ちーちゃんの衣旅住

[仕事（住宅の設計）] カテゴリの記事

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  設計者を泣かせる・・住みこなし～☆

  「泣かせる」と言っても、感動で！泣かせる・・という意味で昨日、ご紹介したＵさんのお住まい、こげ茶色をアクセントカラーにダンディ・シックな感じで↓で・・こんな演出が憎いー　　　左２枚の写真は、キッチン遠景と近景。新しくした家電はすべて黒で統一！かっちょいいー。冷蔵庫も黒にしたかったそうですが・・２年前に買い換えたばかりだし・・結構高価なものなので涙を飲んだそう・・右写真は食卓をはさんでキッチンと反対側にある家族図書室。唯一、本棚に華やかなローズピンク色を取り入れました。いわゆる、挿し色っていうヤツですね。その棚の色とコーディネートしたパソコンチェアの色がいけてる！赤紫なんです。いやぁ～、よくこんなぴったりなデザインのものを選んでくださいました！感激！その他、ティッシュペーパーカバーとか・・クッションとか・・住まい手のセンスがあちこちに感じられて・・暮らすことが楽しくなる！そんな家づくりをいつも目指しているので、それを実践されている様子に、本当に嬉しいひと時でした。すぐにでもＨＰにアップしたいところなのですが・・・ＨＰ用のプロの写真撮影は、引き渡してから１年後と決めているので・・と言うのも、より住まい手の個性がにじみ出てからにしたいので・・あと１年待ってくださいねー（涙）。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2012.02.13

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  本当にこの仕事をしていて良かった！と思える時間

  昨年末引渡したUさんお宅へ、残工事の最終確認を兼ねてご挨拶に。引っ越されて約一ヶ月。とても素敵に住みこなしていらして・・本当に嬉しいです設計、現場監理と一緒にお客さまと作ってきた住まいです。その家が愛されているかどうか・・は、引越し後のお客さまの住みこなし方で一目瞭然。家具やインテリア小物が少しづづ増えて、そこに住む人らしさがにじみ出てきます。Uさんご夫婦は、デザインに対する好みがはっきりしていましたので、とてもご提案しやすかったですね。ダンディーでカッコイイ住まいに仕上がりましたカーテンのサンプル生地で作ったランチョンマット（当ブログで紹介済）を新築祝いに差し上げたらとっても、とっても喜んでくださって！こちらまでとっても幸せな気分にそれと、駐車場のコンクリートの目地に植えてもらおうと思って、玉竜（別名、竜のヒゲ）を我が家の庭から堀りあげ、お持ちしました↓先日の当メルマガでも解説したとおり、コンクリートの亀裂防止のために目地を設けるのですが、こんな竜のヒゲ（日陰でも繁殖OK！）を植えると北側の駐車場にも潤いがでます「今度の休みの日に植えよう！」と嬉しそうにご主人が言ってくださったのも嬉しく。そしてそして最後にサプライズのプレゼントをいただいてしまいましたなーんと、エステ券！！「ちゃんとお手入れしなさいよー」ってことかしらん（爆）いやいや・・「食べ物やお酒の好みもわからないので・・」と選んでくれたのです。嬉しいです！！ホント設計者冥利に尽きる、幸せな日でした。エステ・・自分ではなかなか行けないものなので・・うふふ、銀座で一日優雅な気分に浸って来ます～感謝。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2012.02.12

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  カーテンのサンプル生地でランチョンマット作成～☆

  新築・リフォームに関わらず、家が出来上がると・・当然、カーテンなどのご相談もお受けするわけです。仕上がった内装のイメージに合わせて１０種類ほどのカーテンサンプル生地を現場に持ち込み・・あーでもない、こーでもないと頭を悩ませ・・・↓右端の黒ｘ茶のモダンな感じのストライプの生地に決定生地が決まれば、これらのサンプルは不要になりますが・・捨てるのももったいないし。ということで、お客さまへの新築祝いとしてランチョンマットを作成しました表生地はカーテンと同じもの、裏地はそれに色の合う別布で！うふふ、リバーシブルで使えるのよん。カーテンとお揃いにランチョンマット・・ちょっとオシャレな感じでしょ。それにしても・・まだまだサンプル生地がたくさん残ってしまいます。自分の家用にもランチョンマットを作ろう！！と思いましたが・・急に面倒になり、製作は母に押し付けることにしました～そうなんですよね・・自分のこととなると、超面倒～。いつ出来上がることやら。ランチョンマットは食べ物をこぼしてすぐシミを作ってしまうので・・たくさん数があると嬉しいですよね。季節やお料理によって敷き替えるのもオシャレだし。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2012.01.10

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  本日、仕事納め。

  12月30日まで仕事かぁ・・考えようによってはありがたいことです個人住宅の場合、お客さまのお休みに合わせて打ち合わせの時間をとりますのでこんな年末ギリギリになってしまう・・・というわけです。ま、普段から週末の休みはないものと思っているので苦にはならないのですが。その分、平日適当に遊んでます（笑）。ほぼプランもまとまり、今日は模型を提示させていただいて大まかな設計方針を決める段取りです。そして、年が明けたら本格的な設計に取りかかる予定。今から来年の仕事の予定が立っているというのは本当にありがたいことです。気持ち良く新年が迎えられそうです。皆さんにとって今年はどんな年でしたか。大震災という大きな出来事があって・・それでも仕事をつないでこれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。我が家はほぼ大掃除も終わり、玄関のお正月飾も準備万端後はおせち料理の仕込みだけですねー。これが楽しいんですー。明日のブログねたはこれかな。あと一日、踏ん張ろう。本日メールマガジン第117号配信日です。『家づくりのイロハ』の『コ』古民家鑑定士☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表岡部千里

  2011.12.30

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  住宅の引渡し・・ほっとする一方でちょっと寂しい気も。

  ６月より超駆け足で走ってきた住宅の現場、引渡しました。引渡しの日、キッチンメーカーの人に来ていただきキッチンの使い方やお掃除の手入れの仕方を教えていただいているところ。右手にみているスリットの入っているこげ茶の壁！ここがこのお宅の最大の見せ場です食堂と居間をゆるやかに仕切る壁です、もちろん、構造的な役割も。この壁だけ壁紙の色を変え、インテリア的にインパクトを持たせました。ちょっとこじゃれた？！レストランみたいー。住まいにこうした遊び心を入れることを大切にしています。ステキな我が家！は、住み手に大事にしてもらえるんです。つい何か飾りたくなっちゃたり。そんな気持ちが、家の耐久性にも当然反映されるわけで。このお宅は、収納のアイデアもたくさん詰まっていて、是非ここで紹介したいところなのですが・・竣工写真は、住み始めてから１年後！と決めています。と言いますのも・・１年たつとその住まい手のカラーが反映されていい感じになるので。家具が入り、写真などの飾りつけが増えたり、植栽ができたり・・設計者としても一年後が勝負と思っています。その住まいを気に入っていただいているかどうか・・は一年後を見れば明らかなので。それにしても、こちらの家づくりは6月に土地を購入されてわずか半年で設計打ち合わせ、工事と超駆け足でしたが・・・終わってみれば、そんなに慌てた感じも無く・・・工務店の現場監督もとても良く出来た人でしたので、毎週の現場通いも楽しく。現場が終わってしまって、なんだか寂しいくらいです。建て主さんからは、早々に新居のうれしい感想をいただきました。来年もまた、新たな住まいで新たな家族の笑顔が見られるよう、頑張ります！☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表岡部千里

  2011.12.29

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  こんな造作家具つくってみました。

  仏壇置き場・・住宅設計で結構頭の痛いところ。仏壇の向きは東向きが南向きと言われ、それを守るのも結構大変。一向宗が盛んな北陸地方では、仏間と呼ばれる部屋があるようですが・・仏壇のための部屋・・都市部の住宅ではなかなかそんな余裕はありませんマンションではなおさら！ですよね。また、仏壇は人が日常的にたくさん集るにぎやかな場所が良い！とも言われます。仏様が寂しがらないように・・またお花やお水をマメに替えられるように。仏壇は置きたいけれど、リビングのデザイン性は損ないたくなし・・ここが難しい。で、ＬＤＫにコンパクトな仏壇置き場を造ってみました↓キッチンの食器棚・家電置き場の横に巾70センチ、奥行き60センチほどで。で・・これの造作の優れたところは・・引き出すとテーブルが出てくるところ↓お彼岸の時など、盛花や果物をたくさん飾りたいときにこのテーブルを引き出します引き出しタイプなので、普段は邪魔になりません。キッチンの色に合わせて、塗装もシックに仕上ました。本日メールマガジン第116号配信日です。『家づくりのイロハ』の『フ』吹き抜け☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.12.16

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  新築工事現場、いよいよ佳境・・・

  お盆明けに着工した新築の現場・・いよいよ終わりに近づきました。大工さんの手も終わり、仕上げの段階に入りました。壁紙などを張る前にまずは塗装です。塗装は周りを汚しますから・・汚れても良い段階でやらないと。塗装の色を決めるのも楽しく。悩んでいるのは家族図書室に造り付けの本棚の色。設計者からの提案色は深緑色、濃紺、紅赤。お客さまからは橙色。で、この４色でペンキ屋さんに色見本を作ってもらいました。小さな色見本ではなかなかイメージしにくいですが、大きく見本を作ってもらうと決めやすいですし、実際に色を塗る場所で色決めすることができるのが最大のポイントです。同じ色でも、光線の入り具合で色の見え方も違ってきますから。で！紅赤色に決定この本棚には直射日光は当らないので、紅赤色も沈んで渋い色合いがグー。色見本では決して選ばなかった色でしょう。楽しみですねー。この塗装が終わると、後は壁紙を張って、照明器具を取り付けて、便器などの設備機器を取り付けて、カーポートなどの外工事を終えて・・あと３週間もあれば終わります。出来栄えが楽しみな反面・・大好きな現場が一つ終わるのは少し寂しい気も。本日はメールマガジン第114号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『マ』　間くずれ☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.12.02

