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ちーちゃんの衣旅住

[旅（海外）] カテゴリの記事

全47件 (47件中 1-47件目)

南極だより～☆　番外編

南極への船旅は、南米はアルゼンチンからだそうです。日本の裏側、南米へは遠いですねぇ。ＵＳＡなどで飛行機を乗り継ぎ、３０時間以上かかるのではないかしらん海外旅行は大好きですが・・さすがに南米には足を踏み入れたことがなく・・世界遺産ＮＯ．１人気のペルー『マチュピチュ』には是非行ってみた～い↓うーん、いつ見ても幻想的な風景ですね。１６世紀までここで生活されていたそうなので、そう古い話ではありません。ただ、一般的な庶民が生活していたわけではなく、インカ帝国の王族の避暑地、あるいは神聖な式典の場みたいなところだったそうで。↓こちらはアルパカちゃん『アルパカ』と言えば・・軽くて暖かい！とカシミア以上に高級な素材ですよね。ふーん、こんなボサボサな毛並みなんだ。ただ、アルパカ素材として珍重されるのは１～２才までの若い毛だけで、その後は、肉ととして食べられちゃうんだってアルパカ肉・・・知らなかった。ビーフよりさっぱりしていてクセがなく美味だそうで。さて、ペルー観光のもう一つの目玉はこちら↓ナスカの地上絵です。何のためにこんな巨大な絵が描かれたのか？まだ解明されていないようです。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

2011.03.21

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南極だより～☆　その２

↑南極の氷河。氷河の氷って何で青いのかな？？カナダやスイスで見た氷河も青かった・・ミネラル成分とかが違うのかな。↑これ何だかわかります？　鯨の骨だそうです美しいですねぇ。自然は大きくて、あったかくて、そしてときに怖い。そんなことをしみじみ感じられる風景です。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

2011.03.20

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南極だより～☆

自然は怖いけれど、美しい。人は自然の力に生かされている。被災地の方々は、まだまだご苦労が続くかと思いますが・・当ブログは通常モードに戻って、楽しく元気の出る話題を提供していきたいと思います。「お！旅好きが高じて、ついに南極にまで行ったか！！」いえいえ、バンド仲間のオジサマが南極に行かれ、その映像を分けていただきました♪人の手垢のつかない南極・・どんなところなのでしょう。映像から拝察する南極の海は荘厳な感じですね・・こちらも、地球温暖化の影響が大変だとも聞いていますが。南極と言えばペンギン！？　３種類くらい生息しているそうです。こちらは、ヒゲペンギン↓　写真ではよくわかりませんが、ヒゲの形がユーモラスでいつも笑っているような、ひょうきんなペンギンちゃんだそうです。南半球の南極は今、夏。南極大陸には土も垣間見え、上陸もできるそうです☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ建築設計事務所代表　岡部千里

2011.03.19

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住んでみたい街、クライストチャーチ

海外旅行に行って、この街に住んでみたい！と思う時、ありますよね。我が家でのナンバーワン人気がＮＺのクライストチャーチなんです・・・今回の大地震で、建物が崩壊し・・亡くなった人、行方不明者も多数とか。クライストチャーチ、静かで、緑豊かで、都会的でスノッブで、ゆったりしていて。町中をゆったり流れるエイボン川です。9年前の写真を引っ張り出しました。イギリス移民の町ですから、ロンドンと同じ川の名前が付けられています。緑の多さがわかりますよね。一方こちらは、旧カンタベリー大学↓昨晩のニュースで、この建物の崩壊の様子が報道されていました。被災者の救助センターがハグレー公園に設けられたそうです。こちらは、町の中心にある広大な公園です。早く人命救助が行われ、静かな町のたたづまいを取り戻せますように・・そう願うばかりです。☆☆☆～☆アトリエ３Ｃ＋Ｕ　建築設計事務所代表　岡部千里

