ちーちゃんの衣旅住

[仕事（住宅の設計）] カテゴリの記事

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  トークショー＠名古屋、無事終了。

  先日、当ブログでご紹介した通り、名古屋のガーデンフェアで「家と庭のバランスを考える」をテーマにトークショーに出演。講演は何度かした経験はあるのですが、今回のように司会の方との掛け合い形式ははじめて。間合いが合うかな？とちょっと不安もあったのですが、司会の女性が◎何の不安もなく、楽しくトークさせていただけました見本市会場の一角の仮設舞台でのトーク。お客さん集まってくれるかしら～。いやいや、ありがいことに、席はほぼ満杯でした～☆熱心にメモを取る方、話にうなづいてくれる方。聞いてくださる方が一生懸命ですと、こちらも熱が入ります♪少しは皆さんのお役にたてたかしらん。気持ちよく話ができたのも、ひとえに司会の麻生知沙さんのおかげ。感謝、感謝です。彼女のブログもちーちゃんなんですよ！！だから気が合ったのかな。Ｐ．Ｓ．往復の新幹線はグリーン車を手配してくれ、ちょっと先生気分を満喫。忙しくもよい経験のできた一日でした♪♪☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.06.06

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  四街道市役所◎

  お食事中の方はごめんなさい。四街道市役所内のトイレ内で見つけた風景。手づくりのトイレットペーバーホルダーです↓割り箸と包装紙の再利用で作ったホルダー。いいですねぇ。これぞ、エコでしょ。市役所の建物もかなり古いんですが・・でも、お掃除は行き届いています♪♪庁内のあちこには、リサイクルボックスがあり、エコ意識の徹底が感じられます。また、職員の態度もグー。建築課に用事があって行ったのですが、他の市に比べて出色の出来です親切なだけでなく！仕事がはやい。訂正書類の差し替えも「郵送でいいですよ」と言ってくださったし、建築確認申請書というものを出したのですが、何と！5日で下りました！！（まあ、私の書類が完璧だったってことなんですけど？！自画自賛）数年前からこの確認審査は役所の他、民間でも受け付けるようになり、最近では、早い！親切！ということで、民間に出す人が多いのですが・・でも、手数料は4倍くらい民間の方が高いので、私は、だんぜん役所派。最近は、役所の仕事が減ったせい？？か、どこも比較的親切で早いです。でも、四街道市役所は特別だったなァ。もう、お役所仕事！なんて言わせないでね。最近ひどかったのが、ＵＲ都市機構。あそこはひどかった仕事の遅さと言ったら、半端じゃなかったです。いわゆる、今、仕分けの対象となっている独立行政法人のひとつです。ヤル気あんのかそれにしても『四街道』という地名、気になりません？調べてみると予想どおり、４つの街道が交わるから・・この名前。『北・成田、南・千葉、東・東金（とうがね）、西・船橋東京』だそうで。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.06.03

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  トークショー＠名古屋

  今週末、6月4日（金）と5日（土）にエクステリア・ガーデンフェアが開催されるのですが・・（会場は名古屋国際展示場・通称ポートメッセ）くわしくはこちらの写真をクリック↓何故か、ここに講師として呼ばれ・・何故、埼玉の私が呼ばれるの？？人脈があったわけでも何でもなく、ある日突然、一通のメールが。まして、庭の設計を専門でしているわけでもないのに・・・？？名古屋と私の関係と言えば・・・当ブログの人気シリーズ？！『尾張の旅に終わりなし』くらいしかないんだけど・・・まさかねぇ・・これを読んで、なんてことはありえませんねぇ～。まあ一応、話を聞いてみよう・・と連絡をとってみました。確かに、家づくりの際に避けて通れない問題ではあります、庭。庭と一概に言っても、道路から玄関までのアプローチや駐車場、物干のこと・・多岐にわたって事前に検討しておかなければならないことが山積み。ということで、出演させていただくことにしました。住宅設計者の目線から、家と庭の良い関係を探る、をテーマにお話します。女性アナとのトークショー形式です。当ブログを読んでくださっている方の中には、名古屋周辺の方も何人かいらっしゃるようで庭づくりに興味があるようでしたら、是非、いらしてください♪でも、ショーの前には声を掛けないで下さいね！！小心者なので、知っている人がいるとあがっちゃいますオフ会はショーの後ってことで。いずれにしても、聞きに来た人に『なるほど！』言ってもらえるよう、準備万端、気合入ってます♪♪☆☆☆～☆アトリエ３C+U建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.05.31

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  子だくさんの家づくり、ＨＰ更新です～☆

  5月1日の当ブログで竣工写真を撮りに行った話題を書きましたがやっと、ＨＰ完成いたしました(写真をクリックすると開きます）。何せ、ＨＰ作成にはからっきし素人の私が作っていますので見づらい部分も多々あるかとは思いますが・・のぞいてみてください。何故か、子だんさんの家づくりが多いんですよ↓『書庫付！家族図書室のある家　Ｐａｒｔ7』子どもたちに食べさせるだけでも大変そう。そんな家族を応援する住まいできました。兄弟姉妹が多い家族は会話も多く、とても楽しそう♪♪それと、生存競争も激しそうです写真撮影にお邪魔したとき、お菓子をお持ちしたのですが、箱を開けたとたん・・あちこちから、サッと子どもたちの手の出ることの速さと言ったら！！いいですね♪　　子どもはこうでなくっちゃ。☆☆☆～☆アトリエ3Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里本日はメールマガジン第35号配信日です。テーマは『家づくりのイロハ』の『ト』扉の話

  2010.05.28

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  家ができて１年。どんな風に暮らしているかしらん　その２

  先週に引き続き、昨年春に引き渡したお宅へ写真撮影にお邪魔してきました。先週も同じ感想でしたが、私たち住宅設計者が作っているのは、『家』じゃなくてそこに暮らしている『家族の暮らし』なんだなァ～、としみじみ。こちらも先週と同様、『家族図書室のある家』なのですが・・子どもの年齢がまったく違うので、同じ図書室でも使い方が全然違って個性がある。嬉しいですねぇ～。今回のお宅は、４才と１才の子どもたち。写真撮影だから・・とせっかく整理整頓しておいてくださったのですが・・あっと言う間！！に、子どもたちの戦場と化し・・『いいのよ～、図書室だけは散らかしっぱなしOK！』だから撮影後、近くの公園で、カメラマンに家族のスナップ写真を撮ってもらいました♪♪この日は、『iemado』という住宅雑誌の取材もバッティングしてまして・・住む方には、大変お世話をかけてしましましたが、お昼にパエリヤを作ってくださり・・改めて、設計者は建て主さんに生かされているなぁ、感謝です。『iemado』6月号に掲載予定です！また、改めてご紹介させていただきます。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.05.05

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  家ができて１年。どんな風に暮らしているかしらん。

  というわけで、１年前に設計させていただいたお宅にご挨拶と写真撮影を兼ねて、プロのカメラマンを同行してお邪魔してきました。１年ぶりにお会いするので楽しみでもあり、イイ感じで暮らしているかしら？とちょっと不安でもあり・・１年のブランクも何のその！子どもたちが笑顔で迎えてくれました♪♪通常、家の竣工写真と言いますと、出来てすぐ撮ることが多いと思いますが、私は、あえて１年経ってから撮らせてもらうことにしています。１年経って、家族の暮らしぶりがにじみ出る写真を撮らせていただきたいので。一緒に家づくりで関ってきた時間は１年以上。とことん話し合って作った家。しかしながら、主人公はあくまでそこに住む家族です。できた家はその脇役。はたして、名脇役となっているかしら？？だから、ちょっと緊張するんですよ。大根役者になってたらどうしよう・・設計者の力量が問われます。今回のお宅のテーマは『書庫付！家族図書室のある家』です。図書室くん、想像以上の活躍ぶりでしたそれって、どんなウチ？！近日中にＨＰにアップしますので、お楽しみに～☆カメラマンが撮影している様子↓メインとなるリビングや図書室、外観の写真の他、設計にこだわった細部まで撮ってもらうので、結構時間がかかります。細かなところまで、完璧！に使いこなしてくださっていたので、嬉しかったですね～。設計者冥利につきます。感謝、感謝。だからこの仕事、辞められません。メールマガジン配信中　第31号『家づくりのイロハ』の『ハ』☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ+Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.05.01

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  日曜大工好きなあなたへ裏技公開？！

  木工で何か作ったら、最後の仕上げは塗装ですね？！よく『仕事は段取り８分』などと言いますが、塗装もまさにソレ。塗る前に下地を調整することが、何より大事です。ＯＰ塗装と言って、木目を塗りつぶしてしまうベタ塗りでしたら、適当でＯＫでも！木目を生かして美しく仕上げようと思ったら、下地調整は入念に。お化粧と同じですねぇ～、素顔ほどお手入れ大事！みたいな最低２回、できれば３回ヤスリをかける！が業界の常識。一回目は粗めの紙ヤスリで、だんだんと細かい目の紙ヤスリに替えて木の表面を手で触って、違和感のないところまで丁寧に。接着剤などが隅っこについているので、気をつけてね。ま、ここまでは誰でも知ってますね・・その先の極意を塗装職人に教えてもらいました♪♪塗装が乾いた後、もう一度ヤスリをかけるのだそうです。と言っても、ヤスリ面でかけるのではなく、裏の紙の面でこする。（ヤスリ面でこすると、せっかくの塗装がハゲますからね）紙の面に表面のヤスリの凸凹が伝わり、調度良い具合のこすれになるんです。実際に、素人の私がやってみました。すべすべ～。恐るべし！職人技。何事も『終わり良ければすべて良し』塗装の仕上げがうまくいくと、木工作の出来栄えもグンと上がるでしょうお顔のお手入れも同じように、なにか仕上げの裏ワザないかしらん☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里メールマガジン　高齢者向住宅『バリアフリーな家』のつくり方　配信中