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  何はさておき・・やっぱり『人』ですね。

  来月末に竣工予定の新築現場・・仕上げ段階に入りヒートアップ！現場監督と家具工事の職人さんが図面を前に何やら頭をかかえてる図↓そこに割り込む私、設計者。「なるほど、なるほど、そこが納まり悪いわけね・・じゃあこうしたらどう？」なーんてやりとりも楽しくでも現場がこうして楽しくスムーズに進むかどうかは・・そこの『人』に大きく左右されます。今回の新築現場の監督さんは若いですが、とても丁寧で、図面もよく読んでくれて、何かと前向きに相談してくれるので、とても気持ちよく仕事ができます。週１回のペースで現場に通っていますが、現場に行くのも毎回楽しみで。一方、先日終わった小さな改装工事の監督はひどかったー。自分の段取りの悪さを棚にあげて、なんで私が怒鳴られなくちゃいけないわけ？？まして、こっちが発注者なのに！おまけに、話しているうちに一人で激昂して、勝手に電話を切っちゃうしこんなひどい現場監督は初めてでした・・電話切られちゃったらお手上げですもん。こういう現場はうまく行くはずがないんです。事前の相談はないし、こっちも現場に行くモチベーションあがらないし・・現場が気持ちよくいっていれば、ちょっとしたこともお互いの思いやりでトラブルにならずにスムーズに工事が流れていくのに・・・停滞しちゃう。やはり何事も『人』ですね。機会があったら、またこの工務店に頼もう！と思いますもん。「あの設計者との仕事は楽しいね」と言われるような『人』になりたいものです。本日メールマガジン第112号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『ク』　クラック　☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部　千里

  2011.11.18

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  エアコンの取り付け・・結構悩ましい問題だったりする。

  エアコン・・今や無くてはならない必需品ですが・・見てくれ悪いし、大きさも結構大きいので・・部屋のどの部分の壁につけるか・・意外と悩ましいんです、これが。なるべく人の視線が集りにくい壁につけたいけれど・・風の吹く方向と人が集る場所を配慮しなくちゃだし・・窓と干渉しないように・・でも外壁に面した内壁でないと、室外機が置けないし・・はたまた、敷地が狭いとその壁側に室外機を置くスペースが取れなかったり・・取れても室外機を置くと、そこが通れなくなっちゃったり・・で、今回は一番スッキリ！な天井埋め込みタイプのエアコンを選びしました。本体取り付け前の天井開口部の様子。天井付けの場合も、デメリットいろいろ。まず、価格が高い。将来的に交換が難しい。天井ふところの高さが必要。また、住宅用の天井エアコンは風の吹き出しが２方向しかないので、部屋全体にまんべんなく風が行くように、今回は店舗用の４方向吹き出しタイプを採用。天井ふところの高さを稼ぐため、大梁のない場所に設置・・ととと・・それでも1センチほど高さが足りないおかしいな・・足りるように設計したはずなのに・・１センチは誤差の範囲か・・で、天井スペーサーというものを取り付けることにして問題解決このスペーサーで４センチほど高さを調節できます。また、このスペーサーを入れることで、エアコンの空気が直接天井に当ることを防ぐので天井が汚れにくくなる、という利点もあります。一石二鳥！この裏技は、以前店舗設計したときに設備屋さんから教えていただきました。予期していた出来事でしたので、あわてず、的確に対処できました。これ以上高さが問題になるようでしたら、天井の高さを低くするしかなかったですね。本日メールマガジン第111号配信日です。『家づくりのイロハ』の『オ』　押入れ☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.11.11

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  100％天然素材のエコで人にやさしい断熱材

  こちら、『ウールブレス』という住宅用断熱材です↓築15年ほどの住宅のリフォームで、解体時に出てきた断熱材。まるで新品同様、フワフワです。正直、ここまで！とは思いませんでした。羊毛を断熱材としたもので、調湿作用がある優れもの・・とは知っていましたが、壁の中で湿気を吸っても、乾燥期には吸った湿気を吐き出して乾燥。自浄能力がある！ということが、15年後の様子を見るとよくわかります。もちろん、リフォーム後にもこの断熱材を再利用することは言うまでもありません。住宅の断熱材と言えば、グラスウール（ガラス繊維でできている）が一般的。こちらも新品時はフワフワしていますが、水を含むと劣化が激しいと言われています。そうですね・・築25年を過ぎた家をリフォームで解体してみると・・たいていの場合、断熱材はぺしゃんこになっていて、断熱機能がかなり劣化しているのが見受けられます。すくなくとも、再利用は無理。ガラス繊維なので、燃えませんし、処分も大変。このウールブレスは、羊の毛ですから・・毎年生え変わる毛を利用させていただいているわけで・・・ある意味、半永久的に調達可能。100％ウールのものでしたら、リユースも可能（100％でないのもあるので注意）。ただし、ネックは価格の高さです・・グラスウールの３～４倍くらい。一軒の断熱材の費用は10万円くらいですから・・そのコストは高いと言えば高いし、安いと言えば安いし・・断熱能力も高いので、今後は選択肢の一つに加えようかと思った出来事でした。Ｐ．Ｓ．日本古来の民家では、壁の断熱材は土（どろ）。うーん、こっちはさらにエコで、材料費も激安！（というかゼロ？！）でも現代でこの工法をしよとすると・・泥をこねる人件費の方が高い！ということに。本日メールマガジン第110号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『ノ』　軒（のき）☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.11.04

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  うーん、秋だ（笑）

  関東地方はこのところ秋晴れの気持良い日が続いています。今朝、歯を磨きながら・・ふと、我が家の中庭に目をやると・・うーん、秋だ（笑）。ハナミズキの色づきが、なんともいい感じ。このハナミズキが我が家（ギャラリーのある家）にやって来て、早16年。最初は1メートル足らずの子どもでしたが、今では5メートル以上。春一番に白い花をつけ、青緑の新緑もなかなか。夏は葉がおおい茂って、日陰を作ってくれます。そして秋には紅葉して、赤い実も。冬はすべて葉を落とし、今度は冬の日差しを部屋の中まで入れてくれます。こうした落葉樹は、落ち葉の掃除など手間暇はかかりますが・・それを差し引いても、幸せをくれますね☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.11.02

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  外壁の色・・・どうしよう。

  家づくりの際について回るもの・・色決めです。すべての仕上材には色があるので、その組み合わせをどう決めていくか・・・楽しくも、悩ましい時間です。その中でも特に悩み多いのが、外壁の色。面積が大きいですし、一目で家の印象を決めてしまう大事な要素。また、気に入らないからと言って簡単に張り替えられるものでもありません。今回の現場はサイディングという板状のものを張ります。当初からの打ち合わせの段階では、「白系の外壁にしたい・・」とおっしゃっていましたが・・途中から、「やっぱり黒系にしたい・・」おー、まるで真逆ですね外壁を白にするか黒にするかで、窓のサッシの色の選択も変わってきますし、雨どいや玄関扉の色・・その他諸々、すべての色バランスを考えなければなりません。また、外壁の場合、色だけでなく、質感といいますが、デザインの選択も重要。石目っぽいもの、塗り壁っぽいもの、レンガ調のもの・・・現場に現物サンプルをならべ、あーでもない、こーでもない。なかなか決まりません「他のサンプルも改めて取り寄せてみましょうか？」ということで、翌週、また現場に集合してもらって。結局、全体は石目調の黒で、一部だけ白を張ることに決定外壁の色を選ぶときにひとつ注意しておきたいことは、日なたと日陰では色の見え方がかなり違ってくるということ（日陰の方が黒っぽく見える）、また、全体の面積が大きくなると小さいサンプルより色が白っぽく見える、この２点。ですので、外壁の色を決めるときは、外観的にどこからが見せどころか？を考え、その見せどころの光の当り具合を考慮に入れて選ぶことが大事。昨日現場に行ってみますと・・おー、張ってる張ってる。黒いところが張り終わっているところ。手前の白い部分は、防水シートの状態で、これから張り上げるところ。こちら側は南の日あたりの良い側なので、黒も少し白っぽく明るめに見えています。このお宅の見せ場は北側の日の当らない部分。黒はもっとしっとりと見えるはずです。石目の凹凸もなかなか良い感じ。張りあがるのが楽しみです。これだけ悩んで決めたのですから・・まず、間違いない仕上がりになるでしょうこんなやりとりの時間も楽しい、家づくりです。本日メールマガジン第109号配信日です。『家づくりのイロハ』の『エ』エコキュート（電気）ｖｓ.エネファーム（ガス）☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.10.28

