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本の虫の読書ノート

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2024.03.06
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カテゴリ:小説
宇佐美まことさんの「月の光の届く距離」を読みました。


月の光の届く距離 [ 宇佐美まこと ]

望まない妊娠をしてしまった真面目な高校生の美優。
相手の男に告げたら、及び腰で逃げてしまいます。

大切な娘の妊娠に激怒した父親には、堕胎することを拒否した娘を
怒りのあまり家から追い出してしまいます。

途方にくれた美優は、気が付くとフラフラとビルの屋上に立っていました。
そこで偶然出会った児童保護の人に助けられて、
とりあえず奥多摩のゲストハウスに身を寄せることになりました。

そこには深刻な事情を抱えた子供たちが暮らしていました。
堕胎するには遅すぎた美優は、お腹の子は産む決意をします。

ゲストハウス「グリーンゲイブルズ」を営んでいる明良と華南子、
二人には惹かれあいながら結婚できない事情がありました。

美優の出産まで、彼女の成長と両親との和解までの1年間を描きながら、
明良と華南子が苦しみを乗り越えて選んだ家族としての暮らしの物語。

生まれた子は里子に出して、また学ぶことを選んだ美優。

子供を産んでも育児放棄をしたり、虐待したり、揚句殺したりする親。
ニュースを見る度に何故そんなむごいことをするのか?と思う。

血の繋がりだけが家族ではない、縁あって家族になった、
こんなに優しい思いが持てる人っていいな~と思い乍読みました。


こちら↓の作品も家族をテーマにした作品です。









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Last updated  2024.03.06 04:38:46
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