  2010.03.27

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  自宅に暖炉、憧れる？？

  最近、ＤＩＹショップに行くと暖炉の展示をよく見かけますが・・世の中的には流行っているのでしょうか・・？暖炉の火、たしかに癒されますよね～。でも、薪の暖炉、どうやって薪を調達するか（どこに保管するか？）、それが問題だ大量に燃えますからね・・薪を買うのも癪だし・・で、お客さんからたくさん薪をもらっちゃいました～☆と言っても我が家に暖炉があるわけではないので、知り合いの家具屋さんにご紹介。家具屋さんが今年の冬、工場に薪ストーブを取り付けたと聞いていましたので、薪の処分に困っているお客さんとのつなぎ役になりました今どきは、何か物を処分するにもお金のかかる時代。無料で処分できるのでお客さんも喜んでいましたし・・よかった、よかった。４トントラックに薪を積み込んでいるところ↓最終的には、この荷台が一杯にまた、薪の種類もケヤキ材で、燃やすには最高だそうです♪新築設計時にこれまで４軒ほど、暖炉を入れましたが・・毎日使うとなると、さすがに薪というわけにはいかず、灯油の暖炉を入れました。『暖炉ストーブのある家』でご紹介していますが、オシャレで暖かい！と好評です♪暖炉自体はそんなに高価ではないのですが、煙突工事の費用が結構かさみますそれと！！時々、煙突からスズメが侵入！これがホントの鳥の丸焼きてな珍事もおこりますので、悪しからず。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里本日メールマガジン配信日です本日のテーマ『建築コストの話』

  2010.03.12

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  別荘の計画

  別荘地を購入したので建物の計画をしていただきたい、とのありがたいお話。日々生活する住まいと違って、使い勝手がどうのこうの・・部屋が何室で・・といったような具体的なご要望はありません。「何かイイ感じの考えて！」全面的にお任せ！じつは、こういうのが一番難しいんです。それには、まず、現地視察に行かなければ話になりません。設計のヒントを探しに那須高原へ。こういう時、『週末高速代1000円』はありがたいですねぇ～。半分、行楽気分で出かけて来ましたこんな楽しみも設計の仕事の良いところ♪計画地の図面（敷地図と言います）はもらっていたのですが・・・やはり現地を見てナンボですね！那須で最高峰の茶臼岳の姿はどっちの方に見える？んん？！道路と反対側の敷地にはイイ感じの小川が流れているじゃありませんか！！　↓残念ながら、茶臼岳は周りの建物に遮られ、すっきりとした展望は開けません。その代わり！この小川の借景を生かさない手はない！とルンルン気分で現調を修了。ちょうどお昼過ぎ。このまま直帰するのも芸がないなぁ～、と『那須高原アウトレット』へ出張することに？！丁度、ラストバーゲンをやってまして・・・しっかりはまってしまうままだ、別荘の設計契約もらったわけじゃないのに・・先行投資？してしまいましたただ今、机に向かって、設計プランをひねっているところです。別荘ですから、非日常を演出したい。玄関入って正面に小川の借景、デッキテラスで外ごはんの時にも、小川のせせらぎを聞きながら・・浴槽に沈んだら、ここから茶臼岳は見えるはず・・うん、イメージできてきた。ぶつぶつ。本日はメールマガジン配信日ですテーマ『子どもと暮らす家　その３』☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.03.05

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  本日、住宅瑕疵担保責任保険の中間検査に立合い

  1月22日の当ブログでご紹介したとおり昨年10月から住宅瑕疵担保責任保険法が新しく始まりました。工事途中の検査は、基礎の鉄筋検査と、中間の筋かい、金物などの検査↓今日は筋かいチェックが入ったのですが、元々図面は私設計者が書いたもの。その設計図書どおりに施行されているかどうかを見に来るのですが、保険をかけさせて万が一の保険料を支払えというのなら、設計者の書いた図面が構造的に整合性があるのかどうか？まず検討することが順序なのでは？木造以外でしたら、役所で構造計算チェックがありますが、埼玉県の場合、木造２階はノーチェック。（横浜市はチェックあり）もちろん、役所のチェックがなくても、元々きちんと構造の裏づけをもって設計している私のような場合は問題ないですが・・ちょっと偉そうでスミマセンそうでない悪質な業者もいるかもしれません。それが、いわゆる『姉歯問題』ですよね。コストを下げるために構造に手を抜いたのです。まったく！高い保険料を取るなら、ちゃんとやってくれよ、と。結局検査員は、図面どおりに筋交いが入っていなかったことにも気づかず帰って行ったとさP.S.設計通りに筋かいの入っていなかったことに気づいたのは、私、設計者です。現場に入った瞬間、アレ？バランス悪いなと直感。図面を見直し、間違いを確認して、大工さんに直してもらいました。。そもそも間違っていること自体が問題ですが、しかしながら人間誰しもミスはあるもの。そのミスをどう水際で食い止めるか？それが、設計監理者の仕事です。どんな業種でも同じですよね。表面上取り繕っても駄目ってことです。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里本日はメールマガジン配信日です。テーマ：シロアリの話

  2010.02.05

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  本日上棟（じょうとう）

  いわゆる『建前』（たてまえ）というヤツです。今回は喫茶店併用の住宅なのですがだた今、店の中にドンと立つ大黒柱を据え付けているところ↓25センチ径の太い八角形の柱がお店のインテリアとしてどう生かされるか・・楽しみです♪もちろん、２階の床を支える構造の柱としても大事な役目があります。日本の伝統的な家屋の建て方、軸組み工法です。（柱と梁で作られる方法のこと）昨日まで何も無かったところに、朝から柱を建て、その上に梁をのっけて・・・たった一日で屋根（下地）までできてしまう優れた工法です。一日でこんなにできちゃうの？！と感動もの。何時間見ていても飽きません。ただし、まとめて材木が運ばれてきますので、組み立てる前に材料を置く場所の確保も大事↓今回は幸いなことに、隣の空き地を借りることができたのでクレーンも入ることができ工事もラクラクです♪これが都心部の道も狭い、材木の置き場も無い！となると、工事の段取りが大変で、コストもかかってしまいます。クレーンが入れない敷地ですと、すべて手作業で荷揚げですからねぇ～☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里本日はメルマガ配信日ですテーマ『耐震補強も考えた終の棲家のリフォーム』

  2010.01.29

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  建築現場から～基礎工事編

  先週ご紹介した現場の基礎工事は順調に進行中↓ところで、昨年10月より『住宅瑕疵（かし）担保責任保険』の加入が義務化されたのをご存知ですか？それって何？？簡単に言うと、引越し後、建物に不具合が出て手直しが必要な時、この保険で工事代をまかなうことができる、というものです。この保険が無かったこれまでも、施工業者には10年保証の義務というのがあったんですが。今回の保険の目玉は、施工した工務店が倒産した場合でも、工事代金が出るという点です。例の『姉歯事件』の余波でできた法律です。消費者保護、というのが歌い文句です。保険ですから、当然、保険料が発生するわけで、その費用は建築費にのります。直接、家を建てる消費者にかかわる法律なのに、あまり知られていませんね。また、年間数百棟も建てるようなハウスメーカーには保険料が格安で、大手優遇、中小零細工務店つぶしか？！と建築業界では反発も。いったい誰が先導して決めるんでしょうねぇ、こうした法律。しかしながら、我々のように・・・ちょっと偉そうかしら元々、設計・管理、工事ときちんとやっている者には、ホント大きなお世話な法律です。例えば、今回のように地盤が非常に良い土地にも過剰設計が要求されます。通常であれば、基礎の鉄筋10ミリを20センチピッチで入れれば十分なのに、13ミリを15センチピッチで入れろ！と指導あり。過剰に入れてどうする！その分、建築費が上がるってこと、法律作った人はわかっているのでしょうか。消費者保護と言いながら、消費者の立場にたってモノを考えていないまあ、これまでいい加減にやってきた業者さんに対しては効果あるかもしれませんが。当然、この新しい法律のために、新しい財団法人が設立されました。またまた、役人の天下り先の確保かい？！と、腹の立つ建築業界です。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里本日メールマガジン配信日テーマ：緊急特集！住宅版エコポイントの話～リフォーム編

  2010.01.22

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  建築現場は楽しい♪女性の職人活躍中～☆

  男女共同参画、雇用機会均等法、少子高齢化・・・女性の社会進出待ったなし！と言われて久しいですが、そこは保守的な建築業界・・まだまだ、女性の職人さんを見かけることはほとんどありませんしかしながら！！先日始まった現場で、土工を発見↓（すみません、珍しいもの見つけたみたいな言い方で）職業に女性男性の適、不適は無い！というのが持論ですが、こと力仕事に限っては、男性と女性の筋力の体の構造の違いから言って、女性の進出が難しい職業だと思っています。上記の土工さんは、思い土や砂利をねこ（リヤカーみたいなもの）で運ぶのでかなりの力仕事。とっても華奢な可愛らしい女性が黙々とやっていました。頑張れ！さて、写真は、根切りと言って、建物の基礎が打たれる部分の土を掘る工程の後、次にコンクリートの基礎を打つために砕石（さいせき）を入れる地業（ちぎょう）工事中です。根切りされた土の部分を見ると、赤茶色の関東ローム層が確認できます。ここは地盤が良いと判断していたので、地盤調査は入れませんでしたが、予想通りの固い地盤が出てきました。ヨシヨシ。（地盤の詳しい話しはこちらから）基礎工事は後で手直しができないので、設計監理としては一番神経質になる工程です。本日はメールマガジン配信日ですテーマ：マンションリフォーム☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.01.15