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  建築現場は楽しいよ～☆

  設計打ち合わせ時に細部まで決めますが・・現場に入っても決めることはたくさん・・↑こちら、フローリングの色を最終的に決めているところ。建て主さんの仕事のお休みが木曜日ですので・・毎週木曜日を現場の定例打ち合わせ日に決めました。毎週現場に来てもらうほど打ち合わせの量はないのですが・・時にはこうして現場で最終的な色決めも。打ち合わせの段階で、だいたいのインテリアのイメージは固めてありますが、最後の最後、やはり現場で建物の空間をイメージしてもらいながら・・再確認も含めて、現物サンプルにて最終決定です。もう変更はできませんよー。こうしてひとつひとつ自分で決めて、自分の家が少しづつ仕上がっていく。この工程がたまらなく魅力な建築現場です。工事の最中に、建て主さんが勝手に現場に入って行くのも気がひけるところ。本当は中が見たくてうずうずしているんですが、皆さん（笑）。ですので、特に打ち合わせの用事がなくても、定例日には顔を出してくださいます。なるべく中に案内して、現在の工事の様子を説明します。材料にしても何がどこに使われるか、素人の方にはわからないことも多いので。「ハシゴでよかったら２階に上がってみませんか？」と誘導すると・・皆さん、とっても嬉しそうに上がっていきますね！そんな建築現場の様子を工程順にご紹介しています↓「女性建築家とつくる家＠埼玉」の工事現場日記をどうぞ。上記のブログは超マジメです、こっちのお茶らけたブログと違って本日メールマガジン第108号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『ウ』　卯建（うだつ）☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.10.21

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  工務店さん、大工さんの愛を感じるー。

  大工さんと現場監督が汗をかきかき上棟の棟札を準備しているところ↓ちょうど一週間前に上棟したＵ邸の現場（上棟の様子はこちらの動画でどうぞ）。建て主さんのご都合で、まだ完全に上棟する前のお昼休みに簡単なご挨拶の席を設けました。この棟札は屋根の一番高いところに飾るものですので・・一週間前には取り付けられなかったもの。その一週間後、現場に行ったところ・・ちょうど棟札を揚げる準備していました。最近では上棟式をする習慣もすっかりなくなり・・まして、棟札まであげてくれるなんて・・嬉しいですよね・・「あー、Ｕさんの家、一生懸命に取り組んでくれているんだな」と。打ち合わせにＵさん一家も現場に来ていたので、大変喜んでいました。これも、一週間前に簡単とは言え、Ｕさんにご挨拶をいただき、また、過分なご祝儀もいただき・・現場と建て主さんの顔が見える関係ができていてこそ。大工さんにとって、アレコレ言う設計者は煙たい存在でもあるかと思いますが、喧嘩を売るつもりは毛頭ありません（笑）。建て主さんが描いているイメージ通りの家をつくる、それだけです。そのために、現場も設計者も気持ちよく仕事をすることが何より大事。そんな人間関係を大事にしながら、毎週現場に通っています。本日メールマガジン第106号配信日です。『家づくりのイロハ』の『ソ』　ゾロ☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.10.07

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  大吉相の家、上棟！

  当ブログでも何度かご紹介してきた『大吉相の家』（笑）上棟しました。上棟とは・・建前とか、棟上げとも言いますね。その前日まではコンクリートの基礎だけだったところに、１日で柱・梁が立ち上がり、一気に家の形が見えてきます。ＧＷ明けに敷地を見に行き↓更地だったどころに、めでたく上棟↓ここに至るまで、設計打ち合わせはもちろんのこと、地盤確認のため穴を掘ったり・・ショールームにご一緒したり、地鎮祭でお清めをしてもらったり・・時間をかけて煮詰めてきただけに、思いもひとしお。模型では、イメージしていたけれど・・実際に立ち上がると感動！！忘れられない日になりました・・と建て主さんからメッセージをいただきました。設計者としても身の引き締まる思いで、現場監理に最善をつくそう、と思う一瞬です。これからは、一週間に一度、現場に通い工事の進捗状況の確認が続きます。上棟の様子、『女性建築家とつくる家＠埼玉』に動画でアップしました。上棟に立ち会うチャンスは人生に一度あるかどうか・・家づくりに興味のある方はどうぞご覧ください～。現場・・大工さんとのやりとりも楽しく！ワクワクします☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.10.01

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  ローコスト住宅に挑戦中。

  住宅の設計者とはなんとも因果な商売で（笑）。もちろん、予算はあったに越したことはないのですが・・「これしか予算ないんですけど・・何とかしてくだだい・・」「設計にお金に使わないで済む工務店さんとかに直接頼んだらいかがですか？」「いや・・どうしても設計者にお願いして建てたいんです・・予算なくても・・」とそこまで言われると・・もろ肌脱ぎたくなっちゃう？！みたいなましてや、ご指名でお願いされると・・「でも、この予算でしたら相当な覚悟がいりますよ？大丈夫ですね？！」と何度も念をおしてつつ計画し、できた模型・・うーん、なかなかいい感じ？！最初、建て主さんは漠然と「40坪くらいの家」が欲しいと言っていましたが・・家族３人ですし、予算を考えてもそんな大きな家はいらないでしょ、と。で、お出ししたプランは30坪の家。それでも、ＬＤＫが18畳、仕事場が10畳取れています。2階の7.5畳の寝室にはウォークインクロゼットもありますし・・玄関にはシューズインクロゼットも！全体の面積が狭いのは仕方ありませんが・・狭苦しい家にはしたくありません。模型を見て、建て主さんも納得、安堵の様子。それにはどうしたらよいのか？！！それこそが設計者の出番でしょうか。常識にとらわれない・・廊下などの裏周りのスペースを共有する（省く）・・そして、仕上げなどは徹底的に合理化をはかる。これから設備関係の仕様を決めていきますが・・こちらもかなり絞らないと。キッチンやお風呂などの設備機器は新製品が目白押しでコスト高の要因に基本性能さえ満たしていればそれでＯＫとしましょうね！ということで、キッチンはメーカー品でないものをチョイスする予定。色はシロ一色しかありせんし、扉の種類も限定。だからかなり安価。半額以下です。来週、ショールームにモノを見に行きます。ローコスト住宅とは、「悪いかろう、安かろう」ではありません。知恵をしぼり、費用対効果をどれだけ高くできるか？！です。本日メールマガジン104号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『タ』　暖炉☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.09.23

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  大吉相の家！

  先日模型でご紹介した大吉相？！の家。諸事情があり、超突貫で設計打ち合わせを進めてきました。で、いよいよ着工です。着工前は何はなくとも・・『地鎮祭』（じちんさい）でお清めですただ今、準備中。最近では、神主さんの方でお供えものやら、なにやらすべて用意してくださるので･･・建て主さんはちょっと楽かも大吉相にさらに磨きがかかりますよう・・工事中、事故やトラブルがないよう・・お祓いしてもらって・・建て主さん、工務店、設計者が一堂に集る初の場でもあります。そして、地鎮祭後にとても大事な作業があります。それは、『縄張り』（地縄張とも言います）の確認。写真でわかるでしょうか・・はじっこの方に白いテープが張ってあるの。それがまさに地縄です。え？それって何すること？？偶然にも！本日のメールマガジンがその話題ですので、詳しくはそちらを参照ください。とっても大事なことなので、お見逃しなく！！メールマガジン第101号本日配信です！『家づくりのイロハ』の『ナ』縄張り☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.09.02

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  雨水タンク設置しました・・・

  昨日は全国的に集中豪雨があったようですね・・羽田空港トンネルなども冠水状態・・・車が浮いてました私も現場先で集中豪雨に遭遇・・頭からびっしょりーその現場に設置した雨水タンクがこちら↓屋根から雨水をタンクに集めます。が・・昨日のような豪雨ですと30分もあれば、あっと言う間に250リットルのタンクが一杯250リットル・・お風呂浴槽一杯分あれば、そこそこ良いかな、と選んだ大きさ。水道から250リットルの水を貯めるのには結構な時間がかかりますが・・自然の威力の大きさを改めて思い知りました。でも、この雨水タンク、結構なお値段なんです。構造はいたって簡単なんですが・・縦トイを途中でカットして差込むだけ。こんな蛇口は付いていますが・・で、￥35,800ナリ。500リットルのものですと6万円ほど。エコ生活にはお金がかかる・・ということですね。市長村によっては、雨水タンクの設置に補助金を出すところもありますので興味のある方は、問い合わせをしてみてください。今回は地上に設置しましたが、屋上やベランダなど、水道のないところで鉢植えなどに水をあげたい場合には、こんなタンクがあったら便利かも。しかしながらやっぱり・・コンクリートばかりの都会では望むべくもないですが・・・降った雨を地中に還し、井戸でくみ上げる・・（もちろん手動で）やっぱりこれが一番のエコですねぇ・・井戸、欲しい！！雨水タンクの水は飲めませんが、井戸の水は飲める場合も多いですし、ねうーん、子どもの頃がなつかしい・・井戸水って、夏冷たくて、冬あったかい～優れものなんですよねー。（って、井戸水が一定温度だから相対的にそう感じるだけですが）メールマガジン第100号配信中！シリーズ『家づくりのイロハ』の『ネ』　練り付け☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.08.27

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  設計の仕事・・・時々穴堀り（笑）

  新築現場の事前調査にて↓このあたりに下水配管の接続口があるはずなんですが・・おかしいなと、現場で穴掘りさすがに女性の力で1メートル以上掘るのは無理・・で、工務店さんにも同行していただきました。でも、結局配管口は見つからず・・市の下水道課に再度出向く。「台帳には載っていますからまずあるはずなんですが・・」「再調査していただいて、もし無ければ、市の方で復旧工事しますから書類申請してください」は～。手間かかるな～。復旧工事にも1ヶ月ほど時間がかかるらしいし・・ま、気を取り直して、と。今回の穴堀りで、地盤が非常に良好であることが再確認されたので、良しとしよう！写真で見ていただけるように・・赤土が出ていますね。これが固い地盤の証拠。通常、よくて30センチほど掘らないと赤土は出てこないものなのですが・・・この現場は10センチも掘ったら出てきました当初の予見どおり、固い地盤であることが確認できほっ。そうなんです・・隣が神社だったので間違いない！とふんでいました。神社やお寺の近隣は地盤が良い事が多いんですよ。なぜなら・・まだ周囲に住宅ほとんど無かった頃に神社仏閣は建築されていますからもっとも条件の良いところに建てられたわけで・・なぁ～る。土地を購入するときの、ちょっとしたヒントにはなるかもしれません。本日はメールマガジン第97号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『レ』　レッド＆ブルーチェア☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.08.05

