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2009.01.25
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ピンツ

先週は多くの人と出会って元気パワーをいただきました。出会いに感謝です。

月曜にまずはデイトナ永田編集長に初対面。若いけどもしっかりした情熱の
ある方で、彼同様にますますデイトナ誌も盛り上がる予感です。自動車雑誌
編集が長くクルマについても詳しい方。

火曜日はスズキ副代理店大会にてスズキ修会長&社長のお話。今や人生100
年。80才なんてまだまだですよといわんばかりの元気さに日本は定年を75
才ぐらいでちょうどいいのではないか?という感じのパワーオーラ(単なる
オーラではなく力のあるバージョンです。先ほど私が命名(笑))が出てい
ました。

そして休日に久々に尋ねた仙石原のカフェジュリアではNAVI編集長の加藤
哲也さんに偶然お会いしました。

実は昨年末に弊社スタッフの川村くんが、私の机の上に置いてある缶ジュー
スのオマケチョロQをみておもったのか、あるいは京商さんのミニカーシリ
ーズ@大人買いしたため、家に持ち帰れないシリーズ(しかも展示ケース付
き)をみて思ったのか?いきなり休憩時間に

「しゃちょう・・・、チョロQ・・・いりますか?」というので

「ん?どんな?チョロQ?」とやや反応がうすいモードでしたが

「えっと・・CGカーグラフィック誌40周年記念の・・・」と言った瞬間!

をお!あれか!欲しい!くれくれ!

といきなりクレクレタコラに大変身!


彼からいただいたチョロQは実は大変な貴重品で、しかもチョロQにして
は価格も高額でイタ雑(イタリア自動車雑貨店)が四谷に店舗を移動する
前のお店の時に一度販売しているところを観たのを最後に、その後はもう
見かけることがなかったレアモノ。
躊躇して買わなかった事を後悔していましたが、それがある日突然もらえ
るとは!心のどこかで欲しいなあと思っていたのでこれもやってきたのか
もしれませんな。うれしい!

チョロQ

開けてみると小林彰太郎さんと加藤哲也さんのサイン入り。これはお宝で
す。サインをした加藤さん自身もワンセットしか手元にないとの事。

ところでどうして川村くんがそれを持っていたかといえば読者プレゼント
に応募したら当たったとの事。貴重なチョロQをくれた川村くんにはもち
ろんポケットマネーで、ランチをお礼にごちそうしました。
その時に近い将来会えるかな?と感じたのであります。

一週間に2人も有名雑誌の編集長に会ったなあ~と思っていたら今度はフ
ォーバイフォーマガジン誌初代編集長にしてCCV誌を長年発行してきた四
輪駆動車系ジャーナリストの大御所石川さんとタミヤ模型のボックスアー
トで我々40代前後の人間形成にかなりの影響を与えたであろうイラストレ
ーターあるいは絵師である佐藤元信さんがアピオにやってきました。
まずはピンツの下回りなんぞを撮影。

ピンツハブリダクション

毎年夏に入間で行われているジープの機能美展で何度も見たことがある
ピンツガウアーですが、あらためてアピオの駐車場で観るとなんだかとて
も新鮮です。光り物がほとんどない中にあってよほど精度が高いのかミラ
ーボールのように輝くナックルボールとハブリダクションがよくわかる画
像。ピンツガウアーだけで一晩(いや1週間ぐらいはいけそう?)語り尽
くせそうな予感のするお二方ですがひとまず社長室にあがっていただきま
した。

佐藤さん

写真左・CCV石川さん、写真右佐藤さん
今発売されているタミヤの1/35ジープは下絵を佐藤さんが描き、仕上げは
別の方が描いたとの事。わたしら世代@40才オーバーのおっさんが小学生
時代にラットパトロールを観ながら興奮して買ったタミヤの当時のあのジー
プのボックスアートは佐藤さん画。原画ではもう少しヘッドライト回りのお
にぎり型をもっと強調していたのになあ~という会話の風景。
 ちなみに手前に置いてあるのは、こんな画伯、巨匠を前にお恥ずかしなが
ら以前スーパースージーに連載していたこんなジムニー欲しいの私のスケッ
チと原稿。
 偶然ですが、部屋に飾ってあるジムニーのイラストと稲妻フェスティバル
ポスターの原画はイラストレーターGAOさんの画。ちなみにGAOさんも若
い頃Jeepにぞっこん。ジープセンターでGPWかMBか忘れましたが手に入
れて乗っていたそうです。この場にいれば盛り上がったでしょうね。


