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カテゴリ:(完結)南関東低山つなぎの旅
2008年09月27日(土)曇時々晴 08:35JR内房線和田浦駅着、観光案内所の女性がハイキングコースマップをくれる。夜の間にぐっと気温が下がって秋らしい日和、前回の続きを歩き始める。 しばらく内房線沿いを進んでから山道にはいる。ひと登りで池と東屋のある小園地「抱湖園」。積もった枯枝と蜘蛛の巣を見ると、手入れされていない感じ。展望の利かない尾根を経て、いったん川筋まで下る。 09:25「はなその広場」、炊事場とトイレが設置され野営場になっている。ここが烏場山まで続く尾根道「花婿コース」の起点。メインコースで人気のある「花嫁街道」は、西隣の尾根道で烏場山につながる。 長者川を5分ほど遡った谷間に、落差15mの「黒滝」がある。たいした川ではない割りに、それなりに見栄えのする滝。脇に組まれたジャングルジムのような木製階段を上がった後、尾根まで急登する。尾根道は標高200m前後でアップダウンを繰り返す。 最近誰も歩いていないと見え、とにかく蜘蛛の巣がひどい。手頃な枝を拾って払いながら進むが、足元のほうに注意が向いていると蜘蛛の巣に突っ込んでしまう。蜘蛛の巣に突っ込んでもケガはしないけれど、足元に注意しないとケガをする。注意すべき優先順位は、やはり足元が上なのである。蜘蛛の巣にまみれて歩く。 10:45烏場山(267m)、乾いた秋風が心地いい。岩崎元朗の「新百名山」だから誰か来ていると思ったが、誰もいない。南房総の山歩きは冬がシーズンだからだろう。頂上から眺められる視界の広さは、確かに葉が落ちてからのほうがよさそうだ。 下りは「花嫁街道」。「駒返し」でメインルートと反対方向に折れると、蜘蛛の巣が一層ひどくなる。3体の馬頭観音がひっそり佇む「サジキ塚」を経て、人跡薄い山道を急降下。11:40五十蔵口で車道に出る。登り口を示す道標はあるものの、車道から遠くて見えにくいうえ、雑草がルートを覆い隠している。こちらから登り口を見つけるのは至難の業だろう。パンと紅茶で昼食休憩。 のどかな山里をつなぐ田舎道を北へ向かう。県道89号線に「水田大臣生誕の地」と書かれた看板、通り道なので立ち寄ってみる。萱葺屋根の豊農屋敷は「旧水田家住宅」として無料で公開され、ひと休みするのに打って付け。 嶺岡林道を歩いているとき、背後で何かの気配を感じて振り向く・・・タヌキ!?、と思いきや野良犬。物欲しげだが、あいにく食べ物の持ち合わせはない。国道410号線を経て、13:30長狭街道・県道34号線で今日の終点・松尾寺に到着する。 15分ほどのヒッチハイクで、二十歳くらいの女の子2人が乗る軽自動車に拾われる。14:15JR内房線保田駅、ジャストタイミング、14:21発の電車で帰途に就く。 和田浦駅→松尾寺:17.8km お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.30 11:18:11
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