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  先人の知恵で猛暑対策～☆

  猛暑ｘ節電モードで、今夏は『よしず』が売れているそうです。そんな中、今春に引渡しをしたお客さまより嬉しいお便りいただきました。「今までのうちで、今年の夏が一番涼しく過ごせています・・」デッキテラスの軒先に下げた『よしず』。見るからに涼しそうですね。このお宅は、特に夏の暑さ対策に力を入れました。というのも、奥様が外国の方で、「日本の夏は蒸し暑くて耐え切れない・・」と。それで、軒の深さも一般的な住宅よりかなり深くなっています。写真から感じられるしっとり感は、その軒の深さのゆえ、でしょうか。昔の日本の家屋は、いわずと知れた「夏をむねとすべし」ｂｙ吉田兼好『徒然草』エアコンのなった時代、軒を深くして直射日光をさえぎって影をつくり、風通しをよくし・・夏涼しい家を作りなさい、と。そんな昔の知恵が見直されそうな昨今の時代の流れですね。本日はメールマガジン第95号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『ヨ』　よしず☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.07.22

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  模型完成・・・大吉相の家？！

  模型は、お客さまへのプレゼンテーションに使うことが多いので・・・模型提示にはかなりプレッシャーというか緊張感があります・・（これで契約が決まらなかったらどうしよう？？・・みたいな・・）今回は、打ち合わせの順番が逆で、間取りはほぼ確定、最後の詰めで立体でお客さまに説明。すでに設計契約はいただいているので気がラクと言えば、ラクなのですが・・・通常は模型をつくりながら間取り図も平行して検討する、というのが順序でして・・今回はその順序が乱れているので、プランは気に言ってもらったけれど・・外観が気に入らん！！となったらそれはそれでどうしよう・・という緊張感もあり。↓北側外観。道路からのアプローチ。玄関扉が道路からは見えないのがミソ。↓南側外観。中庭風に。南北に長い敷地なので、こんなデザインとなりました♪♪ところで・・・何故今回は間取り図最優先という順序になったかと言いますと・・・『家相』問題なのです。ご家族に家相を大変気にする方がいて。家を建てるとき、『家相』や『鬼門』気になりますか？？やっぱり？私的には、まったく気にしていません。家相の由来は、まだ水洗トイレや上下水設備がなかった時代の話。東北の角にトイレは鬼門！病人が出る！と言われていました。その心は・・日が当たらずジメジメするので、菌が発生しやすいから・・ひきかえ現在は、水洗トイレ、さらにウォシュレットもあるんですし・・その当時とはまったく状況が違うにもかかわらず・・鬼門だけが残った。非科学的ではあると思いますが・・やはり信じている方には大きな問題です。それを全面否定することはできません。で・・・今回はプランを家相の先生に見てもらうことが優先でして・・・あっちの角を出っ張らせろ、こっちの角も・・そうすると家が繁栄する！？は～、言うとおりに聞いていたら、家にならないです・・構造的にもすごく不安定になりますし。構造的に不安定になっても家は繁栄するの？！まあまあ、そこは設計のプロなんですから・・構造計算を何度も繰り返しながら、落としどころを探らないと・・・幸い、事前に、どの方角に何が駄目！と細かくレクチャーしてありましたので・・・ナントカ形に。最後には、『大吉相の家です！！』と太鼓判を押していただきましたまあ、『凶相の家です』と言われるより、『大吉相』と言われれば悪い気はしません（笑）。病は気から、とも申します。例えば引越し後、家で子供が怪我をしたら・・・？？「吉相の家だったから、軽い怪我ですんでよかったね」となり、家相を無視した家だったら、「だから、子供が怪我をしたんだ！」となることでしょう。普段、ほとんど家相を気にせず設計していますが、今回は大変良い勉強をさせていただきました。何事も経験。ところで・・前回作った模型の案件は、流産しました自信作だったのですが・・お客さまも大変気に入ってくださって・・ただ、現場が富山県だったので、やはり遠すぎるというとで・・流れました。さすがに富山となりますと、設計料の他に交通費もいただくことになるので。でも、奥様から断りの電話があったとき、「本当はお願いしたかった・・」と号泣されてしまって・・それはそれで、設計者冥利につきる出来事でした。本日メールマガジン90号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『リ』　リノリウム☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.06.17

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  リフォームするなら・・・耐震チェックも忘れずに。

  とは言っても・・床や壁を張り替えるだけ、キッチンを交換するだけ、と言った割と簡単なリフォームの場合ではなかなか難しいのですが・・。今回のリフォーム現場は床・壁・天井すべてはがすような大規模なものですので徹底的に耐震検証をしました、築40年の木造住宅。壁を壊してみると・・・あらら？？いったい誰が切ってしまったのでしょう２階が載っている、荷重のかかるとても重要な壁の筋交いが切られています！このお宅は何度もリフォームを繰り返しているので・・その工事の間に、何かの理由で大事な筋交いを切ってしまったのでしょうか・・残っている40年前の既存の図面には、耐力壁の表示がなく・・「この壁には入っているでしょう！」と想定していた壁に筋交いが入っていず・・今回は大規模リフォームということで、壊した時点で構造計算を徹底検証する心づもりでしたし、工事予算も見ていたのでまあまあ、そう動揺することもなく・・事務所に持ち帰り、構造計算チェック。幸い、新たに補強を入れることで全体のバランスが取れそうです。このような大規模リフォームの時は比較的補強がしやすいのですが・・そうでない場合は？？全体のバランスを取るのは難しいですが、ピンポイントで補強することは場合によっては可能です。天井裏から既存の耐力壁の位置や大きさはある程度調べることができます。押入れの中の壁を壊して耐力壁を入れるのが、一番コストがかからない方法でしょうか。また、リビングなど壁紙を張り替えるような小規模なリフォームでも、不安であれば、一箇所くらいなら壁を解体して補強を入れるのも良い方法です。床と天井を残しながら、壁を壊すのは結構大変ですが・・まあ、丁寧に工事すれば何とかなります。本日メールマガジン第88号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『ト』　動線計画☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.06.03

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  設計の仕事あれこれ。

  「花壇を作りたい」とご相談を受けて。どんな小さな相談でも、やはり実際にお客さまとお会いして、現地を見ないと。幸い、家から５分の近いところでしたので現場へ。空いている駐車場の一角に４メートルｘ1.2メートルほどの花壇を作りたいとのことです。こんな簡単な工事でも、業者さんに事前の見積をいただくのは必須です。見積り依頼をするには、簡単でも図面を起こさなければ正確な見積は出ません。ということで・・図面を書き、見積りを取り・・上がってきた見積金額が高かったので、３割ほどの減額交渉をしてお客さまへ。その金額でも折り合いがつかず・・・さらに、工事工程の見直しをするなどして、予算内で手打ち。工事前にも現場に立会い↓工事が終了した、と昨日業者さんから連絡があったので今日は最終確認に現場に行ってきます。お客さまからは、「図面もあるし、見積書もしっかりしている」と高評価を受けたのは嬉しいですね。３回現場に足を運んで、図面を書いて、見積調整して、業者さんの手配をして・・〆て設計料3千円どうみても設計者として割りがあっているとは思いませんが・・でも割が合わないからと言って、いい加減な仕事はできません。こんな小さな工事こそ、どこに頼んでよいのか困っている人が多いのです・・・まぁ、今回は畑に肥料を撒いた、ということで、ここから何かしら仕事の新しい芽が出れば、それでよし。まあ、枯れちゃうかもしれませんけれど本日はメールマガジン第87号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『ヘ』　別途工事☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.05.27

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  基礎のひび割れ、心配ですね。

  3月11日の大震災後、やっと余震もおさまってきました。やっと冷静になってみると・・自分の家の耐震性は大丈夫だろうか？と改めて心配になってくる人も多いのではないでしょうか。先日、見知らぬ方からメールでご相談がありました。「基礎にひび割れが入っているが大丈夫だろうか？？」と。メールには写真が添付されていたのですが・・やはり写真ではよく判断できません。ヘアークラックと言って、１ミリ以下のひび割れはそう心配はいらないのですが。幸い近隣の方でしたので、現場を見せてもらうことになりました。基礎の様子↑　　ひどいひび割れ！とお思いですか？いえいえ、これは、基礎のコンクリートの上に化粧で塗ってあるモルタルのひび。最近ではこのような化粧モルタルを塗る現場は少なくなっていますがこのように化粧でモルタルを塗る、という仕上げ方もあるんですよ。一見して、モルタル部分のひびとわかりましたので、お客さまに了解を得て、かなづちで軽くモルタルをたたくと・・・ひび割れが簡単に広がりました。そのひびの下のコンクリート部分は？？まったく問題ない状態でしたこれで一見落着これで、お客さまも一安心ですね。この相談料として、5千円を頂戴いたしました。その後、楽しく世間話をしているうちに・・・キッチンのリフォームの相談に発展なんだか、とっても嬉しい展開です。家のまわりの小さなことで悩んでいて、どこに相談したらよいか・・そんな人たちのお役にたてるよう、今後も地道な活動をしていこう！と思った心あたたまる出来事でした。本日メールマガジン第86号配信日ですシリーズ『家づくりのイロハ』の『ホ』　防蟻処理（ぼうぎしょり）☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.05.20