どんな会話をしたのか思い出せないほど話題は多岐にわたりその多岐な話題
がそれぞれ滝からあふれんばかりに流れ落ちるように語られる数々のお話は
それぞれが生の現場や技術者にお会いして聞いた実話や体験談こそ。
 このまま私だけが聞き流していいのだろうか?日本の産業技術の為に録画
して皆さんにこの方々の情報を伝授せねば!ついでにDVD化して楽天で販売
(オイオイ売るなよ!笑。もちろんジョークでっせ念のため)したくなるほ
ど面白話がてんこ盛りでした。

私が元シャープのID(インダストリアルデザイナー)だった事を知るとまず
はデザインの話から盛り上がりました。
私が佐藤さんにタミヤの箱絵を描いている画材はなにかとお尋ねすると昔は
ガッシュ(不透明水彩絵の具)だった事。そしてリキテックス等のアクリル
絵の具が登場してそれに移行した話やそれぞれの画材の長所や短所など。
さらにはパステルやマーカーの違い、それぞれの長所や溝引きの話などデザ
インの話もどんどんと深まって、最後は金峰堂というところの面相筆の話ま
で出て実に深い。家電の話からクルマの話、四駆の話。そしてなんと言って
も圧巻はJeepの話。フォード社GPWとウィリスMBの違いやフレーム構造
ヘッドライト回りのプレスラインの話から各部の詳細。必然と自然と調和し
た設計の妙などをフォーバイフォーマガジン社さんが創刊20周年を記念して
発行したJeep FORD GPWを持ち出すとさらに熱気がこもった部屋になり
私もはじめてヘエ~な話はかなりいろいろありました。

そこからは航空機話題、特に私の好きなシュナイダートロフィーレースの
時代の話からはじまって、三菱重工の熱い情熱的な技術者の話や堀越技師
の話、船の話、潜水艦の話から重巡、高雄の海外で遠征話や城郭の話、ヘ
リコプターの話からシコルスキーシーキングのウインチはラムゼイ?等な
んでそこまでというところまで話がどんどんディープになっていくのは聞
いていて実に圧巻。

再び絵の話に戻って、先日亡くなったばかりのアンドリュー・ワイエスの話
など逗子でハーレーのWLAに乗る友人宅にも以前この石川さんとタミヤの
WLAミニタリーポリスセットの箱絵も描かれた佐藤さんの来訪は彼も興奮
しながら私に報告くれたことありますが実にこういう世界が好きなものに
とっては貴重なお話や情報の宝庫。
冗談抜きでこの会話を映像化して残してほしいほど充実のお二人のトーク
でありました。

ところでいろいろググルとボックスアートはすでに世間で認知されている
様子で言われてみれば昨年のホビーショー会場でも、小松崎茂氏のボック
スアートが展示されていました。



小松崎茂と昭和の絵師たち復刻版

驚いたのはジグソーパズルで、タミヤボックスアートが商品化されている事↓



 【30%OFF】 300ピース 乗り物/その他「ドイツ重戦車タイガー I型(後期生産型)」

もっと驚いたのはニンテンドーDSのソフトでこんなものまで↓



新品♪DSソフト こころが目覚める 男たちの塗り絵DS~タミヤボックスアート~


思うにボックスアートが気になるのは当時子供でそれぞれの絵を食い入るよう
に観ていた年代。あるいはタミヤのキングタイガーが高すぎて手が出なかった
世代だとかってに想像。お金をためている段階でガマンしきれず1/144のキング
タイガーを買ってしまったり。その後、プラモ程度なら買える頃にはプラモは
買えるが製作時間がなくインアクションの洋書を英語の勉強だと称して買ったり
あるいはデザインに使うからとオリンポスのピースコンとコンプレッサーと水抜
きフィルターまで導入したりした挙げ句にマイクロデカールまで買いあさりとう
とう口先はたつがロクに製作できず展示会には1/72のP-40ウォーホークが1機
のみというありさまのまさに、ツンドクモデラーを地で行くような少年期のトラ
ウマが、ボックスアートだけなら作らねば!というような脅迫観念に囚われるこ
となく心はアート♪ということで自分で納得できるからかも?などという非常に
リアルなディティールに細かい推論が思い浮かんだ次第。

え?実話ではないのか?あくまでも想像の域ですが(笑)
ということで早朝は筆ならぬタイプが進みますなあ。





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Last updated  2009.01.25 05:09:34



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