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カテゴリ:株式投資
今日は日経平均16000円の攻防から切り返してきましたが、
新興は喉元過ぎれば、になるでしょうか。 先日、経営戦略考で「売上構成比」の話があり、 (2006年2月22日 通巻1506号 売上構成比に特徴を見出す) その中で関西地盤のスーパー、イズミヤが取り上げられていました。 「衣料品は大手では売上構成比が10%程度にとどまるが、 イズミヤの場合、売上の約20%を占める。 衣料品の粗利益率は食料品を10ポイント上回り、 衣料品の構成比が高まれば、当然、全体としての利益率も高くなる。 その要因は、田舎でなく都市近郊立地、婦人より子供・紳士服重視。」 東証1部に上場しており、私の幼い頃からの馴染みのスーパーで、 今でも母親はよく使っています。 私は2002年初めにミニ株で買い始め、 商品券の株主優待があり、以前は配当利回りもよかったので、 2003年からは3000株を保有していましたが、 昨年の高騰で全て手放しました。 買った理由は、株主優待と配当利回りもありますが、 業績回復が大きかったです。 2001年2月期の大幅赤字から様々な施策を行い、 2004年2月期に8期ぶりの増収増益になりました。 改革が一段落して、大きな業績の伸びが期待できにくくなり、 昨年11月、筆頭株主だったサン・インベストメントが、 1/3程度にまで持ち分を減らしたので、私も利確しました。 当時は、部門別売上高は公表されておらず、 2006年2月期の中間決算から参考資料で分かるようになりました。 (2006年2月期 中間決算参考資料(PDF形式40KB)) これによると、
一方、イオンの2006年2月期 中間決算参考資料を見てみると、 (2006年2月期 中間決算参考資料(PDF形式231KB))
イオンもこの切り口は2006年2月期の中間決算から出しています。 ちなみにイオンは経費明細も出していますね。 たしかに、衣料品の粗利率は他の部門より10%程高いですが、 これを見る限りでは、イオンも衣料品の売上構成比が20%以上あります。 イトーヨーカ堂(セブン&アイ・ホールディングス)は、 事業の種類別、所在地別セグメントしか見つけられませんでした。 しかしイトーヨーカ堂も構造改革の柱として、 衣料新会社「IYG生活デザイン研究所」の設立し、 その社長に”伝説のバイヤー”福助代表取締役社長の藤巻幸夫氏を 招聘するなど、衣料品を本格的にテコ入れする姿勢を鮮明にしています。 このようなパーツに分解しての定量分析は、 同業他社比較の代名詞とも言えるヤスイノさんが得意とするところですが、 恥ずかしながら、当時はここまで調べようとは思えませんでした。 こういうことの積み重ねが、長期で見たパフォーマンスに 大きな影響を与えるんでしょうね。 さて明日は「人生を謳歌する会」の勉強会に行ってきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/02/24 11:12:41 PM
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