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  中庭のシンボルツリー

  はや築16年となりました我が家。玄関入って正面に中庭があります　↓玄関から中庭が眺められ、この季節は本当に気持ちがよいのですが・・・玄関に日があたりすぎるのが難点。フローリングの床が色あせるし・・で、庭の真ん中に、シンボルツリーとして白のハナミズキを植えました♪植えたときは、1メートルほどの小さな木だったので、日陰をつくることができず、ちっとも役たたず・・・16年経って4メートルほどに育ち、今ではイイ感じに日陰を作ってくれていますこの木の下で、ときどき、ランチなどを楽しんでいます。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.05.05

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  新築住宅の模型づくり。

  新築設計の時のプレゼンテーションには必ず作る模型。「外注するんですか？」とよく聞かれませすが・・・自分でつくります。貧乏事務所ゆえ、外注するお金もないしというのは冗談で！計画時に自分で模型を作ること自体に大きな意味があります。頭の中で描いていた窓の形や、屋根の勾配、庇の出など、模型づくりをしながら、検討することがいろいろありますから。模型づくりの途中で、ＰＣに戻り、ＣＡＤ図面を書き直すこともしばしば。これを外注していては、細かな検討ができませんね。作りかけの様子　↓何が面倒くさい！！って、窓を開ける作業。でも、窓を開けないと、完成後、光りの入り具合などを再確認できないので、これは必須の作業なんです。カッターを使うのに、腕に力を入れすぎて筋肉痛そして約２日後・・・完成！！さてさて、この計画案をお客さまが気に入ってくださるかどうか・・それが問題。もちろん、散々検討した後にできたプランですから・・自信作です。それでも、プレゼンの時には内心ドキドキですね。お客さまの顔色を伺いなら・・・どこに関心をもっているか・・どこに？マークをつけているか。紙の図面より、こうした立体模型が何よりも説得力があるようです。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里本日はメールマガジン第81号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『ス』　ステンドグラス

  2011.04.15

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  大地震の爪あと＠埼玉

  今回の被災地の映像を見て感じることは、地震の直接の揺れによって、木造家屋の柱が折れたり、壁が曲がったりした様子がほとんど見られない・・ということです。家屋の損壊は、ほとんどが津波の被害によるもので、水の力で、基礎と土台が引き剥がされ、木部が根こそぎ持っていかれたようです。阪神大震災や能登半島沖などの直下型の地震の場合は、大きな縦揺れにより、柱が折れ、屋根がそのまま直下に落ちて押しつぶされた、という被害が多かったのと比べて、かなり違いを感じています。というのも、今回の揺れは大きくゆったりとした横揺れでしたから。阪神大震災以降、木造住宅の耐震基準が大幅に強化されましたが・・今回の地震ではあまり効果はなかったと考えられます。ひるがえって、震源からかなり離れた埼玉県周辺の被害はどうでしょうか？木造住宅より、工場やショッピングセンターなど、大型建物の被害が大きかったようです。茨城空港の映像にもあったように、屋根が落ちたケースが多い模様。ゆっくり大きく長く揺れたので、天井を吊っていたボルトが緩み天井が落ちたとのこと。一方木造は、粘りのある構造と言われ、揺れを許容しながらねばる、という性質からほとんど被害はなかったようです。私の周辺では、屋根瓦の棟部分（ぐし）に軽い損傷のあった家を散見しました↓この程度であれば、すべての瓦を下ろすことなく、補修が可能と思います。私の住む埼玉県では手前の梅の花が今、満開です。災害にかかわらず、自然は確実に時間をすすめていますね。もうあと半月もすれば、桜のたより。復興の目途がある程度たち、皆が桜を楽しめる気持ちになれることを願ってやみません。本日はメールマガジン第77号配信日シリーズ『家づくりのイロハ』の『エ』　遠赤外線サウナ☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.03.18

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  本日、自転車通勤。

  タイヤ24インチのへっぽこママチャリ。漕いでも漕いでも前に進まない被災地では灯油やガソリン不足が深刻だと連日報じているので、少しでも協力！と思い、今朝はマイカー通勤を止め、自転車通勤にしました。事務所まで、片道7.5キロ、45分。関東地方の今朝は、晴天。「よーし、今日は自転車だ！」と張り切っていたところ「北風が寒いぞ。自転車はやめた方がいい。」とおせっかい？な父。朝から父子喧嘩です被災地の寒さを考えれば、北風なんか何だ！一方「オレは親切心で言っているのに、大きなお世話、はないだろ！」あちゃ、水掛け論に。昨晩は、今度は、静岡県の富士宮を震源とした直下型地震がおきました・・。関東でも結構揺れたので、あわててＴＶをつけると・・今度は静岡県で地震。先日、浜松のお客さまから、お見舞いの暖かいメールをいただいたばかりで。浜松でも、今回の東北関東大震災の影響で東海地震が現実味をおびてきた？！との心理から防災グッズが飛ぶように売れている、というお話でした。そういう意味では昨晩の地震は怖かったでしょうね・・ＴＶの解説員は、今回のは東海沖地震ではない！と言い切っていましたが。住宅の耐震性という観点からは、静岡県は国の建築基準法より基準が厳しく、規定の1.5倍以上の耐力壁を要求されます。設計させていただいた浜松のお宅では、基準の2倍入れたので、心配はないと思います・・地盤も良いところでしたので。但し、基準法というのものは、建物がまったく壊れない、ということではありません。倒壊しない＝逃げる時間が稼げる、というレベルを示したものです。建物は全壊しないまでも、ガラスが割れたりすることは大いに考えられることです。また、昨日の富士宮市での地震で、山梨県もかなり揺れた様子。山梨の上野原もかなり揺れたと報じていたので・・そちらのお宅はどうだったか・・な。上野原で設計した時には、東海沖地震うんぬん、の頭はまったくありませんでした、正直。これから連絡を取ってみようと思います。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.03.16

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  災害時、太陽熱の利用ができるとありがたいです。

  先週3月10日の木曜日、読売新聞の家庭欄に設計した住宅が紹介されました。太陽熱を利用して暖房するシステムです↓（詳しい内容についてはＨＰを参照ください）お天気の良い日であれば、ＬＤＫの他、洗面室やトイレ、廊下などほぼ全館、太陽熱による床暖房で暖めることができます。もちろん、太陽の出ていない朝や夜は暖房できませんが、今頃の季節であれば、昼間に充分、暖かさを床下のコンクリートに蓄熱しているので、朝晩に暖房機をつけなくても、快適に過ごせます（厳冬期は補助暖房要）。お天気さえ良ければ、暖を取れる！災害時にも威力を発揮しそうですが・・・実は、屋根に集まった（こちらは自然の上昇気流によるものなので、電気不要）暖気を強制的に床下のコンクリートに送るのですが、これに、電気が必要この操作を太陽電池で動かすことができれば、完璧なパッシブソーラーとなるのですが。今回の大地震も、阪神大震災も寒い時期に起こりました。災害が発生しても、太陽だけは自由気まま。お天気さえよければなんとかなる、そんな住宅設計も今後考えていかなければならない、と痛感しています。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.03.15

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  トイレの神様は御機嫌ななめ？！

  トイレの水垢を落として、既存の便器を新品同様に再生！というサービスがあることは、前々から知っていたのですが・・たまたま、その業者さんと知り合う機会があり、築16年の我が家のトイレをお願いしました。Ｂｅｆｏｒｅ　Ａｆｔｅｒ　の映像はこちら　↓↓　　　お～！！ここまで綺麗になるとは！　感激。表面の汚れをこそげ取り、コーティングをかけて終了。18000円ナリ。新品以上にピカピカです。ちょっとテラテラしているのはコーティングのせい。これで、5年間はほとんどお掃除手間いらず！だとか・・。このコーティングを新築時に施しておけば、より効果的なのでしょうが、なかなかそこまでは手が廻りませんね、実際のところ。トイレの神様も喜んでいるかな～、きっと良いことあるかな～　うふふ。ととと・・何とまさにこの日！駐車違反でつかまりました現場の前に車を止めて荷物を下ろした後、つい、現場の職人さんと話しこんでしまって・・ふと後ろを振り返ると・・警官が違反切符をまさに張るところ・・あわてて駆けつけ、「荷物を積み下ろしていただけなんですけど・・」と言い訳大魔王。「いや～、切符を切る前だったら見逃してあげたんだけどねぇ。切符切っちゃったからねぇ」えーん、罰金15000円ナリでした、トホホ。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.03.09

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  作りつけ家具で、お気に入りの書斎をあつらえる。

  家で仕事をすることも多いというご主人のために作った書斎↓　　寝室の横に４畳の書斎。４畳もあると結構贅沢な書斎ができます。１．６５メートルの巾の大きなデスク、その左横に奥行きの浅い（２５センチ）本棚１．６５メートル（床から天井まで）、デスクの背面には奥行きの深い（４０センチ）本棚１．６５メートル。奥行きの深い方はFAXやプリンター、スキャナー、ストック用の紙などの保管に。もちろん、アルバムや大型書籍の収納にも少し深めの本棚があると便利。たいていは予算がなくて、デスクの引き出しは可動式のものを通販で買ってもらうのですが今回は一緒に家具工事で作ってもらいました。一体感があっていいですね。デスク真ん中の黒い引き出しみたいなものはペンケース。既製品を板の下に取り付けただけの簡単のものですが、超浅い引き出し、便利ですよ！鉛筆や印鑑、クリップなど細かいものの収納に。書斎を作るときのポイントは、細長の形にすることです。４．５畳の真四角な部屋は広さに割に壁面が少ないので、収納量が取れません。細長の形であれば、３畳の広さでかなり満足のいく書斎ができるはず。そしてもう一つ、作りつけのデスクを作るとき、コンセントはデスクの下と上の両方に付けましょう。そして、デスクの板に４センチほどの穴を開けておくのがオススメ。デスクの下の床上にPCの本体を置き、その穴を通してデスク上のディスプレイに配線するとデスク上が広々使えて、狭い書斎でも使い勝手が上がります。作り付け家具の良いところは、レイアウトが自由なことはもちろんですが、端から端まで隙間なくピッタリに作れるので掃除がしやすいところ、そして色が自由に選べるところ。今回はグレーがかった茶系の壁紙を選びましたので、壁の色調に合わせてグレー系で家具をまとめてみました。結構ダンディーな感じが気にいっています♪他、手元の照明もお忘れなく！今回はデスク上にダウンライトを付けました。本日はメールマガジン第73号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『ユ』　ユーティリティー☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.02.18