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  地鎮祭（じちんさい）とは？

  9月7日に当ブログで模型をご紹介した喫茶店併用住宅がいよいよ着工です。建物を建てる前には、地鎮祭（じちんさい）と言って神様に工事の無事をお祈りします↓ハウスメーカーなどでは、このような儀式は割愛するところもあるようですが、地鎮祭は是非、やりたいですね。というのも、工事関係者が始めて一同に集まる良い機会ですし（ここで建て主と初対面）、何より、『さあ～、これから良い家（建物）を心をこめてつくるぞ！』と気持ちも新たに、身が引き締まる思いがするので、設計者にも無くてはならない時間です。工事関係者が建て主さんの顔を事前に知っておくというのはとても大切なことだと思います。親近感が湧き、『あの人のために頑張ろう』という気持ちになります。また、建て主さんも安心ですよね、どんな人が建物を建ててくれるのかな？と。地鎮祭には、近くの神社の神主さんをお呼びします。通常は建て主さんが呼んでくるのですが、知っている神主さんがいなければ工務店さんが紹介してくれるの心配はありません。敷地に４本の竹の木を立て、しめ縄を張ります。そしてお供えに用意するものは、海のもの（鯛・昆布など）や山のもの（芋、果物など何でもOK）。他には、お米とお塩とお水。そして神主さんへのお礼（初穂料：はつほりょうと言います）。というわけで、たいした費用もかからないので、是非開催されることをオススメします。一生に一度あるかないかの一大事、心をこめてお祈りしたいものです。今回は喫茶店併用ということで、お店の部分があるので、設計者のプレッシャーもいつも以上。繁盛するお店にならなかったら私のせい・・・？！お店ですから、色や照明などにデザイナーの手腕が問われます（緊張）。来年4月末に完成の予定。お楽しみに～☆☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2009.12.17

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  地盤調査に行ってきました

  土地を買って家を建てたい、というお客様から設計相談を受けています。家の形はいかようにでも設計できますが、こと土地の購入となりますと当然のことならがら、「気に入らないから後で変更しよう・・・」と言うわけにもいかず必然的に慎重にならざるを得ませんね。「候補の土地が見つかったのでどんなものか見てほしい」と現地にご一緒しました。選んだ土地は、北側の遊歩道の感じがとても良く、西側は公園で緑も多くて静かな一角です。周りの住宅もなかなか洒落ています。一見して、とても良さそうな土地ですが、なだらかな起伏の多い地域柄緩やかな斜面にひな壇状に区画された土地だということが、少し気になりました。地山（じやま）を削って平らにしたのであれば良いのですが、盛り土をして平らににしたのですと、地盤が軟らかい可能性大なので、『土地を購入する前に、きちんと地盤調査をした方が良いですね』とアドバイス。昨日、その調査をしました↓調査の方法は『スウェーデン式サウンディング工法』と言いまして１００Ｋｇのおもりがどの程度のスピードで沈下していくか、を測ることで地面の硬さを調べるものです。木造２階程度の住宅で多く使われている工法です。費用は４～５万円程度でできますので、心配なようでしたら、調べてみるものもよいでしょう。しかしながら、明らかに地盤が良いと思われる土地ではわざわざお金をかける必要もないかと。こういう時には、自分で穴を掘って関東ローム層（いわゆる赤土）が出てくればＯＫ！簡単に自分でも確認できます。これで役所の申請も通ります！今回は、不安がありましたので、試験をしたというわけです。一生ものの買い物ですから、ここで５万円をかけても惜しくはないですね。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部　千里

  2009.11.19

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  住宅のメンテナンス・外壁塗装編～コンクリート打放シの場合

  10年前に設計させていただいたコンクリート３階建住宅。『カッコイイ住宅に住みたい！』、でも、生活はしやすくねと創った住まいです。外壁はコンクリートの打ち放し仕上げです。コンクリートをそのまま外壁として見せる場合、表面には撥水材と言って防水と汚れ止めを兼ねた透明の塗料を塗ります。世界的に有名な建築家、安藤忠雄氏の建物を思い出していただければよいかと思います。無機質で生活感のないスタイリッシュなイメージがあるせいか、若い人に好まれる仕上げ方ですね。デザイン的に、屋根に庇が無いことも多く、また、透明の塗装なので、どうしても外壁の汚れが目立ちやすくなります。いずれにしても、戸建て住宅の場合、外壁の塗直しの次期は築10～15年といったところでしょうか。塗り壁の場合、どうしても細かいクラック（ひび割れ）が出てしまうのは、避けて通れません。今回も、１ミリ以下の、いわゆるヘアークラックと言われる細かいものが見られました。ですが、全体として大きなクラックはなく、新築時の施工精度が高かったことがわかります。上に塗装をかける前に、まず、高圧洗浄で表面の汚れを落とした後、このクラックの補修をします。これまでは、コンクリートの補修はＶカット方式と言って細いひび割れの穴を埋めるために、わざわざ大きなＶ溝を掘り、そこに穴埋め材を入れる、という方式が長年当たり前のように施工されてきました。ですが今回は、１ミリ以下のほんの細かいクラックしかなかったので、このＶカット方式ではなく、スプレー式の硬化剤を細いクラックに直接吹き付けて埋める、という方法をとることにしました。ですが、この施工方法はまだ新しく、その成果のほどはいかに？吹きつけ直後の現段階では、クラックはまったくわからなくなり、満足の出来なのですが。大きな地震などで、建物が揺れることでクラックは出ますので、今回の補修がどの程度効果的なのか、今後、検証していきたいと思います。この補修の後、こんどは、表面にお化粧をします高圧洗浄だけでは、やはり汚れをすべて落とすことは無理なので、パタパタとおしろいをはたくがごとく、手作業で表面に打ち放しの表情をつけていきます。なんとも、完璧好きな日本人の考えそうなことですね！当然のことながら、この作業には人件費がかかり、全体のコストアップにつながります。ですが、『新築同様の仕上がりになりますよ！」と言われれば、そうかな？ということで、やってもらうことになりました↓（施工前）（施工後）いやぁ～、おみごと！！新築時以上に美しく蘇りました。そして最後に防水と汚れ止めを兼ね、撥水材を塗っておしまい。予定より予算をオーバーしてしまいましたが、愛する我が家だからこそお金をかけるときにはかけよう！という建て主さんの暖かい気持ちが伝わった工事でした♪☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2009.11.02

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  LED照明の話のつづき　耳寄り情報～☆

  昨日のブログで、LED照明展に行って来たとお話しました。そこで気づいた大切なこと、是非、皆さんにお伝えしたく・・・今年になって電球型のLEDが発売になったと、マスコミが盛んに報じています。ソケットの形が同じ（E26）なので、今使っている器具に電球を変えるだけでOK！が売りです。白熱灯電球が１個100円に対し、LEDは40倍の約4000円。でも、電気代は約1/6、寿命が4万時間で約40倍。ということは、電気代分、まるまるLEDの方がお得で、省エネ、エコというわけですね。と、ここまでは良いのですが、LED電球に交換したら・・・『アレ？暗い？！』ということになる可能性大なので、この点だけには気をつけてくださいね。何故こういったことがおきるかと言いますと、それはLED電球の独特の形状にあります↓↑写真を見ていただければわかるとおり、電球の根っこの部分が放熱板に覆われているので光が後ろにまわらない！という特徴があるのです。白熱球にはこのような放熱板がありませんので、光は全方位的的にまわります。ですので、今お使いの照明器具が吊り下げ型のものですと、LED電球では天井や壁上方面に光がまわらず、部屋が暗いと感じることは間違いありません。是非、この点に注意して交換することをオススメします。もっと詳しい情報を知りたい方は、下記メールマガジンからどうぞ↓家づくりに失敗しないために知っておきたいこと☆☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部　千里

  2009.10.31

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  ＬＥＤ照明展ＩＮ横浜・みなとみらい21

  ＬＥＤ照明という単語、最近よく耳にしますね。白熱電球に代わる次世代の光源として、省エネ効果大！ＣＯ２排出量少！と注目です。2012年までには、白熱電球の生産中止せよ？！と国からメーカーに通達が出たとか・・。ついに、白熱電球は無くなってしまうのでしょうか・・・蛍光灯と比べて光熱費が高い！とワルモノにされることの多い白熱灯ですが住宅設計をしている者としては、光の質のインテリア性が高く愛用していますので白熱灯が無くなっては困る・・・！と思っていたのですが・・・ついにしかし、嘆いていても仕方ありません。「次世代型のＬＥＤ照明の正体はいかに？！」と実態を知るべく、展示会に行ってきました。その詳しい話は、本日配信のメールマガジンに書きましたので興味のある方は、下記をクリックしてどうぞ↓（メルマガ第５号）　家づくりに失敗しないために、知っておきたいことさて、展示会場は神奈川県の横浜エリア、桜木町駅前のみなとみらい２１（通称ＭＭ２１）のパシフィコ横浜で開催されました。このあたりの開発はちょうどバブル絶頂期。海を埋め立て、商業施設、オフィスビル、そして住宅街と、複合の開発です↓故丹下健三氏（東京都庁の設計者）が設計した横浜美術館もあります。20年以上も前ですが、前の仕事をしていた時、アルゼンチン領事館がありましたので桜木町駅はよく利用していました。その頃は何もありませんでしたが・・・展示会場までは、ショッピングモールを抜けて行きます↓さすが！バブルの遺産？！建物にお金かかってま～す！まず、通路の巾がかなり広く、非常にゆったりしています（ゆとり・・ですね）。使っている材料も高価なものばかりです。床は御影石ですねぇ・・・やはり、ゆとりのある空間は居心地が良いので、バブルの遺産も悪くないです♪吹き抜けも高くて気持ちが良い。屋根はガラス張り～☆でも、掃除が大変そう・・・と思って外へ出てみると、おじさんたちがガラスの屋根の上で一生懸命お掃除中。腰が痛そうでした（汗）。一方、お客さんはの混み具合は？平日だったせいもあるかもしれませんが、全体的にはパラパラ。でも、有名ショップ、レストランは、おばさまたちで一杯でしたぁ☆☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表岡部千里

