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テーマ:ジムニー大好き!(1623)
カテゴリ:アピオ河野社長のコラム
今日は父の十三回忌の法事で倉敷に帰省している。
お坊さんの予約の関係で友引が確実という事で 今日がその友引だ。 帰宅時にガーミンを忘れたが iPhoneのアプリでのナビが充実なので一安心だ。 いや地元なのでそもそも カーナビなんて不要なのだが たまにカーナビやケータイを忘れると なんだかとても不安になる気がするのは いかにそうした電子機器に翻弄されているかの証だろう。 数年前までケータイ電話は所有しない!と 何人かの友人がケータイ利用しない宣言をしていたが 今はどうしているのだろう。 先日の三好礼子さんの講演でも時々登場した「鳥瞰図」 この数年、私が尤も大切なキーワードではないかと思う言葉だ。 特にパリダカの菅原さんはじめ、周囲のラリーストの お話を聴いたり、会話の中でも度々登場する。 ラリーストは特にこの鳥瞰図のように 鳥の視点で自分の位置をとらえる能力が高い人々だ。 ラリーストばかりではなく 先日ある方と話をしているとサーキットを走る人も 速い人は本能的に、いま走っているコーナーの位置を 実際の視点とは別に同時に鳥瞰視線でとらえていると話していた。 ラリーの話に戻れば、パリダカの鉄人菅原義正さんは ラリーの前の予習、そして終わった後の復習が凄いと以前 SSERの山田さんが語っていた。 今日走るコースの全容、そしてラリー全体の行程のおおまかな全容が まさに鳥の目線で人間グーグルアースのように頭に入っているに違いない。 ダカールラリーで渡されるルート図にはコマ図の他に高低差や 路面状況がおおまかにわかる図も渡されているので地形も予測して走る。 弊社会長の尾上も、おおよそ今はどのあたりを走っていて これからどんな地形になるかを想像しながら走っているという。 ダカールラリーでトップクラスのライダーたちは 特にこの鳥の目線での方向感覚が 遠く何百キロも飛ぶ渡り鳥のようにもの凄いGPSを 本能的に所有しているに違いない。 ロングツーリングに出かけるとこの方向感覚や 野生のカンのようなものが日々研ぎすまされていくのを 感じるように、意識して鍛えればある程度この能力は 高まる気がする。 この鳥の目線で俯瞰する能力 すなわちこの「鳥瞰力」こそが これからの時代、あらゆるステージで 人生というロングステージのラリーを完走する力となり、 自分の位置を見失わないことが、不安を払拭し ゴールにむけて人生を楽しむことにつながる。 道は無限に広がり、どのルートを選ぶかもすべて自分で 決めればいい。正解な道はない。 ある人は快適な道、ある人はわざと荒れた過酷だけど 楽しい道を選ぶかもしれない。 ジムニー乗りは恐らく荒れていても楽しい道を選ぶ人が 多いに違いない。 画像は2010年ラリーモンゴリア ヘリの機内から私が撮影した広大なモンゴルの大地 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.17 06:03:40
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