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カテゴリ:アピオ河野社長のコラム
先日、日経新聞の記事で、納豆好きにはお馴染みの発酵学者、小泉武夫さんのコラム「食あれば楽あり」を読んでいたら、昔は正月が2回あって子供の頃は特に旧正月(今年は2月14日)の餅つきが楽しみだったと書いてあった。
わたしは日本が旧暦の正月を行事として行っていたのは遙か彼方の昔だと思い込んでいたが最近まで両方餅つきをしていた地域があったことに驚いた。年賀状で、新春だの迎春だのと春という漢字にほど違和感を感じるが旧暦の正月であれば納得できる。 最近なにかと世界経済の中でも中心に躍り出た感のある中国だが、春節になるとあらゆる企業が休みとなる。日本も元来旧暦だった。旧暦だと言葉や季節を表現する単語と季節感がぴったりと一致する。漢字の文化圏である日本なので当然といえば当然だが、正月休みぐらいは旧暦の正月に合わせれば日本古来の伝統行事ともうまくリンクするし、今では日本でも元旦早々から営業しているビジネスも増えてしまってかつてのような正月らしいのんびりとした休日の風景も静けさもなくなった昨今、ここらで旧暦で行事と正月休みを変更しますと世界にむけて発言するというのはどうでしょう?(←誰にむかって言っているのか自分でもやや不明) 話はかわって、一昨日の日経新聞夕刊では、電気自動車EUが新戦略、充電機器の規格統一や電池開発で官民連携との見出し。すでに米国と中国が電気自動車関連の規格標準化で連携しているそうなので日本もケータイ電話電話戦略@ガラパゴス諸島の二の舞にならないようにしないとなんだかまずい予感。 今では見かけなくなったオーディオカセットテープのいわゆるCカセは確かオランダフィリップス社が自社の特許を公開して世界標準にしたおかげで普及した。メーカーの競争原理は必要だが世界標準にならない中途半端は規格は最終的にはユーザーのそしてそのツケはメーカーに回ってくる。CO2削減が世界の課題ならば、ことEVの規格に関してはなんとしても世界の首脳が集まって揃えるのがシンプルな考え方だし、冷蔵庫や洗濯機ならば海外へ持ち出して使うことはないがクルマの場合は移動する道具。世界中どこへ行ってもクルマが動くのはガソリンという世界標準の共通の燃料があるからで(オクタン価はかなり国によってバラツキみたいですが)これが行く先々で異なる規格で充電できません。なんてことになると不便。世界的に普及する前の今こそ将来を見据えて世界標準にしなくちゃいけない時期なんじゃないかと納豆をかき混ぜながら考えた夜でした。 ちなみに今夜の納豆は、今年の静岡県産新タマネギを贅沢に使用した超ウマっ!な納豆でした。 いや~納豆最高!ビバ納豆です。 前記の小泉武夫さんの著書はこちら↓ 納豆の快楽 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.24 11:00:28
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