  2009.10.30

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  家族図書室のある家

  給湯器の調子が悪いということで、５年ほど前に引き渡したＭさんのお宅へ行って来ました↑先日お邪魔した時は平日だったので、子どもたちには会えず・・・昨日は土曜日、運動会帰りの子どもたちと楽しい時間を過ごしました♪３歳の弟は、家を設計した頃には影も形もなく・・・でももう今は可愛いさかり♪写真のお姉ちゃんは、すっかり大きくなって。たくさん、おしゃべりしてくれました♪家のつくりは、子どもたちと楽しく暮らせるアイデアいっぱいの『家族図書室のある家』。図書室は、子どもたちに大いに気に入られている様子。パパもそこで、ごそごそ何かやってましたぁ♪ダイニングには、新しいテーブルと椅子が入り、こちらは、すっきりと片付いています♪『よしよし、家族図書室の成果はバッチリね！』と設計者は内心、にんまり。なぜ、設計者は喜んでいるのか・・・？それが気になった人は上記ＨＰをご参照下さい！さて、給湯器の方はどうなった？こういう時、設計者は原因の交通整理をすることしかできず、後は、工事を見守るのみ・・・。無力を感じます。結局、決定的な原因は特定できず、１時間ほどで工事は終了。毎日の生活に不具合があるわけではないので、しばらく様子を見ることになりました。ところで、ネット講座というものをご存知ですか？（従来からある通信講座のネット版みたいな感じですか・・・・）先日、メールマガジンを始めたところ、ネット講座の運営会社から講座を開かないか？とお誘いを受け、「まあ、せっかくお声かけいただいたので・・」やってみることにしました。タイトルは『家づくり（こども編）～忙しくても！子どもがいても！散らからない家づくり』です。３０代、４０代の子育て中の働く女性に特化した講座内容となっています。興味のある方、是非、下記バナークリックしてみてください。

  2009.10.18

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  住宅もネットで購入する時代ですか・・・

  ハウスメーカーのエスバイエルがネット住宅販売を始めた、という新聞記事を読み、びっくり家は買うものではなくて、創るもの！と言い続けてきた設計者は時代遅れ？！『家を買う』とはハコを買うことではなく、家を持つ究極の目的とはそこに暮らす人の幸せ（＝居心地の良さ、くつろぎ感）を手に入れるため！ということを、一人でも多くの方に知っていただきたく、メールマガジンを始めたばかりだとう言うのに・・・マールマガジン購読はこちら（毎週金曜日、本日配信です♪）まあ、落ち込んでいても仕方がないので、エスバイエルのＨＰをのぞいて見ました。1000万円で家が建つ！らしいので。一番お安いシリーズのプランはどんなのかしらん？玄関を入って、洗面と浴室以外、ドアが一つも無いというコスト削減徹底ぶりです。（もちろん、子どもスペースや寝室にも扉なし）トイレも１階に一箇所だけです。『なーんだ、コレって我々設計者が前から提唱しているローコスト住宅じゃないですか！』我々設計者が提唱してきたローコスト住宅とは、『安かろう、（品質が）悪かろう』ではなく発想の転換、下地の材料を仕上げに使うとか、上記のように扉をつけないとか・・工夫で建築費を押さえながらも、豊かな暮らしはキープ！というものです。エスバイエルのこのプランですと、床暖房を入れないと、生活の質を保てませんね、間違いなく。音の問題もかなりあるでしょう。ネットで購入する素人の方にそこまで読み取る力があると良いのですが・・・事前にそのデメリットも理解して購入するのなら、まったく問題はないですが、住んでから、『こんなはずじゃなかった』ということにならないよう、願うばかりです。当然、床暖房の費用は別にかかりますし、1000万円というのは本体のみの価格ですからそのほかに、水道の引き込みや排水工事もかかるわけで、結局1300～1400万円くらいになるのでは？なーんだ、このくらいのものでしたら、設計事務所ではいくらでも手掛けてきたレベルです。まあ、ハウスメーカーさんと争う気はまったくありませんが・・・。ローコストの家の打ち合わせほど、時間がかかると言うのに、ネットですかぁ～。まあ、今の時代、何でも安いものが人気ですから、時代の流れなのでしょうね。衣料品もユニクロが一人勝ちのようですし・・・でも、兄が言ってました・・・「ユニクロのポロを着てゴルフに行ったら、同じものを着ている人がいて嫌だった」と。洋服も、昭和３０年代頃までは、オーダーが当たり前だったのが、既製品に凌駕され、今では、ネット販売の勢いが止まらないとか・・・。オーダーの服は、自分の体にあって気やすいし、オンリーワンの良さがあるんですけどね。それに、モノが良いので、長く着られます。でも、若い女の子が言ってました・・「安いから、１シーズンだけ着て、また来年は新し服が買えて良い！」と。でも、家は使い捨て、というわけにはいきませんから。

  2009.10.16

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  我が家ができるまでの工事の軌跡

  今年の春に引き渡したＫさんのお宅の工事（関連記事）の様子が動画になりました♪工事をしてくださった埼玉県蕨市の高梨建設さんが作ってくれたました。感激もひとしおですね。（写真をクリック、You Tubeで見られます）↓これから家を建てようと思っている方には、『家ってどんな風にできていくんだろう？！』と興味津々かと思います。是非、何かの参考にしてみてください。工事現場、楽しいですよぉ♪引渡し後、Ｋさんからは何通か住んでからの感想をいただいています。有難いことです。感謝。高梨建設さんとは、先代のお父様の時代に一度お世話になりました。その後、息子さん（専務）の代になってから、何度か施工をお願いしています。専務はまだ若いのでフットワークが軽く、面倒な仕事も嫌がらずにしてくれるので設計者としてはとても助かりますし、工事見積金額もリーズナブルです。Ｎさんのお宅のホームページはまだ出来ていませんが来春、プロのカメラマン同行で撮影に行った後、アップの予定です～。（いつのことやら）尚、家づくりに関するめるまがも配信中です。興味のある方は是非ご購読ください。家づくりに失敗しないために知っておきたいこと

  2009.10.12

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  家づくりに関するアレコレめるまが始めました！

  お恥ずかしながら・・・下記のテーマでメールマガジン配信をすることになりました♪家づくりに失敗しないために、知っておきたいことこのブログでは、仕事のことは置いといて・・・思いついたことを言いたい放題ですが、メルマガでは『家づくりに役立つミニ知識』に特化して配信します。上記クリックしていただいて、内容を読んでいただき、おもしろそうだなぁ！と思われましたら、是非、ご購読のほどを。まだ未創刊となっていますが、バックナンバーのボタンをクリックしていただきますと原稿２本、読むことができます。一人も購読者がつかなかったらどうしよう・・・ま、仕方ないですね。内容のブラッシュアップあるのみ！家づくりに悩んでいる方々に役に立てるよう、頑張るぞ

  2009.10.06

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  ガーデニング考

  先日、Ｓさんから久しぶりにお電話をいただきました。10年ほど前にＬＤＫと水回りのリフォーム設計をさせていただいたお宅です。10年ぶりの訪問、保育園生だった子どもたちもすっかり大きくなり・・・しかしながらリフォーム部分は引渡時のそのまま、すっきり暮らされていてとっても嬉しかったです♪『痒いところに手が届いている感じで使いやすいですよ。物を増やさないように暮らしています。家に遊びに来る人にも、オシャレね！と言われてうれしいわ～』との温かいお言葉。さて今回は、庭のご相談です。既存の庭は、お父様が残されたもので、和風に凝った庭です↓手入れも行き届き、立派な庭なのですが・・・草取りが大変なので手入れのラクな庭にしたい、とのご要望です。これだけの広さですから、草むしりの大変さがしのばれますね。一概に手入れのラクな庭と言っても、どんなテイストに仕上げるか？が重要です。和風？洋風？　既存の庭は石組みがあったりして、完璧に和風です。ですが、お嬢さんが３人いることもあり、洋風でオシャレな感じにも魅かれるし・・・わかります、その気持ち。でも予算も厳しいこともありますし、既存の樹木は最大限に生かすことにし、和風の中にもちょっと洋のテイストも入れ、若々しい感じに考えましょう！と持ち帰らせていただきました。 そして２週間後、プランを提示↓ 女性が好むやわらかい感じを出したいので、Ｒ（アール＝円形）を２箇所に使いました。最初は一箇所だけＲにしようと絵を描いていたのですが、何だか中途半端。そこで、二箇所にＲを用い、すわりが良くなりました♪リビングに面して張り出したＲの木製のデッキとその先に石張りのＲのスペース。普段、ちょっとしたくつろぎには部屋から直接出られるデッキでノンビリ♪人を集めてガッツリ、バーベキユー！などという時には下へ降りて石張り部分で楽しむ。幸い、ご提案をとても喜んでいただき、ただ今、工事見積り依頼中です。さて、家を新築する時には、必ずついてくるのがガーデニング（外構工事と言います）。ですが、回りを見ていますと、家と外構を別々に考えている方が多いようです。でも、これはとても危険！！なぜなら、家づくりは、道路からのアプローチからすでに始まっているからです。住宅設計者にとって、道路からどうやって玄関にアプローチするかは、とても重要なポイントです。玄関は家の顔ですから。ですが、顔だからと言ってゴテゴテと化粧をして豪華にしなくちゃ！という意味ではありません。毎日疲れて帰ってくる自分をどう優しく迎えてくれるか？が玄関の役割です。アプローチの草木が癒してくれることもあるでしょう、ですから、外構工事はとても重要なのです。新築設計の場合はかならず、外構工事の計画も一緒に合わせてやります（やらない人も多いでので注意！）。最終的には予算が足りず工事は後日、というケースも多々ありますが、絵だけは事前に描いて建物とのバランスを考えておかないと必ず失敗します。春先に引渡したＹさん宅は、予算の出るところまで外構工事をやり、その後、植木屋さんが見事に仕上げてくれた、という好例です。植木屋さんとの打ち合わせに私はまったくノータッチでしたが、ある程度設計の意図がわかるところまで外構工事が終わっていましたので、植木屋さんが設計者の意図を十分理解してくれて、ベストな提案をしてくれました外構工事の事前の設計がいかに大切か！を実感した場面でした。一方、先日知り合いの方から、『家を新築したんだけど、門回りの外構工事のデザインをしてくれないか？』とのご相談があり、さっそく現地にお伺いしました。ところが・・・道路からのアプローチをまったく考えていないので、ご提案のしようがありません結構広い敷地なのですが、道路に面して勝手口や給湯器、エアコンの室外機などがどーんと並び、その横を通って奥の玄関にアプローチ。玄関正面は隣の庭から丸見えで・・。もう少しスペースを取っておいてもらえれば、何かしらしつらえもできたのですが・・・。『玄関回りは和風の坪庭を仕立てて優雅な感じにしたい』との気持ちはわかるのですが・・。新築の場合は、全体をバランスよくまとめられるチャンスです。是非、建物の計画時から外構工事の打ち合わせもお忘れないように。一方、リフォームの場合は、なかなか難しい課題です。今回のＳさんのように、元々あった庭が自分の好みと違う場合も多々あるわけで・・・。全取っ替えする予算があれば良いですが、なかなかそうもいきませんし、また、せっかく根付いている庭木を捨てしまうのも抵抗がありますし・・（状態の良い木は植木屋さんが買ってくれる場合もあります）。私は建物のデザイン設計が主な仕事なので、正直ガーデニングは不得意分野です。しかしながら、このところ庭の相談が増え、そんなことも言ってられないかな？との思いが募る今日この頃です。