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  キッチン横にカウンターバーを作ってみました♪

  とにかく、忙しい奥様のために作ったカウンターバー　↑対面キッチンに作りつけました。朝の忙しい時間帯の子供たちの朝ごはんのスペースとして、また、おやつなどちょっとしたブレイクタイムのコーナーとして。ここで注意しなければならないのが、カウンターの高さです。キッチンの高さは通常８５センチ。それよりも１５センチくらいカウンターを上げたい。なぜなら、キッチンの水はねやキッチンの散らかり具合がLDから見えないように。とすると・・カウンターの高さは１メートルになりますね。普通の食卓テーブルの高さは７０センチですから、３０センチも高い。ということは、普通の椅子では高さが合わないので、ハイチェアを使うことに。ですが、このハイチェアが曲者で・・・非常に座り心地が悪いんです、足が下につかないと。で、足掛け金物を付けてみました。椅子の奥に銀色に輝く横棒がそれです。今回、初めての試みでしたが、なかなか座り心地も良く、これなら食事もゆっくりできそう白と黒の革張りのハイチェアもなかなか格好いいでしょ！カウンター下には実は小引き出しも３つ付いているんですよ。ふふ、きっと大活躍のカウンターバーになってくれると思います。本日メールマガジン第７２号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『キ』　機械換気☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.02.10

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  ショールームも集客に大変？！あれやこれやのアイデアで。

  先日、ユニットバスを選びに、お客さまとショールームへ行ってきました↓設計者の立場としましては・・ユニットバス、システムキッチン・・どこのメーカーでも似たり寄ったり、どこでも同じ？！と思っています・・（わっ！メーカーの人に怒られそう・・汗）特に壊れやすい部分、食器洗機やコンロ、浴室暖房乾燥機などはどのキッチンメーカーも同じ電気機械メーカーの機種だったりしますし・・最後は、デザインや色の好き嫌いかな・・でもどのメーカーも同様のラインナップだし。ということで・・採用の決め手は、掛け率の安さです、正直。ここでなるべく予算を浮かせて、他に必要なところに予算をかけたい・・という思いです。そして、ショールームに商品を見に行くなら、断然、平日がオススメ！土日は混雑していてよく見られませんし、何より、担当のお姉さんを確保できません。どこのメーカーも似たり寄ったりとは言え、商品説明はしっかり聞かないと。で、平日にショールームに行ったところ・・サービスが良いのにびっくり打ち合わせの後にお茶が出るのですが、通常でしたら紙コップ。それが、陶器の器に、ショールームスタッフの手づくりのお菓子が付いてきました！！手づくりのお菓子、心にくいですね。キッチンの展示があるので、そこに実際に置いてあるオーブンを使って焼いたのだそう。いいですよね、現実的にどのように焼けるのか事前に体験できると、商品への愛着も増しそうです。ちなみに・・この心にくい演出をしてくださったのは、トステムのさいたまショールームでした本日はメールマガジン第71号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『サ』　サービスヤード（サービスバルコニー）☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.02.04

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  最後の仕上げ～カーテン選び

  新築であれリフォームであれ、内部の仕上げが最終段階になると・・次は、カーテン選びが始まります。部屋の壁紙を選んだ時と同じように、設計者側で似合いそうなサンプルをピックアップ。『ヘッダー』と言って、大きなサンプルをメーカーから取り寄せ、現場へ↓机の上で小さなサンプルで決めるのは、とても無理。カーテンを取り付ける部屋によって、光線の入り具合もまったく違うので、生地の色味も違って見えますし、全体の雰囲気によってカーテンのデザインも変ってきます。何は無くとも！現場！！　工事の最終段階、職人さんが現場をうろつく中、実際の窓に生地を当ててみて「あーでもない、こーでもない」と、1時間以上。設計者サイドで下選びしていった生地は、そうですね・・30枚はくだらないでしょう。一部屋につき、3～5種類をピックアップ。その中で、まずは消去法。ご提案したものがすべて気に入っていただけるとは限らないので。そして、残った2枚くらいの中から、最終的にどうしようか・・と。先日の現場では、幸い、ご提案したものの中からすべて気に入ったものが見つかり・・（見つからない場合は、再度の仕切りなおしとなります）お次は、見積りの段階へ。ま、ここが最大の鬼門だったりするんですがごく普通の住宅でも、子ども部屋を含めすべての窓にオーダーでカーテンをつけようとするとまあ、50万円は下りませんね。50坪以上の大きな家でしたら、70万円以上は覚悟しないと。もちろん、見積り金額は選ぶ生地の材質に大きく左右されるのですが・・やはり、お高いものはそれなりに良いものなので・・安価なものはペラペラつい、選ぶ段階では良いものを手にしがち・・そして、見積り金額を見てガーン結局、子ども部屋などは、吊り下がりのお安い既製品で間に合わせ・・よくあるパターンです。カーテンはつけないわけには生活できませんし・・家づくりの最後の最後でかなりの出費を強いられますので、予算を取っておいてくださいね。ただ今、メールマガジン第69号配信中！シリーズ『家づくりのイロハ』の『テ』　展開図（てんかいず）☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2011.01.22

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  本日仕事納め。

  一年はあっと言う間。今日で、仕事納めです。仕事的には、なかなか厳しい年ではありました。さてさて、来年はどうでしょうか・・個人のお客さまからいただく仕事なので、基本、まったく先が見えませんそうやって、15年続けてきたので、まあ、何とかなるんじゃないの？！と、きわめて楽観的（本当はそうでもないんですが・・）。とにかく、目の前の仕事をひとつひとつ丁寧に仕上げていく他、生きる道はないと思っています。そう言えば・・春先にご提案した、あの別荘の件はどうなったんだろう・・・模型を作って、一人盛り上っていたのも懐かしく↓　　なかなかの出来栄えで、自信作だったんですけどねぇ。まあ、会社の保養所なので、業績によってゴーサインを出すかどうか、というところなのでしょう。景気が上がれば、来年あたり・・・？？どう？なーんて、取らぬ狸の皮算用をしても仕方ないですね。今日はこれから、役所の現場検査のため千葉の現場まで。仕事初めは来年３日からです、ひゃ～。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.12.28

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  造り付けの家具～下駄箱編

  今、下駄箱を取り付けているところ↓下駄箱は既製品でもたくさん出ていますが・・やっぱり、オリジナルで造りたいもののひとつです。オリジナルで造る良さ・・・サイズ（巾、高さとも）、形が自由に作れるので、壁－壁ぴったりにつくれる。色、素材を自由に選べる。今回は玄関扉を入って邪魔にならないように、下駄箱の天板の奥行きを一部小さくしています（写真右はじ部分）。ここには下駄箱の扉はつけず、下に小棚を付けました。鍵や印鑑などをさりげなく置くスペースです。その下は、傘たて置き場ですね。これを見たお客さまは「これは便利！！」と大変感動してくださいました。あれ～、設計打ち合わせの時、この棚の話はしておいたんですけど・・ま、いいか。喜んでいただいているんですから。ま、こんなちょっとしたことが、日々の暮らしを豊かににします。造りつけ家具が取り付くようになると、いよいよ工事も最終段階です。あと2週間で内部は仕上がり・・というところでしょうか。建築現場からの報告でした～☆本日はメールマガジン第64号配信日です。シリーズ『家づくりのイロハ』の『マ』　町屋☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.12.17

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  これって本当にエコなの？住宅エコポイント申請

  リフォーム工事が終わり、住宅エコポイント申請の書類を整えたところ↓40枚以上はあろうかと思われる書類の山。我々設計者は日ごろから建築確認申請など書類作成には慣れていますが・・それでも、必要な書類を整えるのに半日近くも時間がかかってしまいましたこれを工務店さんが作成しようと思ったら１日以上かかるでしょうねぇ・・・。以前、工務店に申請手続きを断られた、と相談して来た方がいましたがさもありなん。こんな面倒な書類づくりやってられません！って感じでしょうか。ポイントは工務店が貰えるわけではないですし、ね。住宅エコポイントが取得できる工事内容の基準もすごく変。例えば・・壁や床下に入れる断熱材。高断熱のものを指定しているのは理解できるにしても、断熱材を使った量に応じてポイントの付与が決まります。要するに、同じ断熱性能を持った住宅でも小さい住宅ですと入れる量が少ないのでポイントがもらえる基準にまで達しません！！これって、ちょっと違うんじゃありません？！同じ断熱性能なら、大きな家より小さな家の方が、どう考えたってエコでしょ。それなのにポイントがもらえないなんて！納得できませんそれに提出する書類の数が多すぎ！どんだけ紙を無駄遣いすればいいの？！データ申請にしてもらいたいですね、インク代と紙代を節約できます。どう考えてもエコロジーではなくエコノミーポイントです。やだやだ。あとは書類をお客さまにお渡しして、捺印をもらうだけです。ホッ。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.12.07

