに監督に向いてる! 本人も足を故障する前はかなりのランナーで、今回は足を治し、 箱根のランナーを勤めちゃうんだから…超人です!! 走(かける)は。ハイジさんに会う事が無かったら、再び陸上の 表舞台に立とうとはしなかったんでしょうね…。 「早いタイム、成績が全て」という辛い陸上の世界から離脱、 陸上とは無縁のはずの寛政大へ進学したわけですが。 ハイジとの出会い、箱根を目指す羽目になる始まりがどうであれ、 陸上(駅伝)の世界に再び立ててよかったです!! 最後に。酷評を一つ。 ハイジや走が、駅伝強豪校と一緒に走れるかなりのランナーだとしても。 駅伝初心者の面々で、箱根出場を決めちゃうなんて…ありえませんよ~!! 私のダンナの出身大・法政なんですが。 毎年シードぎりぎりの順位なので、予選会によく参加してますが… そんなに箱根は甘くないです!! (主な登場人物) 蔵原 走 寛政大1年。高校時代有名ランナーだが、現在は陸上界から離脱。 清瀬灰二 寛政大4年。足の故障で陸上離脱。竹青荘の住人と共に今回箱根を目指す。 城 太郎 寛政大1年。双子兄。「ジョータ」。 城 次郎 寛政大1年。双子弟。「ジョージ」。高校時、二人はサッカー部。 ムサ・カマラ 寛政大2年。国費留学生の黒人。陸上の経験はない。 平田彰宏 寛政大3年。「ニコチャン先輩」ヘビースモーカー。高校時陸上部。 岩倉雪彦 寛政大4年。「ユキ」。既に司法試験に合格している頭脳派。 坂口洋平 寛政大4年。「キング」。 無類のクイズ番組好き。 杉山高志 寛政大3年。「神童」。 部の広報請け負う。 柏崎 茜 寛政大2年。「王子」。 美形な面持ちの漫画オタク。 勝田葉菜子 寛政大1年。八百屋の一人娘。双子に好意を抱くマネージャー。 榊 浩介 東京体育大1年。走の高校時チームメイト。今は走を恨んでいる。 藤岡一真 箱根の王者・六道大4年。キャプテン。清瀬の高校時チームメイト。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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