  2009.09.28

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  家づくりに関する原稿書き

  建通新聞社さんから頼まれて、住まいに関する原稿を３本書きました。『リフォームの話』『子育て世代へ～散らからない家のつくり方』『二世帯住宅考』「静岡県内で家づくりを考えている人のための建築ナビ」というＨＰなので、何で？埼玉県の私が？とお思いでしょうが・・・。東京勤務だった時に親しくさせていただいた担当者の方が、私を思い出してくれて、原稿依頼をしてくださったというわけ。ありがたいですね。ＨＰは地域に特化しているようですが、私が書かせていただいた『プロから教わる住まいの知識』は、地域に関係なく、家づくりを考えている方には参考になるコラムだと思います。家づくりに興味のある方は是非、ご覧くださいまし。自営業には定年が無いので、60歳を過ぎたら現場から足を洗い！こういった執筆業で食べて生きたいなぁ～と密に思っているですが、今回の原稿料は１本○千円（いただけるだけありがたや～）。これじゃあ、食べていけそうもありませんねぇ～（笑）ブログで文書力を磨き？！原稿料がアップするように頑張ります

  2009.09.21

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  マンションのキッチン換気扇のダクトのお掃除

  『社長の学校』の広報の仕事で、厨房機器の洗浄をやっている（株）カネエイの訪問取材に行って来ました。今回の取材の目玉は（株）カネエイさんが持つ特許技術（上記ＨＰの３にあたる部分）のお話です。マンションの換気ダクトお掃除ツール一式↓マンションにお住まいの方は、ちょっと考えてみてください。キッチンには当然のことながらレンジフードがついていますね。そのレンジのお掃除といえば、コンロ上のグリルをはずして洗いますね。通常はそこまで。でも、レンジフードから吸い込まれた排気の出口はどこだか意識したことありますか？キッチンが外壁に面しているタイプのマンションでしたら問題ありませんが通常、レンジフードから外の排気口まで、天井上を15センチの円筒状のダクトが外壁まで伸びています。その一般的な長さは6～10ｍくらいでしょうか。この長いダクトの中には毎日お料理をした油がこびりついているはず・・。血管中にコレステロールが溜まるように。そこでカネエイさんは、そのダクトの中をカメラ付のホース（内視鏡のようなもの）で中の油の状態を確かめながら、お掃除をしてくれるという優れものを開発しました！住宅設計をする立場でありながら、今までマンションのダクト内の清掃まで思いが及びませんでした。このお掃除はいつでも簡単にお願いできます、しかもたったの1万５千円です。個人的にでも、カネエイさんに連絡すればやってくださるそうです。（ただ、埼玉の会社なので首都圏に限定されるかもしれません・・・特許技術なので他で同じサービスをしているところはありません、悪しからず）尚、マンションの管理組合でまとめて一括でお願いする、ということもできるそうですので、一考の余地があるかもしれません。近いうちにマンションのリフォームを大々的にお考えの方は是非。私も、リフォーム設計の際にカネエイさんに相談してみるつもりです。

  2009.07.16

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  コンクリート住宅の外壁メンテナンス

  このところ、以前設計した家のメンテナンスのご相談が続いています。設計事務所を開業して14年。ちょうど、そんな時期にきているのですね。今回のＭさんのお宅は築9年のコンクリート３階建の住宅。外壁の仕上げはコンクリート打ちっ放しです。一見、外壁には何も塗っていないように見えますが防水と汚れ止めのために撥水材を塗布してあります。↑紹介のＨＰはこちら　http://www.atl3c.com/cn1.htm撥水材の効果が落ち、最近雨汚れが目立ってきました。また屋根やベランダの防水材の劣化も気になるところです。その他にも細々気になるところがある、ということなので業者さんを連れて週末お伺いすることになりました。設計打ち合わせをしていた頃、お兄ちゃんは小学校の低学年。おしゃべりで、とっても愉快な子でした。私の指輪を見て「ボク、そういうデザインの指輪欲しい～」と言っていましたっけ。中学の夏休みの自由研究で、家の模型を作りたい、と作り方を聞きにきたり「さざえさんの家」の設計図を描いたから、変なところがないか見て欲しいとか・・・。その彼ももう大学生。昔に戻っていろいろおしゃべり楽しかったです♪今は、ロボット製作サークルに夢中だそう。子供の頃から作ることが好きだったから。モーターとかＩＣとか材料費が高くてアルバイトが大変・・・という話から「古くなったＰＣやプリンターあるんだけど、要る？」と聞いたら大喜びで。こっちは捨てるの面倒だなぁ、どうしようと思っていたところだし、引き取り先が見つかってよかった、よかった。次回の訪問の時に持って行ってあげよう。お客さんにいただいた、楽しい時間でした♪追伸：いらなくなった機械全般、何かありましたら私までご一報ください。彼につなぎます（笑）。これもエコの一環になるかしらん。

  2009.07.13

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  子ども部屋考

  新築後１１年経って、Ｍさんから連絡があり「子ども部屋をしっかり仕切りたいのですが・・・」とのご相談です。子どもがまだ小さいからと、新築時に大きな子ども部屋を一つ作り将来２部屋に間仕切る、というご要望は結構多いです。実際、そのような形で新築された方も多いのでは？Ｍさんが新築したとき、二人の姉妹は小学校２年生と保育園児。それが今では大学生と高校生です（時のたつのは早いですね～）。もちろん、姉妹の仲が悪いわけではありませんが、何かと秘密の多い？お年頃♪「それでは、予定どおりしっかり間仕切りましょう！」と工事は一日で終了。↓工事中の写真。２つの部屋は４枚の引き戸でゆるく仕切ってありました。その扉の部分（巾約３ｍ）に壁を作るため、写真にあるように下地の木材をたてます。ここで工夫をしたのが、既存の４枚の扉を壁の中に埋めこんだことです。それは何故かと言うと・・・将来的に再び２間続きで使いたい！というご要望からです。その時にまた４枚の扉が必要。それまで扉をしまっておくところが無い！じゃあ、壁の中に埋め込んで保存しておきましょう！というアイデアです。施工後の写真です（ほぼ同じ角度から撮影）↓既存の扉の枠は残ってしまいますが、その枠を逆手に取り、額縁に見立てて額内の新しい壁にポップなデザインの壁紙を大胆に張りました♪２間続きの子ども部屋はこれまで何度も設計しましたが今回のように実際に壁を立てたのは初めてです。新しい壁の間に断熱材を詰め、より防音効果に配慮しました。結果、ほとんどお互いの話し声は聞こえません。わずかな費用とたった１日の工事で、ずいぶん、気分も変わりました♪住む人とともに成長する家、これからもそんな家づくりをしていきたいです。Ｍさんのお宅（家族図書室のある家）のＨＰはこちら↓http://www.atl3c.com/kz1htm.htm