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  こじゃれた細工の裏ワザ？！インテリア性と機能性と

  住宅設計のとき、『鋳物（アイアン）をどこかに使いたい！』というご要望も結構多いんですよ。でも、アイアンは結構お高い。本来なら、デザインや寸法に合わせて手づくりしてもらいたいものなのですが・・・鋳物の原料自体は安いものなのですが、手づくり品は当然のことながら手間代が高い。とてもとても、一般住宅ではそのような贅沢はできません・・・でもアイアン使いたい？！むむ・・カタログをパラパラとめくっていたら・・ちょっと良さそうな既製品を発見！！４５センチ角で、定価12000円ほど。『これは使える！』で・・今回は階段の壁に使って見ました（まだ工事途中なので、壁は仕上がっていません）何故ここに使ったかと申しますと・・・構造的に柱は抜けないから、壁を作らなくちゃ・・・でも階段を壁で完全に仕切ってしまうと閉鎖的で、下の廊下が暗くなるし・・明り取りという機能性とデザイン性をマッチさせることができましたアイアンを使いたいからと闇雲に取ってつけるのはどうかしら・・やはり、機能性を持たせてこそ、デザインは生きるのかな？と思い設計しています。本日はメールマガジン配信日です。第62号　シリーズ『家づくりのイロハ』の『ク』　グルニエ（屋根裏部屋）☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.12.03

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  ベランダで菜園

  ↑我が家の二階のベランダで元気に育ったレモン。完全無農薬です敷地が狭くて庭が取れなかったり、１階の庭の日あたりが悪かったりした場合・・二階のベランダで植物を育てたいな。そんな気持ちをお持ちの方も多いでしょう。上記の我が家の二階のルーフバルコニーは、6畳ほどあり結構広いんです。設計した時には、ここで外ごはんをすることは想定していましたが・・まさか、ここで父が果物や野菜づくりをするとは・・想定外でした何で男の人って、実のなる木が好きなんだろう・・不思議。写真のレモンも、５年目くらいにしてやっと人並みな実をつけるにいたりました。他にブルーベリーの木もありますが・・初夏収穫できるのは・・一人３粒くらい！！　たったそれだけのために、父は水やりを欠かしません。しかしながら、ベランダには水道が無い！のです。菜園を想定していませんでしたから・・ですので、父は１階からバケツで水を汲み・・ご苦労様です・・ということで・・新築、リフォームの際には、ベランダを何使うか？事前によく考えた方がよいですね・・菜園と化す可能性があるなら水道をお忘れなく。但、プランター置きではなく、本格菜園を考えているなら土は重いですから、ベランダの荷重の検討、水はけの検討などより以上に事前の配慮が必要になりますので、お気をつけくださいまし。我が家は今さら水道を引くつもりもないので・・・雨水タンクをベランダに設置して雨水を散水しようか・・と検討中です。エコですしね。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.12.01

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  色を決める～材料との相性

  下駄箱と階段の手摺に色を塗りたいのでペンキ屋さんに色見本を作ってもらったところ↓一概に色を塗る、と言っても元々ある木の素材との相性が大事になります。木部の塗装には大きく分けて「浸透」タイプと「被膜」タイプがあります。上の写真で見ると・・左側の茶色の見本が「浸透」タイプ。本来持っている木の木目を生かしながら塗料を浸透させて色をつけるものです。このタイプは後で修正がききませんの一発勝負。それだけに色決めは慎重になります。また、木の目の部分によって、塗料の吸い込み具合が違うので同じ色を塗っても、仕上がりの色に違いが出できます。この違いを色ムラと勘違いしてしまうお客さまも多いので、事前に色見本を作ってもらい、どこの部分の色が濃く出るか、薄く出るか説明します。上記の二点をじっくり説明することで、お客さまの色への関心がぐっと深まります。後は、全体の色の感じ。一概に茶色といっても、黄色系、赤系、いろいろあります。少し赤みのある焦げ茶を選択。今回、木目がとてもきれいに出ている材料が使われていたので顔料を薄めにしてもらい、木目を最大限生かすことに決定。一方、写真右の緑色の見本。こちらは、被膜タイプの塗り方です。こちらはべた塗りなので、下地の木目は出ません。ですので、材料もそれなりにお安いものでＯＫ。何度でも塗り直しがきくのも特徴。汚れや水にも強いですね。階段の手摺の一部に、深緑色を塗りましょう！ということで色出し。緑色は茶色以上に色巾が大きく・・・「もうちょっと黄色入れて」「もう少し黒足して」「ん・・ちょっと違うわね・・」と、何度もペンキ屋さんに微調整をお願いします。で、イメージに近い色が出来上がり色は最終的な部屋のイメージを大きく左右しますので、楽しくもあり、神経を使う作業でもあります。下駄箱など既製品を使ってしまえばこんな苦労もないのですが・・やっぱり、オリジナルで作って、デザインも色もお客さまのイメージに合わせたい・・。まったくもって、設計者とはわざわざ面倒なことを選ぶ、変な人種です本日はメールマガジン第57号配信日です。『家づくりのイロハ』の『ツ』坪庭☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.10.29

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  太陽熱の力で家じゅう床暖房する～工事編

  当ブログでも何度かご紹介したでしょうか・・。屋根下に空気の通り道をつくり、屋根に当たった太陽熱でその空気を暖めて床下に送り床暖房。『そよ風』というシステムです。システムというとなにやら大げさな感じがしますが、誰でもが簡単に取り入れらるものです。一番大事なことは、屋根下で暖められた空気を漏らすことなく床下に送り込むこと、そして床下（基礎の部分）に送り込まれた空気が、床下（基礎）から外部へ漏れ出さないこと。この２点につきます。というわけで、只今進行中の現場で屋根下の空気が外部に漏れていないか現場検査をしました↓でも空気って透明じゃないですか！空気が漏れているかどうか、どうやって検査するの？ハイ、いたって原始的。白煙筒をたき、白い煙が出てこないかチェック写真ではわかりませんが、かすかに煙が漏れているところが３箇所ほど。コーキングで隙間を埋めるよう指示。ま、屋根面は多少空気が漏れてもＯＫ。というのも、次から次へと空気は太陽に温められ上昇してきますから。もっとも重要なのが、床下へ送った暖かい空気が基礎の立ち上がりから外へ漏れないこと。せっかく暖めた大事な空気、外へ逃がすわけにはいきません！！というわけで、床下にも大量の白煙筒をたき、漏れが無いか厳しくチェック。たいてい、１，２箇所は煙の漏れがあるのですが・・・今回はパーフェクト検査後、あたりはもうもうと白煙におおわれ・・すわっ、火事！と通報されないか心配したほどです（笑）それにしても、屋根の上を平気な顔で歩き回る現場監督さん、脱帽です。高所恐怖症の方は、この商売はできませんね。本日メールマガジン第54号配信日です『家づくりのイロハ』の『レ』レンジフード☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.10.15

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  勉強は楽しい！けれど、5時間は疲れた。

  『ヤマベの木構造セミナー』に参加してきました↓と言っても専門外の人には何のことだか？？？建築の設計には、意匠（いしょう：デザインをする人のこと）、構造、設備と大きくわけて3種類の分野があります。私は意匠設計者です。構造は専門外ですので、例えば、鉄骨造やコンクリート造で設計計画する場合、構造計算は外部の構造設計者に依頼することになります。木造以外の構造は構造計算書の提出が義務付けれているので良いのですが、住宅で一番採用される木構造。もちろん、構造的に裏づけのある設計をしなければいけません。が、計算書の提出が義務付けられていないので、非常にグレーなんです、実は。また、構造設計者の中には、木構造が苦手な人が圧倒的に多いようです。木は材種や育った環境、年輪などで部材の強度がまちまち、構造計算にのりにくい、というわけです。そんな構造設計者の中で、木造を語らせたら一番！と言われる山辺豊彦さんのセミナーで勉強してきました。５回シリーズの第一回目。今回のテーマは、当ブログでも何度か話題にのせた『地盤と基礎』の話。山辺さんの話しのすばらしいところは、実践的なところです。明日の業務から即使える！っていう感じ。実際の地盤調査のデータを用意してくださっていて、その調査書の読み方と基礎設計の考え方を演習形式でやってくださいました。データを読みながら、20分以内で基礎設計をせよ、と。実際に手を動かし、頭を働かすと習ったことが体に沁み込んでいくようです。これまでの自分の地盤調査や基礎設計が間違っていなかった！と再確認できたのもよかったしあいまいだった部分がクリアになったし・・・本当に得るものの多い講習でした。勉強は楽しい。少しは成長した自分が嬉しい。でも、5時間はちかれた～☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里本日はメールマガジン第52号配信日です。『家づくりのイロハ』の『ラ』　ライティング（照明計画）

  2010.09.24

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  プレスリリース！！『家族図書室のある家』

  ↑この春に竣工写真を撮りに行ったＹさん宅そのＹさんの家が取材を受け、このたびウェブ上にアップされました♪♪三菱地所が発行する住宅系ウェブ雑誌『Ｋａｄａｎ倶楽部』の中の「住まい通信」というページです。Ｙさん家族が、新しい住まいで生き生きと楽しく暮らしている様子が上手に表現され、記事に反映されているので嬉しく思っています。Ｙさんもとても喜んでくださっていて・・まったくもって設計者冥利につきますふと、気づいたこと・・・この「住まい通信」のページ、私が８作目の登場なのですが、他の設計者の方々の竣工写真は、映像に家族の姿がありません・・。なのに、私の映像は人物だらけ（笑）　家は、人がそこに住んでこそ。ショールームみたいにカッコイイ家でも、居心地が良くなければ本末転倒ですよね。Ｙさんの家のＨＰはこちら。住宅の設計とは、家を設計するようでいて、実はそこに住む人の幸せを作ること！と改めて実感させていただく良い機会となりました。仕事を通じてこの先、あと何組のご家族と出会うことができるでしょうか。本日メールマガジン第51号配信日です『家づくりのイロハ』の『ナ』　内装工事・リフォーム編☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.09.17

