木曜日はお茶のお稽古
木曜日の午後はお茶のお稽古に通っています。土日・祝日も関係なく仕事に追われる反面、平日の好きな時間に好きなことができるのが自営業のいいところですね。茶道の流派は「宗偏流」です。もう20年もやっているのに、全然上達しません(涙)。でもなぜ続いているのかと言うと・・・まず「忙中閑」。忙しい日常の中で、お茶をやっている時間だけはふっと、静かな気持ちになれるんですよ。そして一番のごちそうは、お道具です♪(お菓子じゃないよ!・笑)本日のお道具は・・・軸 「杓底一残水」(紫野・剛山和尚筆)花 墨班椿(ぼくはんつばき)花入 古竹水壺(すいこ=水を入れるもの) 備前火だすき(陶斉作)茶碗 織部焼・くつわ(加藤作助作)棗(なつめ=お茶を入れるもの) 銘・あじさい(秋峰作)茶杓(ちゃしゃく=お茶をすくうもの) 先代家元作蓋置き(ふたおき) 染付軸の言葉は禅語なのですが毎回、ぐっとくるんです。今日の軸の意味は・・・直訳は「ひしゃくの底に残る1滴の水」となりますが、「最後の一滴まで使い切らず、日々余裕を持って生きよ」との和尚様の教えです。耳が痛いですね~。ちなみに「紫野」とは京都大徳寺のことです。お道具は、先生が季節に合わせて毎回あつらえてくださいます。茶杓の銘は、毎回我々生徒が即興でつけるのですが、私は本日「薫風」(くんぷう)としました。とても爽やかな晴天でしたので、「風薫る5月」のイメージで。