  2009.07.11

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• 住まい110番はじめました

  関東は梅雨本番、うっとうしい日が続きますね。このたび、『住まい110番』をはじめました。（詳しくはＨＰ参照ください→http://www.atl3c.com/110.htm）と言うのも、このところ、住宅設計以前の問題で悩んでいる方が多い、そういったご相談をたて続けにいただいたものですから少しはお役にたてるかと。「家を買う、建てる」という行為は、一生に一度あるかないかです。当然、初めての経験の方が多いわけですから、不動産屋さんなど売買のプロにのせられて？状況を良く理解せずに、また、十分納得もしないうちに（専門的すぎて相手の言っていることがわからない、と言う面もあるでしょう）契約をしてしまう方も多いようです。先日のＭさんからの相談・・・まったくひどい話でした（怒）。土地探しから家作りを始める人にとって行き当たるのが「建築条件付の土地」。「購入する土地に自由設計で家が建ちます！」というのがウリですね。この「自由設計」という言葉の魔力に、建て主のみなさんは「好きな家が建てられる！よしここだ！」となり、不動産屋さんと話を進めていくうち・・いろいろな条件がつき、自由設計とは名ばかりで制限がいろいろあり・・・まだプランも決まっていないのに、建物の金額だけは決まっていて・・（あら不思議）まあここまでは良いのですが、建築条件付の土地は契約をした後でもあっても建物のプランが確定して建物の契約をするまでは、土地の契約破棄ができることになっています。ですがＭさんの場合は、（まだ建物のプランがまったく決まっていない段階で）「今土地と建物セットで契約すれば、お得です。プランはいくらでも変更できますから」と言われ、「お得」という言葉に魅かれ、なんだか釈然としないまま契約したものの、やはりその後の不動産屋さんの対応に疑問続出で、どうしたものか・・・とのご相談でした。先方が契約破棄は認めないと言っているそうで・・。まず驚いてしまうのは、イマイチ納得していないのに土地と建物セットで5000万円という契約をポンとしてしまう感覚です。Ｍさんも「何でそんなことをしてまったのか・・・？」ご自分でもわからないそうです。その場の雰囲気というか、不動産屋さんが恐かった・・・と言っています。なら、なおさら契約なんて・・・と私などは思ってしまいますが。まだ、この話には先があって長くなってしまうので書きませんがＭさんから私にメールでお問い合わせがあったのは「現場の近くの人で、女性の設計者を探して相談したかった・・・」とのことでした。実際お会いすると、とてもしっかりした方で、何故こんな人が、こんなことに？！「設計者なんて身近にいませんし、もっと前に知っていれば事前に相談にできたのに」とおっしゃっていました。何だか、申し訳ない気持ちになってしまいました・・・。そこで、少しでも困っている方のお役にたてれば、と相談のみの業務を始めることにしました（図面は書きません）。電話やメールでのお問い合わせは無料でいたしますが、お会いしてお話を聞く場合には有料とさせていただきました。先日引渡したＫさん（土地を買って建築した）のお話。「確かに不動産屋さんは恐い感じがしました。ウチの場合、○○沿線に特化して土地を探していたので、駅前の不動産屋さんに飛び込みで相談するわけですがたいてい４～５箇所案内してくれますが、まず、条件の悪い土地から紹介し、最後に一番条件の良いところを紹介して、『他に比べていいでしょう?お買い得ですよ』と言われるんです。するとそうかな？という気になっちゃいます。それで、土地を買う前に、設計の岡部さんに土地を一緒に見てもらったんですよね～。また、契約は、会社関係の知り合いの不動産屋さんに仲介してもらったのでその点は、ちょっと安心だったかな～。土地を買うときは、ホント、親身に相談に乗ってくれるプロの人が近くいると助かると思いますよ」とおっしゃっていました。建築条件付の土地に設計した家の実例はこちらにあります↓（上の写真の家）http://www.atl3c.com/kiso2.htm悩んでいる方には参考になるかと思います。

  2009.07.02

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  食器洗い機考

  マンションのキッチン・リフォームで「食器洗い機を是非入れたい！」ということで食器洗い機探検にお客さまのＭさんとショールームに一緒に行ってきました。Ｍさんは海外生活をしたことがあるので、大きな食器洗い機の良さをご存知です。大きなお鍋も一緒にガッツリ洗ってしまえるようなものが欲しいし、日本製のものより汚れ落ちが良い気がする、とのこと。ドイツ製やアメリカ製のものがいいかしら・・・？？！まずは、日本製の食器洗い機を見てみましょう、ということで日本のキッチンメーカーのショールームへ。最近出回っている日本製のものは、引き出すタイプが主流です。（その昔は手前に扉を倒すタイプでした）大きさとしては、45センチと60センチというものがありますが、海外で大きな食器洗い機を使っていたＭさんにとっては、中の容量がかなり小さい印象です。「こんなんじゃ、全然駄目だわ～お鍋なんか洗えっこない・・・」（ため息）扉を手前に倒すタイプは現在キッチンメーカーでは扱っていないそうです。（食器洗い機のメーカーにはあるかもしれませんが・・・）では、とドイツ・ミーレ社のショールームへ。ありました、ありました！扉を手前に倒すタイプ60センチ。「これよ、これ！これならお鍋もばっちり洗えるわ♪」確かに、同じ60センチ巾のものでも中の容量は３倍はありそうな印象です。（↑ドイツ・ミーレ社の食器洗い機）ショールームでの説明によれば、洗う噴霧器が上中下と３箇所に付いているだけでなく噴霧の孔の角度がすべて違っていて、どの方向へも強力な洗浄力を発揮するとのこと。確かに国産のものは茶渋などは落ちにくいですねぇ。と、ここまで説明してきますと、「ミーレ製の方が断然良いわ！」とお思いですか？でもちょっと待ってくださいね（ちなみに、価格は日本製の倍、約30万円強）。基本的に日本の国民性には、食器洗い機は向かないのかもしれません・・・。まず第一に、食器洗い機はドイツで開発されたもので、基本的にお皿を洗うもの。日本食に多用する小鉢や変形の器を洗うのには向きませんし、漆塗りのお椀も洗えません。油ものの洗浄には威力を発揮しますが、ご飯粒には弱い・・・。日本の食器洗い機の使用説明書には、「こびりついたものは軽く洗ってから入れてください」と。（これを解消するためにミスト機能付～浮かせて洗う、という新製品も出ました）また、日本人にはお鍋まで洗う感覚ない、こと。（海外では当たり前）そして、腰をかがめずに使える、床に水こぼれが無い、という理由で引き出しタイプの食器洗い機が市場を席巻した・・・。要は洗うという機能性よりも、使い勝手が優先した日本市場ということですね。ですから、そんなにガッツリ洗えなくてもいいわ～、普段使いのものがさくっと洗えて毎日の家事が楽になれば・・・という多くの方に、日本製が支持されているのでしょう。ですから、食器洗い機を選ぶときには、どんな使い方をしたいのか？良く考えてから選びましょう。お客さまの中には、洗うのは手で丁寧に洗いたいから、乾燥機能だけのものが欲しいという方も意外に多いのですよ。我が家みたいに、少しくらい汚れが落ちなくてもＯＫ！というご家庭には日本製のもので十分。そういう方には、小さめの食器洗い機をオススメしています。小さい方が食器をためずに洗えるので、使い勝手が良いのです。もちろん、お鍋を洗うことは想定していません。

  2009.06.29

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• 自然素材、無垢の家

  設計した鳩ヶ谷のバンビ保育園さんから床材のことでご相談を受け出かけて来ました。子供たちが裸足で気持ちよく過ごせるようにと床には柔らかい杉を使いました。自然の良さをそのまま生かしたいのでワックスも塗っていません。油っけの多い子供たちの足の裏の天然油？でほどよい飴色になることを期待してです。ところが、ところどころにある木の節に→爪などをひっかけて怪我をすることがあるのでどうしましょう？とのご相談です。これまで、住宅では何度も節ありの床材を当たり前のように使ってきました。生まれたばかりの赤ちゃんのいるお宅でも使いましたが、このような事件？！はなかったんです。個人の住宅と保育園では、使い方の荒さが違うのだなぁ～、と実感。実際私も裸足になって歩いてみましたが、節の上を歩いても違和感を感じません。まして、節の小さな溝に爪がひっかかるとは、まったく思われません・・。でも、よちよち歩きの子供たちは、足をひきづって歩くのでひっかかるんですね。また、ハイハイの子供たちは、目線がいつも床。だから、節が気になって、爪を入れて遊んでしまうんですね。床全面につるつるのワックス（ウレタン系）を塗って平滑にするのは簡単ですが、それでは、無垢の床が呼吸をしなくなり、足ざわりの良さも消え、せっかく本物の良さを体感してもらいたいのに、意味がなくなってしまいます。また、保育園の園長さんも、木の良さは生かしたいとおっしゃいます。結局、大きな節で穴が目立つところだけに埋め物をすることに。このように、今流行の「自然素材や無垢材」を使うには、メリット・デメリットの両面があることを知らないと後でトラブルになるので注意が必要です。たとえば壁に「珪藻土」も流行ですが、醤油が飛んだら最後染み込んでしまって拭いても取れません。ビニルクロスのようにはいかないのです。引っかき傷もできやすいですね。いずれ、ヒビも入ってくるでしょう。無垢の床も、梅雨時には木が湿気を含んで膨張して反ってきます。乾燥する冬には、隙間が開きます。床鳴りもあって当たり前。でも、梅雨時のさらさらした足ざわりは気持ちよいですし、冬の触感の暖かさも捨てがたい。また同じ木でも針葉樹（杉、ひのき、さわらなど）と広葉樹（メープル、欅など）では足で踏んだときの弾力性が全然違います（針葉樹の方が断然柔らかい）。ですから小さい子どもがいる家には針葉樹がオススメですが（転んでも痛くない）、柔らかい分、傷がつきやすいんです、当然のことながら・・・。傷なんて気にしないわ～というご家庭にはクレームにならなくても事前にそのことを知らされていなかった建て主さんには大ショック！となりかねません。「自然素材・無垢の家」とイメージばかり先行して、売らんかなの宣伝文句は疑問です。きちんと、その特徴を理解して使ってくださいね。バンビ保育園紹介記事はこちら↓http://plaza.rakuten.co.jp/atl3c/diary/200905010000/