2011.02.24

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スイス旅日記　最終回

スイス名物ミートフォンジュを堪能し極楽気分でホテルへ♪と、父がひと言「夜のうちに駐車場から車を出しておいたら？明日の朝、バタバタするのいやだからねぇ」というのは、ルツェルン滞在中はホテルに駐車場がないので、少し離れたタワー駐車場に車を預けっぱなしなのです。今日で二晩目。いったい駐車料金はいくらになっているのやら～。スイスは路肩のメーターパーキングも多く、昼間は有料で（最大２時間までなどと決まっている）、夜７時～朝７時までは無料になるという非常に合理的なシステムをとっています。なので、父いわく、夜のうちにホテル近くの無料パーキングに車を移しておけば、帰国する明日の朝がラクチンでいいのでは？という提案です。夜間分の駐車料金も節約できるし。「それもそうだね～」ということになり、夜１０時を過ぎていたので、父に同伴してもらってタワー駐車場へ車を出しに出掛けました（歩いて１０分くらいのところ）。さて、駐車場でカードで料金の精算しようとしたところ・・・何と！機械がカードを受け付けてくれないのですどうしよう！もう現金は１０フラン（約千円）しか持ってないのに、料金は１００フラン。どうしよう、どうしよう・・・遅い時間なので廻りに誰もいません・・・ととと、良かった！地元の人が来たぁ～。ので、カード支払いの方法を聞きます。「Ｐｉｎナンバー（暗証番号のこと）打ち込むの忘れてますよ！」「なーんだ、そっかぁ～」れれれ？？やっぱり受け付けてくれない。Ｖｉｓａ、Ｍａｓｔｅｒとカードをいろいろ試してみましたがどれも駄目です。私「もういいよ。明日の朝、何とかするよ」父「何とかならなかったらどうするんだ！！」と私以上に典型Ａ型小心者の父。私「はぁ～。それもそうだねぇ。確かホテルの近くに銀行のＣＤがあったからそこで現金下ろして、もう一度トライしてみよっか・・・」と、再びホテル近くまで戻り、クレジットカードでお金を下ろすことに（これも、操作のやり方がイマイチ不安で、ドキドキでした。現金が出てきてくれたときにはホッ）。昼間町歩きした時に、ここでお金を下ろしていた人をたまたま見かけて、記憶に残っていて良かった！！もしこの記憶がなかったらお金も下ろせず、絶望的だったでしょうねぇ。駐車場に戻り、現金を投入！やっと清算ができました～、やれやれ。近くの夜間無料駐車場に車を移し、部屋に戻ったときにはすでに１１時過ぎ。母が心配しているかな～、と思いきや、買った時計を眺めてひとりニコニコ。我々の帰りが遅いことなどまったく気にしてない様子。呑気な母で助かります（爆）。明けて８月１１日（火）、チューリッヒ空港まで約５０キロの道のり、１時間あれば着くとは思いますが、道に迷うといけないので早めにスタート。３週間前観光した懐かしの！チューリッヒの市街までは迷わず行けたのですが・・・「空港」という行き先表示がありません・・・（汗）市街を適当にグルグルしていれば、そのうち標識が出てくるだろう・・・とお！これって飛行機のマークだから空港ってことね。空港さえドイツ語表示。勘弁して欲しいよねぇ。旅行者の身にもなってよ～もし絵がなかったら、絶対わからなかった・・・飛行機マークにしたがって、道を曲がったものの、いくら走っても次の標識が出ない。父「道間違ってるんじゃないの？」私「標識がないときは直進ってことに決まってるんだから、口出すな！」とイライラが募ります。素人は黙ってろ！（ホントは私も内心超不安なのです）と、やっと飛行機マークが出て、無事、空港内のレンタカー返却所に到着結局、１時間半ほどかかってしまいました。まあまあ、ともあれ、やっと車の運転から解放され、安堵感で一杯ですぅ～。ふ～ぅ。さっそく、飛行機の搭乗チェックイン。すべて機械処理でした。楽天トラベルのEチケットは自分のPCからプリントしたもの。そこに書いてある予約No.を機械に打ち込むとチケットが自動で出てくるんです。なーんと簡単なんんん・・・？帰国便もエコノミーからビジネスクラスにグレードアップになっているではありませんか！！やったね！帰りの飛行機の中では爆睡。母いわく「やっぱり皆の面倒を見るのに気をつかって疲れたのね」そうかな？自分ではあまり意識していませんでしたが、ずっと緊張していたのでしょう。今回の旅は、いつになくトラブルに見舞われ、思い出深き？！ものとなりました。「これが両親最後の海外旅行」ということで、サービス満載！心から楽しめました。一ヶ月以上経った今でも、スイスのガイドブックを開いては「楽しかったわね」と言ってくれるので、本当に良かった、良かった♪♪『スイス旅日記』に最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます♪「もう飽きた」という声もあり、「最後まで完結してよ」という励ましあり・・・。今後５年間は海外旅行を封印いたします＝仕事に打ち込みます？！スイス旅日記・完

2009.09.27

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スイス旅日記39

機関車トーマスみたいな可愛らしいシティー・トレイン・バスに乗り、約40分、暮れゆく世界遺産都市ルツェルンを車窓から眺めました。日本語語対応の音声ガイドがついているので町の解説が聞け、よき旅の復習ができました♪これまで、エラソーにコメントしてきた町の歴史はここからのパクリも多々ありそして、いよいよスイス最後の晩餐。今夜はちとミーハーに、スイスショー付の郷土料理店に行くことにしました↓台湾やオーストラリアの団体客さんで満員！はじっこの方に席を作ってもらい今日はミートフォンジュ（オイルフォンジュとも言います）をいただきます。基本スタイルは昨晩食したチーズフォンジュと同じです。金串に生肉を刺し、油の煮えたお鍋にジュッと差し入れ、しばし火が通るのを待ちます。日本のしゃぶしゃぶの油版みたいな感じ。肉は薄切りではなくて固まりですが。お肉にお好みのタレをつけて。チーズフォンジュよりずっとさっぱりしているのでいくらでも食べられる！って感じ。でもいったい一人分のこのお肉、何グラムあるんだろ？お皿に山盛りのお肉は食べても食べても減りません・・・はぁ～。舞台の方はえらく盛り上がっています。客席を巻き込んでのショータイムです。お客さんも歌ったり、踊ったり～。楽しそうです♪私もご指名いただいたのですが・・・駄目なんですよね～、性格がシラケているというか、ノリがなくって。お祭りなんかもてんで苦手。スポーツ観戦やコンサート会場などで我を忘れて大声で応援できる人がうらやましいですこうして、スイス最後の夜は楽しくふけていったのでした・・・この後に大事件？！が巻き起こるともつゆ知らず・・・（スイス旅日記最終回につづく）

