北の大地を走る北海道4DAYS最終章。いやブログなので最終章というタイトルはおおげさかもしれませんが、日々の濃い4日間の最終日はまさに最終章とよべる１日でした。

　先月も書きましたが、今年ほどいろいろな意味で｢一期一会｣を意識したことはありません。あの時が最後だったという会話。そして笑顔。感動的な風景。
　例えばこの北海道。1980年代は毎年のように通った北海道。5月も8月も年二回も当時の愛車ホンダXRで走りまくった北海道に今年ジムニーで20年ぶりに訪れることができたというのは実に感慨深いものがありました。

いつもそこに広がっている風景は日常であればあるほどはかなくも崩れることがあり、１人きままに夏を堪能していたあの頃の北海道も、このまま永遠に夏は北海道へオートバイで訪れて米を炊いて、テントを貼って林道を思う存分走れるだけでもうこれ以上の幸せはないとまで思い込んでいた私も、その後時はあっという間に20年の歳月が過ぎ去りました。

北海道４DAYSが終了した翌日には締め切りの関係で北海道で撮影を行うことになった雑誌社の編集長と北海道談義をしていたらやはりその方も20年以上前にはこの美瑛周辺も愛車セローで走り回ったとの話でした。やはりこの日本、当時のミツバチ族と呼ばれた今や40代のおっさんが再び元気よくバイクで走り回るぐらいでないといろいろな意味でだめなのかもしれません。


その視点からみると遠くは沖縄や九州からもこの北海道４DAYSに元気よく走り回っている姿をみると日本もまだまだいける！と元気になるのでした。


ラリー部門で総合優勝した村田選手の走り


村田選手のヘルメット


画像は走り終えたKTMを駆るライダー。KTMは昔から有名ですがこんなにあふれるほどは見なかったバイクです。また日本のオートバイメーカーもそろそろ気合いいれて80年代のような熱いオートバイを再びバンバン造って欲しいですね。

ところで風景以外にもいろいろな方とも出会いました。

初日はJCJ北海道支部の本田さんが応援にきてくれて、最終日は同じく北海道支部でサムライ乗りの方がこのラリークロス会場にわざわざかけつけてくれました。北海道でもまだまだ元気にサムライが走り回っているんですね。


　わたしの名前を呼ぶ声が聞こえたのでふりかえるとなつかしい顔がありました。ハーレー仲間で10年ぐらい前に蕎麦を食べにツーリングに行っていた友人のまた氏。
　彼は当時関東に住んでいたのですが、就職先勤務地が札幌に決まり、10年ぶりに再会しました。それにしても未だにわたしの事を覚えていて、しかもアピログも欠かさず観ていてくれたそうで、この度北海道にやってくることを聞いて訪ねてくれました。うれしい再会でジムニーに興味があるとの事。ちなみに当時のハーレーも元気らしく、クルマはキャデラックのワゴンと典型的なアメリカン好きな彼でした。


最終日はお昼すぎに芦別に戻ってきたので、お腹も空いていて通りがかりのラーメン屋に。お店一押しのメニューが芦別名物ガタタンラーメンとの事で下の画像がそのガタタンラーメン。ナビの森光が注文したものを対面からパチリと撮影。

わたしは塩ラーメンを食べたのですがこれまた凄い美味しかったです。

帰宅してからなにげなくツーリングマップルの北海道版を観ていたらなんとカラーページにこの宝来軒のガタタンラーメンがわざわざ紹介されているではないですか！。いやはや入って正解のお店でした。


こうして長かった北海道４DAYS2010が無事終了。みなさん楽しい満面の笑顔です。来年のことはわかりませんが、また機会があればぜひ参加したいラリーイベントでした。SSERスタッフの皆様おつかれさまでした。そしてA-TEC北日本自動車大学校の皆さん。芦別市の皆さん、北海道の大地に感謝。