  2009.06.25

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• 住まいのメンテナンス

  今朝は、11年前に設計させていただいたお宅にお伺いしました。というのは、「ＯＭソーラー」（太陽熱で床暖房をするシステム）の調子が時々悪くなる、と建て主さんからご連絡をいただき、故障の原因を特定するために業者さんを連れてお邪魔したのです。怪しい部分をチェックしましたが通常通り動いていることを確認。結局、原因の特定はできずしばらく様子を見てもらうことになりました。実はこのお宅を建ててくれた工務店さんがすでに廃業していて、「ＯＭソーラー」という特殊なシステムのメンテナンスということもあり「さて、どこの業者さんに頼もうか・・・」結局、少し遠方だったのですが、以前別の現場でＯＭを施工していただいた建設会社さんにご足労願うことにしました。「家は建てておしまい！ではなく一生もの」と常々思ってはいますが、改めて、建て主さんとは一生のお付き合いなのだなぁ～と実感。また、常日頃から業者さんとのネットワークを大事にすることも肝要、と設計者の役割の大切さを再認識させていただいた良い機会でした。築10年を過ぎると、機械もの（給湯器、食洗機など）の故障が出始めます。また外部（壁、屋根、樋など）の退化も始まり、そろそろメンテナンスが気になる頃です。マンションでしたら、必ず修繕費積み立てという管理費を月々支払っていますが、戸建の場合、この10年先を見越して積み立てている方は少ないかと思います。ですができれば、月1万円づつでも積み立てておくといざ、というときに急な出費にあわてなくてすみます。また、給湯器などの急な故障の時にどこに頼むか？というのも大きな問題ですね。実は昨年我が家の給湯器を交換したのですが、その時のエピソードをご紹介します。地元最大手のガス会社Ａに見積を依頼。日ごろの仕事でお付き合いのある会社です。まずはどこが悪いか調べにガス会社の人が来ました。が、自分ではわからないので給湯器メーカーの担当者を後日連れてくる、と。（ここでマイナス１点）最初から一緒に来いよ！と言いたい。こっちだって忙しいんだから。数日後、給湯器メーカー担当者が来て交換が決まり、見積を出すと言って帰る。そして見積書が届いたのが３週間後！！しかもポストに投函！（ここでマイナス２点）この３週間の間に一度も連絡なし。そして、その見積書を開いてみると・・・見積り金額が約50万円！（ここでマイナス３点）設計のプロである私に、こんな数字を出してくるなんて！しかも、普段仕事でお付き合いのある私にですよ！（怒）当然、設計者である私は相場というものがわかっています。「我が家のは特殊な給湯器なのでちょっと高め、30万円くらいかな～」と予想していました。あんまり頭にきたので、別のガス会社Ｂ（仕事で付き合い有）に再見積をお願いしました。初回からガス会社の人と給湯器メーカー二人でやって来て◎見積書が出たのが３日後◎　そして金額は25万円でした◎まったく同じ仕様の給湯器がですよ！そして、ガス会社Ａは仕事とともに信頼も失ったのでした・・・一般の方は、大手ガス会社Ａにしてやられているのではないかと、気が気ではない出来事でした。一般の方には、相場価格というのはわかりませんから。

  2009.06.24

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• ホームページに新コーナーつくりました。

  この春に引渡しした横浜のＫさんのところへ最後のご挨拶に行ってきました。引越して約1ヶ月。工事中に（しかも上棟という記念すべき日に！）生まれた長女ちゃんも、とても元気そうで何より。いたずら盛りの長男くんも、やはりマンションより戸建ての方がのびのびできるようで家中走り回っているとのことです　（＾＾）ｖ予算は厳しかったのですが、「南欧風な家が欲しい！」とのご要望がはっきりしていたので、正直、かなり汗はかきましたが（笑）、Ｋさん夫婦と二人三脚で設計監理をすすめることができ、暮らしやすい、お気に入りの家ができました。よかった、よかった。その後、Ｋさんより嬉しいお便りをいただきました。これまでも建物の引渡し後、建て主さんからいろいろなコメントをいただいてきたのですが、ご紹介することはしていませんでした。設計事務所という存在自体、世間にあまり知られていません。「ハウスメーカーなどでは、設計料はタダってところも多いけど？！」「住宅の設計ってどんなことをしてもらえるの？」と疑問に思っている方も多いはず。そこで、今回、少しでも住宅設計の仕事をご理解していただけるようにとＨＰ上に「建て主さんからの声」のコーナーを新設しました↓http://www.atl3c.com/voice1.htm

  2009.06.22

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• 家族図書室のある家　その２

  今日は「書庫付き！家族図書室のある家」をご紹介します。「図書室のある家」シリーズ６作目です。といっても、住宅の設計は住む人が主役ですからこちらの意図でシリーズ化できるはずもなく、自然と「図書室のある家、我が家にも是非」と言っていただき、先日ご紹介した1作目から10年、６つ目の図書室ができました。写真は、キッチンから図書室を見たところです。この右手に食堂があり、そのさらに右手に居間があります。先日もご紹介した通り、図書室は散かしっぱなしＯＫ！のスペース。壁全面に子どもたちの本や学校の道具、工作物などがぎっしり。パソコンコーナーもあり、何やかやといつも散らかってしまいます。ですが、居間からはまったく死角になっていますので、「ここだけは、いつも散らかっていてもいいことにしょう」と思えば家事の精神的負担も軽くなり、また、突然の来客にもあわてることがありません。キッチンで作業しながら、宿題をする3人の子どもたちを見守ることができるのも忙しい共働きの家族にとっては、何よりの贅沢。新しい家ができて、子ども部屋もできたのですが、子どもたちはみんなここで勉強したりおしゃべりするのが好きなようです。図書室というくらいですから、本棚など収納がたくさん必要になります。とすると窓を取ることが難しくなりますので、収納の邪魔にならない正面の高い位置にハイサイド窓をつけました。高い位置の窓は他の家からの視線を気にせず開放的ですし、図書室に安定した明るさをもたらしてくれます。空や雲を見ながら炊事もできて気持ち良いですよ！とおすすめしました。ですが、実際に家が出来上がってみると予想もしなかった不都合なことが・・・。東向きの窓なので、朝日が気持ちよいだろうなぁ～と期待していたところ朝、食事の時に朝日が入りすぎて！まぶしい、という事態に。嬉しい悲鳴のような、でも、朝ごはん食べながら日焼けというのも・・（涙）ということで、ブラインドをつけることになりました。仕事柄書籍が多いこと、子どもたちが本が大好きなことから、写真左手奥に3畳の書庫もつくりました。今年の４月に引っ越されて約2ヶ月。庭の植木も入り、小さな菜園では、トマトも実をつけ始めていました。でもまだリビングのソファがなかったり、これからいろいろ取り揃える楽しみもありそうです。家は一生付き合っていくもの。ゆっくり好みのものをあつらえて。「やはりマンション暮らしと違って、土が近いせいか一戸建てはくつろげますね。まあ、家事や庭の手入れなどやらなくちゃいけないことも多いですけど。楽しい週末があっという間に終わっちゃいますよ」と楽しそうに語ってくれたご主人。また、来年の春、写真撮影にお邪魔させてただくことを約して帰途につきました。ＨＰでのご紹介は、その写真撮影が終わってからです。１年後、どんな暮らしをされているのか、点検を兼ねてお訪ねするのが今から楽しみです♪参考「家族図書室のある家Part3」↓http://www.atl3c.com/miya1.htm

  2009.06.08

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• 家族図書室のある家

  「家族図書室のある家」～10年前にＭさんとこだわって作った家です。築10年経って、子供部屋の小さな改装相談の他、「ＯＭソーラー」（太陽熱で床暖房するシステム）の調子が悪いということで業者さんとＭさん宅を訪ねました。まだ小学校の低学年だった姉妹が、10年経った今、もう大学生と高校生。建てた当時は、二人の部屋は扉で行き来できるようにと設計しましたが今回の相談はしっかり間に壁を作ってプライバシーを保ちたい、とのこと。大人になっての10年はあまり変わりばえがしませんが、子どもの10年のその変化はすごいですね、当然のことながら。身長もとっくに抜かされました（笑）。元々いつでも壁が作れるように配慮してありましたので、簡単な工事で壁が作れます。1日の工事で、費用も約9万円。さて、もう一方の課題、ＯＭの方の点検は、ほぼ原因が特定でき、どう修繕するかを後日連絡することに。こうして、２つの打ち合わせはさくっとお終い。その後、Ｍさんとこの10年のこと、お互いの近況報告など、楽しいおしゃべりの時間を過ごさせていただきました。設計した家がご家族に愛されているのをヒシヒシと感じ、幸せでした♪これぞ、設計者の醍醐味！お客さんに生かされているなぁ、と感じる一瞬です。Ｍさんの家は「家族図書室のある家」とタイトルにあるようにＬＤＫの横に、ちっちゃな図書室があるんですよ。そこには本棚やＰＣコーナー、子どもたちが大好きだった工作スペースもあります♪ここは、散らかしっぱなしＯＫ！のスペースなんです。ＰＣ廻りはプリンターだの、紙だのＣＤだのとどうしても散らかりますよね。使い終わるたびにきちんと整理整頓するのは、忙しい家族にとってはストレス。そのストレスを解消してくれるのが、散かしっぱなしＯＫの図書室なんです。その代わり？くつろぐスペースの食堂や居間には雑なものは持ち込まずいつもすっきり片付いた状態で使いましょうね！というのがコンセプトです。詳しいことはこちら↓http://www.atl3c.com/kz1htm.htm10年経って、外階段廻りの緑も成長し、良い風情です♪P.S.明日は、「書庫付家族図書室のある家」（シリーズ６作目）のお宅にお邪魔する予定です。お楽しみに！

