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本の虫の読書ノート

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2024.03.29
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カテゴリ:小説
ほしおさなえさんの「金継ぎの家」を読みました。
「金継ぎ」とは、割れた器を漆で修復することです。



祖母と暮らす高校2年生の真緒は、進路に悩んでいた。
母と父は真緒が3歳の時に離婚して、母は今は単身赴任中。

祖母の千絵は、割れた器を修復する「金継ぎ」の仕事をしていた。
春休み、真緒は祖母の「金継ぎ」の手伝いをすることになった。

割れたところに漆を入れて、そして仕上げに金とか銀、
器の色に合わせて違う色を入れたり、
真緒はしだいに「金継ぎ」という仕事に魅せられてしまう。

金継ぎから漆の世界へ日本の伝統文化の奥の深さを背景に、
高校生の真緒の進路の悩み、女が働くということ等が、
年代が違っても興味深く、頷くことが多い作品でした。

金継ぎの家 あたたかなしずくたち/ほしおさなえ【1000円以上送料無料】


ほしおさなえさんは、1964年東京都生まれ。
1995年、「影をめくるとき」で群像新人文学賞
小説部門優秀賞を受賞しています。

他には活版印刷を題材にした「活版印刷三日月堂」、
古民家と養蚕の世界を描いた「菓子屋横丁月光荘」、
和紙の新しいあり方を巡る「紙屋ふじさき記念館」、
日本の古からの文化を下敷きにしたシリーズがある。



↓ほしおさなえさんの新刊「まぼろしを織る」
草木染や藍で染めた糸で織る染色家の祖母と娘、その孫たち。
それぞれが織る布に込める思いを模索しながらもたどり着く。



まぼろしを織る【電子書籍】[ ほしおさなえ ]





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Last updated  2024.03.29 06:18:47
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