/// 温泉力3 日本一の全戸配湯の温泉地 ///
湯村温泉のある新温泉町には、他に「七釜温泉」「浜坂温泉」の2つの温泉地があります。その内「湯村温泉」「浜坂温泉」の両温泉は、全国的にも珍しい各家庭配湯を行っています。 「浜坂温泉」は昭和53年に道路消雪用の水の確保をしている最中に掘り当てた温泉で、深度200メートル、湧出温度は74.5度、豊富な湯量により旅館・民宿ばかりでなく、町内800戸の家庭にも配湯されており、配湯戸数は日本一である。 一方『湯村温泉』の総湯量は1分間に2.300リットル。(なんと1分で牛乳パックが2.300個も並ぶのと同じなのです。)その豊富な温泉は昭和46年から各家庭に配湯を行い、63年には循環方式(60~65℃で送湯)にしました。現在の世帯数は479戸で配湯加入戸数は505戸と各家庭以外にも警察派出所寮・役場温泉支所・健康福祉施設などの行政施設や幼・保施設、小学校、中学校などの学校施設、銀行や病院、各旅館の社員寮、ペット温泉施設などにも配湯されています。 温泉は無色透明・無臭のため、町内の理・美容院では温泉で洗髪をし、うどん屋さんでは温泉でうどんをゆがいています。温泉の料金は1トン160円と水道料金並で、各家庭のお風呂は勿論、台所・洗濯場・洗面に至るまで配管がされていて利用されています。朝シャワーで体を洗い、冬は温泉で顔を洗い、寒いとき小学生は温泉で雑巾がけをする、湯村では蛇口をひねれば温泉が出るというは当たりまえなのです。