  2009.06.06

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• ハウスメーカーが倒産したら・・・

  昨晩（5/27）のNHKクローズアップ現代はご覧になりましたか？「そして住宅ローンだけが残った～相次ぐ住宅メーカーの倒産」契約時に工事費のほとんどを支払っていた建て主さんが工事の着工前に、契約していた住宅メーカーが倒産したために支払いだけ終わって、未着工、ローンだけが残ってしまった！！という、家づくりにかかわっている者として、見過ごせないテーマでした。一生に一番大きな買い物とも言える家。しかも、注文住宅の場合、できたものを買うわけではなく、これから建つものにお金を出すわけです。それを、前金でほぼ全額払ってしまうなんて！住宅の設計に携っている者には考えられないことです・・・。まして、たいていの建て主さんは「家を作る」という行為は人生初めてのこと。相手（住宅メーカー）の説明に対して、良し悪しの判断をくだすのは難しいですよね。「工事費を前払いしていただければ５％ディスカウント」と言われれば、「そんなもんかなぁ～」と思ってしまうでしょう。番組の中で、これから家を建てる人が注意する点として「工事費は全額前払いしないこと」と専門家が強調していました。では私はどうしているかといいますと、監理者として、工事代金は４回に分けて支払うように建て主さんと工務店さんの間の橋渡しをしています。契約時、上棟時、木工事終了時、引渡時の４回。そして、その金額は、終わった工事に相当する金額を設計者が事前に試算し、工事請負契約書に具体的な金額を記入します。万が一、工事途中で工務店さんが倒産してしまった最悪の場合でも残ったお金で、他の工務店さんを探し、何とか完成までこぎつけることができます。（幸い、そのような経験はありませんが）番組の最後に国谷キャスターが「このような倒産が続くと、中小の工務店さんに風評被害が出るのが心配ですね。小さいところは心配・・というような」でも、このコメントは当たってないと思います。実は、小さい工務店ほど、倒産の危機は少ないんです。（工務店と住宅メーカーは似て非なるものなので、混同しないで下さいね）なぜなら、自転車操業をすることはまずなく、１軒１軒注文で丁寧に家をつくり、１軒ごとに資金を確実に回収できるからです。当然のことながら、コストのかかる住宅展示場も持ってませんし、営業マンや受付などの間接部門のスタッフも持っていませんから余計なコストがかかっていません。だから、逆に安心なんです。地味ですが、地元でコツコツと丁寧な仕事をしている工務店さん大事にしたいですね。私がお願いする場合、なるべく小さい工務店を探すように心がけています。（もちろん、良い手を持っていることが必須です）番組のインタビューの中の元ハウスメーカーの営業マンの一言。「お金さえもらってしまえは、ハイ一丁あがり！って感じですよ。」目の前真っ暗。家づくりは、作る過程こそが醍醐味なのに！！番組の中で「家づくりの指南役には、設計者が欠かせない」との視点がなかったのが設計者としては悲しいかぎりでした・・・（涙）。家づくりには不安がいっぱい？！そんな方々向けに女性設計者仲間と書いた本「家づくりのバイブル」（三省堂刊）を読んでみてくだい。少しは不安解消になるかと思います・・・。アマゾン、楽天などのインターネットでも買えます。

  2009.05.28

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• 太陽光発電のセミナーに行ってきました。

  トステム川越ショールームで太陽光発電のセミナーがあり参加してきました。やはり、一般のお客さまにもかなり関心が高いようで、20席あまりの会場は立ち見が出るほどでした。説明は太陽光パネルを作っているメーカー、京セラの担当者がしてくれました。太陽光発電を設置する割合は、７０％が既存建物（リフォーム）だそうです。ですので、既存建物の屋根の形状に応じて柔軟に対応できる製品が開発されたこと、技術の進歩で発電効率も上がってきていること、また、４月からの国の補助制度の導入によって、普及率がかなりの勢いを増していること、そしてもちろん、太陽光を利用して発電すると、どれだけお得？！などの説明がありました。各家庭で発電して余った電力を、１０年を限度に電力会社から通常買う電気の２倍の価格で買い取る、という法案が、今国会で議題になっていることはご存知ですか？おそらく、今秋には本決まりになるだろう、とのことです。この２倍買取方式で、エコ先進国ドイツでは、一気に太陽光発電が進んだんですよね。ただし、買い取る価格は、2年後3年後、太陽光発電の普及に伴い引き下げられるだろう、とのことです。２倍買取価格の差額は、電力会社が負担するわけではなく国民の税金がそこに使われるわけですから、普及を後押しするための一過性の措置ということですね。今年始まった補助金制度も、当面１年限定ということですし、今後、制度が続くとしても、普及に伴い減額されることになりそうです。なので、２，３年うちには太陽光発電つけたいなぁ～とお考えの方は、やるなら今のうち、ということなのかもしれません。ですが、設計者としては、どんどん普及して製品の価格が下がり補助金など当てにしなくても、誰でも使えるものになって欲しいです！太陽光はエネルギー源としては、最高ですものね！無限の可能性を秘めていると思います。リフォームのお宅で設置が多いということで、気になることが２，３あったので質問しました。まずは、屋根の雨漏りの心配です。既存の屋根材に上から直接釘を打って金物で止めるわけですから、防水処理をしっかりやらないと雨漏りの原因になります。「当社の技術マニュアル通り防水をきちっとやる業者さんなら大丈夫です！」と説明がありしたが、逆に言えば、いい加減な業者にあたったら雨漏りがあっても当たり前！ということです。どうやって、きちんとした業者を見極めるか？設計者にとっても大きな課題です。そしてもう一つ気になったのが、パネルの重量。一般的な家庭で、３．５Ｋｗほどのパネルが必要なのですがその場合、パネル（＋止めつける金物）の重量が１トン近くなると聞いていたので質問しました。答えは「３５０～４００キログラム」。改良されて、製品の重量もだいぶ軽くなっているようですね。ですが、いずれにしてもリフォームで屋根の上に乗せる場合、それでなくても既存建物は耐力壁が足りないことが多いのでそのあたりの耐震診断はきちんとしておかないと危険です。

  2009.05.16

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• 太陽光発電のセミナーに参加しませんか？

  「100年に一度の経済危機」が枕詞のようになっている昨今ですね。アメリカ発グリーンニューディール政策を受けて日本でも、景気対策の特効薬として急に注目を浴びている「太陽光発電」。以前あった「太陽光発電設置補助金」が復活しました。上記の国の補助の他、県や市町村によって独自に補助金を出しているところもあります。マスコミでも連日取り上げられ、消費者の関心もかなり高まっているようです。設計者としては、是非取り入れたい機能なのですが、工事費用がかかりすぎて、建て主さんになかなかオススメできないでいました。そんな折、付き合いのある業者さんから、「太陽光発電のセミナーがあるので来ませんか？」と誘われましたので、この機会にじっくり勉強して来ようと思います。誰でも参加できるセミナーですので、興味のある方はいかがでしょう？（埼玉県近郊の方に限りますが・・・）詳しいことは下記HPまで↓（トップページの太陽マークをクリックしてください）http://www2.odn.ne.jp/atelier3c/www2.odn.ne.jp/index.html某ハウスメーカーでは、太陽光発電を標準仕様にするという話も。また、太陽光でつくった電力を売る場合、２倍の値段で電力会社が買い取ってくれる制度も近々始まるとか。ここで一気に普及して、太陽光パネルの価格が下がることを願っています。20年後には、間違いなく一般に普及する設備になっているでしょう。というか、それくらい安価になって欲しいですね。太陽光発電の技術は日本が世界でもトップレベルと聞いています。是非、メーカーさんには頑張っていただきたいです！

  2009.05.08

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• 今日は施主検査でした

  昨日に引き続き、横浜の現場に行ってきました。今日は、施主立ち合いの検査です。施主検査とは、引渡し前に建物の内外を建て主さんと一緒に廻り不備な点はないか？汚れはないか？などをチェックします。いくつか細かな手直しはあったものの大きな問題点はありませんでした。テラスや駐車場などの外構工事はこれからなので、そのあたりの打ち合わせなども行い、約3時間で終了。まだ、工事トラックなどが止まって家の周りがすっきりしませんが、できたての我が家に見入る建て主さんの背中を入れて写真を一枚。「南欧風の家が欲しい！」とのご要望で始まった設計。屋根（スパニッシュ瓦）や外壁の色決めには、慎重を極めました。外壁の色見本は10枚以上ご用意したでしょうか。それを実際の現場に並べ、「あっちかな？こっちかな？」と一ヶ月ほど迷いに迷い最後にたどりついた色。思いが強かっただけに、仕上がりにも万感迫るものがあるようです。「屋根と外壁の色はこれにして本当に良かった～！」と会うたびに言ってくださるので、設計者としてもやりがいがあります。「もう設計の打ち合わせも終わりなんですね。家ができて嬉しいような、寂しいような・・・です」土地探しから２年以上のお付き合いが終わる私としても、引渡しは少し寂しいような気もします、子どもが巣立っていく気分？！長く愛される住まいでありますように！

  2009.04.29

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• 完了検査無事終了

  今日は新築住宅の完了検査でした。完了検査とは、建てる前に役所に申請した建築確認通りにちゃんと施工されたかどうか役所の人が現場まで検査にやってくるものです。今回の現場のある横浜市は特に検査が厳しいと設計仲間から度々聞かされていたので戦々恐々だったのですが、どうってことありませんでした ^^v建築基準法を守って設計し、きちんと現場監理をやっていれば恐れることは何もないのですがやはり、役所の検査というとちょっと緊張しますね。近々、お施主さんへ建物の引き渡しですので、傷や塗装ムラなどはないか現場チェックをし現場監督にいくつか駄目直しの工事の指示をして帰途につきました。

  2009.04.28

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• 二世帯住宅のホームページアップしました

  昨年の4月に引き渡した新築の二世帯住宅、ホームページ、やっとできました。上記の写真はダイニングから家族図書室を見たところです。「家族図書室って何？」と思われた方は、こちらのＨＰへ個人住宅の設計の仕事が多いのですが、竣工写真は、家ができた直後に撮影するのではなく1年くらい住んだ後に撮らせていただいています。というのは、住宅は作っておしまい！ではなく、住んでもらってはじめて生きるものだからです。建て主さんと１年以上かけてつくった家。１年後にお訪ねして、その家が愛されているかどうか・・・。住む方の住まい方におのずとその気持ちが表れます。今回の家は、郊外で敷地が広いこともあり、かなり大きな住宅です。「うちとは違うわ！」とお思いになるかもしれませんが、二世帯住宅をお考えの方には何かしらヒントになることが落ちているかと思います。どうぞ、拾ってみてください。また、建て主さんが新建材は一切使いたくない、という考えでしたのでそのあたりの工夫もたくさんあります。前の家の古い柱や梁、框なども再生させて使っています。

  2009.04.26

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