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カテゴリ

2009.11.03
XML
カテゴリ:きのこ


9月19日から始まった
自然史博物館のきのこのヒミツ展も
今日で千秋楽を向かえ、閉幕しました。
みなさま お疲れ様でした。
名残惜しいなか きのこフレンドとも会い
最後まで楽しませていただきました♪



ラストの公開セミナーは本来なら
前半の菌類生態学講座の 菌類植物編
「 菌根を通してみた森林生態系 」 「 菌従属栄養植物とは」
のところで聴くとよかったかもしれない。
ラストに聴くよりオープニングで聴いたほうが
展示内容の理解がより出来たかと思います。

それはさておき、
日本菌学会西日本支部会 公開講演会は
テーマ『 森林(もり)におけるきのこの役割 』では大阪府立香里丘高校 下野さんの
京都市七条大宮にある復元型ビオトープ (1996年設立)
「 いのちの森 」
ビオトープいのちの森の菌類相における菌根菌
というもので、

そのいのちの森では設立から13年間
地上に発生したきのこ 
発生種数の変遷 菌根菌の発生状況を
調査した結果報告。

いのちの森ビオトープでは
きのこ239種類発生して そのうちの菌根菌は78種類
設立5~6年目あたりがもっとも発生ピークで
2004年以降その後ピーク時の7割の発生率で、
通年おなじものもあったが、新種類も毎年出現してるそうです。
京都に行ったら一度このビオトープ
見に行ってみようと思います。


鳥取大学付属菌類遺伝資源研究センター教授 
岩瀬さんの
「 森林生態系維持機構における菌根共生の意義 」
つまり 菌根菌の働きとのその菌根菌の周りネットワーク
はどうなっていてるか・・みたいなこと。

菌根菌は 生きてる樹木の根に菌根を作ってその木と共生
あるいは寄生生活をして養分を摂るもの
マツタケ ベニタケ類 フウセンタケ類  テングタケ類・・


植物の栄養獲得方法では
無葉緑素・非光合成の菌従属栄養植物は
「 栄養源、特に炭素源を自らの光合成に依存ずることなく、
共生した生活を送るように進化した植物群 」
ラン科植物に多いそう。

例えば 幽霊草ってよくよばれている
ギンリョウソウ

ギンリョウソウ
ギンリョウソウ posted by (C)yamanao999


腐生植物とされているが誤記述で
共生した菌類に依存した生活で
菌類から一方的に栄養をもらうだけで
菌にとっては何の得もない

菌根菌の菌糸ネットワークで繋がっていて養分をもらうことで
共生関係ができている。

ギンリョウソウ(銀竜草)の周りには
ルスラ・ベニタケ・などが見られる。

コナラとキンランも共生していて
養分をコナラの菌根菌の菌糸からもらっている、
菌糸ネットワークができている。
ルスラ・ トウメンテラなど。



光合成植物の場合、ブドウ糖など30%?多く
菌に養分を与えている。

などなど、
きのこ狩りに行ってしろを見つけたり
狙いのきのこ (マツタケなんか)を採りにいくとき
これはちょっとヒントになったかもしれません。
マツタケの菌根ネットワークが生きているところでは
まだまだマツタケも採れる。かと。。。。




スライドでは
菌根の種類や 菌根菌の写真など見せていただきました。
きのこのような森の分解者がいて
森林の生態が成り立ついうお話は
きのこについてわかり易い初級講座といえましょう。


約2ヶ月近くつづいたきのこのヒミツ展も
これで一旦終わり。
いつの間にか残暑から晩秋になり
昨日から急激な寒さでびっくり。。

華やかな祭典・・
お祭りのあとの寂しさみたいなものはありますが、
開催していただいてよかったぁぁ
今季まれに見るきのこ不作年といわれ
きのこの名優の姿が少ないことで
いまいちきのこ狩り気分でなくなり
インドアに徹しました。

おかげでたくさんのきのこフレンドにも会えたし、
菌輪が広がったような感じ。
菌類学講座は
全講演聴講皆勤とはいきませんでしたが1日欠席だけ
いろいろきのこのヒミツを探れたし
とっても良い体験になりました。



最後今日の来場者数が1000人超えたそうで
特に今日は駆け込みも多かったかもしれませんが
千秋楽。ちょっと感動でした。



きのこ展の展示内を重箱の隅をつつくと
後半になってさらに標本が増えたこと
ところどころいっぱい、いっぱいで
これはきっと隙間埋めたい病だ、
隙間がなくなるくらい埋め尽くしたなぁぁ、、
生きのこもよくそろったなぁぁ
若干もうちょっと写真がほしかったかな・・とか


これ以上つつくときりがないので最後に
ダイジェストで見納めです。

このあとの
後片付け大変やなぁぁ・・・



きのこのヒミツ1 オープニング
オープニング
胞子が風に乗っかって飛んでいく・・・・



きのこのヒミツ


きのこのヒミツ4


北海道のベニテングタケ
北海道の帯広産ベニテングタケ


きのこ展集う



八ヶ岳のきのこ
生きのこ展示


きのこのヒミツ

カエンタケ
火炎茸注意!


ササクレヒトヨタケ



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最終更新日  2013.07.03 18:26:53
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