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  防虫防蟻剤について

  木造の家を建てる時・・事前のシロアリ対策をどうするか。設計者としては頭の痛いところではあります。以前はかなり効果の高い薬が一般的に使われていましたが、シロアリに効果が高いということは、人間にも有害である危険性が高いということで・・。また、防虫防蟻剤の効果はせいぜい5年というデータもあり・・新築時に塗っておしまい、ではたいした意味もないか・・という気もしますし。建築基準法では、防虫効果の高いヒノキやヒバを使えば、薬剤を塗らなくても良し、という規定もあります。特に今回の新築現場のように、屋根で温めた空気を床下に送って床暖房をするという『そよ風』というシステムを採用している家では、床下の安全性が非常に重要です。『そよ風』を採用する場合には、常に床下は乾燥状態なので、シロアリは生きられない、ということで、木部には薬をまかず、土の中に元々いるかもしれない卵を撃退するために木酢酢を撒いたりとか・・パームやしから取れた天然油を撒いたりとか・・で、今回は、こんな処理をしました↓『ヘルスコキュアー』という木炭からつくった溶剤です。溶剤自身に殺蟻効果があるわけではなく、シロアリが嫌いな物質なので、シロアリを近づけない、という考え方のようです。こういった天然系の防虫剤は、本当にイロイロあるので・・どう選択したものか・・こんなところでも、設計者の悩みはつきません☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里本日メールマガジン第50号配信日『家づくりのイロハ』の『ネ』根伐り

  2010.09.10

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  職人ワザに脱帽。

  ↑先日の上棟での大工さんの様子在来木造２階建ての現場です。クレーンで材料を吊り上げ、それを高いところで大工さんが受け取って・・それを、いとも軽々肩にかつぎあげ・・梁の上をひょいひょいひょいそうですねぇ・・高さは地上から6メートルくらいのところでしょうか。新体操の平均台の選手みたい。バランスよく歩いていくのだわぁ～。で、おもむろに梁を下ろして柱と組み合わせ・・・最後にきっちっとはまるように、木槌で叩く。この木槌だって結構重いんですよ。それを振りまわすんですから猛暑の中、現場での事故や熱中症で倒れる職人さんも続出とか・・。上手に休んでくださいねぇ～、と設計者はお願いするしかありません。こんな感じで、たった１日で一軒分の木組みを終えてしまうのですから・・まったくもって、職人技はすごい！！です。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.09.07

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  カラーコーディネート

  建物の内装や外装の色、なかなか重要なんです。良い材料を使っても、形が格好良くても、最後の仕上げの色がちぐはぐだと何だかな～何と言っても大事なのが、全体の統一感です。そこで、こんなカラーコーディネートボードを作ることがあります↓今回はワンルーム・マンションのカラーコーディネート。女性の一人暮らし向けとのことなので、おしゃれな感じに仕上げたいですね。床は焦茶色で落ち着きを持たせ、壁や扉は白系で清潔感のる感じに。そしてさし色として、赤を持ってくることにしました。玄関扉、キッチン、カウンター上のペンダント照明、そしてユニットバス。この4箇所に赤を入れます♪♪「え？？ユニットバスの壁が赤なの？！」とお思いでしょうか？４面すべてではなく１面だけなので、ポイントとしてとてもキレイです。また、赤は色幅が大きいのも特徴。朱色系ではなく、真紅系の赤が落ち着いてオススメです。完成は来年３月。赤がどんな風に生きてくるか、今から楽しみです。そう言えば・・・最初は「インテリアコーディネーター」に憧れて、資格を取ったんだっけ・・それがいつの間にか、建築屋になっております。人生は摩訶不思議。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事所代表　岡部千里

  2010.08.17

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  プレカット工場視察

  『プレカット』と言っても何のことやら。一般の方々にはピンときませんよね。木造の家を建てる時、土台や柱・梁といった構造材を使うわけですが、それ用に、原木から製材をし、組み立てやすいようにホゾ（でべそのようにでっぱりをつける）や穴の加工をします。これらの加工は、以前はすべて大工さんの手でひとつひとつ加工していましたが、現在は、工場の機械で一気にやってしまうのが主流となってきました。この工場加工のことを『プレカット』と言っています。↑ほぼ無人のラインで、木材が加工されていきます一軒分の加工は、１日で終了するとのこと。大工さんの手ですと2週間くらいはかかりますので、効率、コスト面ではかなり有利ですね。機械のオートメーションに掛ける前に、図面に間違いがないか入念にチェック。事前の図面打ち込みが間違えていると大変なことです。そのチェック図が設計者にまわってきますので、緊張する場面です。加工は１日で終わりますが、一連のチェックにかなり時間がかかります。これらのやり取りは通常、電話やＦＡＸ・メールですが、今回は実際入荷した材木の品質検査も兼ね、直接担当者に会って最後の調整をしました。やはり顔を見ながら打ち合わせするというのは安心感があります。わざわざ茨城県まで出向いた甲斐がありました♪♪☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里本日メールマガジン第46号配信日です。『家づくりのイロハ』の『タ』断熱材

  2010.08.13

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  地盤改良工事　杭打ち

  昨年の11月に当ブログで紹介した案件です。土地を購入する前から設計相談を受けていました。「気に入った土地があるから見て欲しい」と。遊歩道と公園に囲まれ、一見して住むにはとても良い環境に思えます。遊歩道の夜景もとてもきれいなのだそう。でもちょっと待って。そのあたりの地形は緩やかな斜面になっていて隣接する遊歩道は、元は川だったのでは？？？と思わせます。遊歩道の先は調整池がありますし・・。で、土地購入前に地盤調査をオススメしました。結果は予想通り・・・あまり地盤の良くない場所と判明。もしここに家を建てるのであれば、地盤改良が必要になり、コストのかかることをご説明。建て主さんは、十分納得した上で、土地購入を決められました。地盤改良が必要な軟弱地盤だということで不動産屋さんと交渉し、100万円ほど値引きしてもらったとか。これを、改良工事代金に当てられます。我々設計者は、土地取引には素人ですが、地盤の良し悪しの判断は通常業務の範囲。事前にご相談いただいたことで、適切なアドバイスができたことを嬉しく思います。その後、設計をさせていただき、いよいよ地盤改良工事が始まりました。今回は、鋼管杭を打ち込む、という改良工事です↓この杭打ちによる地盤補強は非常に古くからある工法です。昔は、鋼管（鉄）杭がなかったので、松の木杭だったのですが。海抜0メートルと言われる、オランダのアムステルダムやイタリアのベニス・・非常に地盤の悪いところなので、松の木杭で建物の基礎を補強。よって・・・『地下に森林がある』と言われているそうです。面白いですね。☆☆☆～☆アトリエ３C+U建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.07.05

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  木の家が好き

  という若い人も、新築住宅の注文にやってくるとか・・。埼玉県は朝霞市の初雁木材さんに取材に行って来ました。取材？？そう、建築の仕事関係で訪問したわけではなく、『社長の学校』の関係で。社名にあるように元々は木材の会社。ですが、日本の住宅産業は、ハウスメーカーに席巻され小さい工務店は激減。工務店向けに木材を売る商売が成り立ちにくくなり・・自ら家づくりを手がけるように。元々材木屋ですから！当然、木にこだわっています。下小屋には、銘木がぞろぞろ転がっていました♪♪気になる木があると、使い道も考えずについ買っちゃうんですって！20～30年も眠ったままのものも。だから、よーく乾燥した出来の良い木たちがたくさん。↓　社長自ら作ったオウチ？！　木のぬくもり、感じられますね。木の家づくりが減少する中で、木を扱える大工さんの枯渇も心配とのこと。職人さんの育成にも力を入れています。それも！10人中2人が女性の大工さん。女性の大工さんは、本当に珍しいです。過去20年、この仕事をしてきて今まで見たのは一人だけ女性の大工さんは、家具職人でもあるそうです。初雁さんに頼めば、好きな木材を選んで、好きな家具を作ってもらえますよ♪栗の木をくりぬいた？３本脚の椅子、気に入っちゃいました↓座り心地もＧｏｏｄ！　お値段３万円。今度機会があったら、ダイニングテーブルのセットを注文したいな。それと、通常カタログに載らないような材料が山のようにあるので・・店舗設計の時には、是非、相談にのってもらおう・・どなたか、和風モダンのレストラン設計を依頼してくださらないかしらん（爆）。カウンターに良さそうな銘木イロイロありました♪　設計者の意欲をそそります。取材にお伺いしたのに、今後の仕事に役立ちそうな情報満載。御機嫌で帰途につきました。だから、『社長の学校』好きなんだ。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.07.01

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  住宅雑誌に掲載されました～☆

  『イエマド　プラス』という住宅雑誌の夏号にP88～91まで、4頁にわたり特集していただきました。6月19日発売なので、まだ、店頭にあるかしらん。定価480円。こちらの住宅雑誌は、女性のための住宅情報雑誌というコンセプトのようです。今回取材していただいたお宅も、子育て家族のための住宅です↓GW中に、取材にお邪魔したご家族のおウチです。子どもって、ホント散らかすのが仕事なんですよね！取材の時も凄いこと？！になっていましたが・・・大丈夫だって、散らかしっぱなしOK!の『家族図書室』があるんですもの。「それって何？！」と気になった方はこちらのHPへどうぞ。このＨＰから、工事途中の様子もユーチューブで見られます♪☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

  2010.06.29

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