2009.09.26

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スイス旅日記38

午後からいよいよ腕時計探しです！父は置いて、母と二人で出かけます、いそいそ。ルツェルンの旧市街には高級宝飾店が目白押し。まずはウィンドーでチェックし、良さそうなお店の中へ。中へ入ってびっくり！お客さんは中国人（台湾人かも・・・）ばっかりそれも、若い家族が多いんですよね～。若いのにお金持ちなんだぁ～。お店の方も中国人相手に夢中です。日本人なんてまったく眼中になし！って感じ。中国系の店員さんも多く店内は中国語が飛び交っています。また、値札の表示も中国語。『Japan　as No.1』の時代はもうとっくに終わりましたねぇ～、とつくづく。やはり、相場は50万円前後ですねぇロレックスだけは売り場が別になっていて、そちらは200万円以上、って感じかな値段の差は何？！ブランド？！メカの性能がそう違うとは思えませんよね。一番の違いは、装飾のようです。時計の盤に貝が使われているとか、ダイヤモンドやルビーなどがどれだけ散りばめられているか、とか。予算内では気に入ったデザインがなく、デザインが気に入ったものは予算オーバーやっぱり買えそうも無いなぁ、と思っていたところ･･『ん？これ好きかも！』というのを見つけて店内へ。『ＣＨＡＲＲＩＯＬ』というジュネーブのブランドです。日本にもたまーにデパートなどで見かけるブランドですが、まあ、知名度低いですね。ちょっとハードな感じもしましたが、ビジネス用にはいいかな、と手打ち。しっかしながら、店員さんの態度は『こんな安い時計買うのかい？』ぐらいの勢いでまったく私への接客に力が入っていません（苦笑）。私のことはほっといて！いきなり横にいる母に営業開始（手振り身振りで）「この時計、貴方にお似合いですよ」と55万円のオメガの腕時計を出してきました！！母は時計などまったく買う気がなかったのですが、勧められて時計を腕にはめた途端「あら、これ私に似合うかしら・・・」ちょっと目がハート。「でも時計持ってるし、考えてなかたから。私はいらないわ。」と一緒に店を出ました。ホテルの部屋に戻って、しばし休憩。ととと・・・ベットで昼寝をしていた母がむくっと起き上がり「やっぱり、あの時計買うわ！！」と再び二人でお店へ。店員さんの愛想の良いことと言ったら！！もう一度時計を手にはめ、でもまだ迷う母。「どうかしら～、似合ってるわよね～」私「気に入ったんだったら買ったら？お墓にお金持って行っても仕方ないんだし・・・」と超いいかげんなアドバイスをする娘（爆）。結局購入することに決め、支払いをする段になってトラブル発生！！母のクレジットカードが金額オーバーで落ちないのです！限度額が30万円までらしい。じゃあ、私のカードで落としたら？とカードを貸しましたが、こっちも落ちない！！ぬぬぬ・・・私の限度額も80万円までで、これまで散々旅行で使ってきたから・・・そこで店員さんが、『分割でカードを切りましょう』と言うので私のカードでとりあえず、30万円きってみる・・・ＯＫ。次に母のカードで20万円きってみる・・・ＮＧ。万事休す。母「縁がなかったってことね。もうあきらめるわ。」店員「他にカード持ってないんですかぁ？」とあきらめない、あきらめない。母「そういえば、日本円の現金なら10万円くらい持ってるけど」とつぶやく。店員「現金、ＯＫ、ＯＫ！」ということで、母のカードで10万円切り、残り10万円を日本円で。まったく、店員さんの粘り腰にはびっくりです。しかしながら、ここでまたトラブル！現金払いの分は1000スイスフランだったのですが、店員さんがレート計算を間違えて10万5000円を要求。「あなた、計算違うでしょ。100Yen＝1.05フランなんだから、1.05掛けるんじゃなくて、1.05で割るのよ！だから95000円でしょ！」と、日本語でまくし立てる私！なかなか理解できない店員さん。言葉が通じないので、筆談です。そのうち、奥からマネージャーがやってきて、商談成立。あー、ちかれた。そういった細かい計算のことは、すべて私任せの母は、一人でニコニコだし（爆）。夕方、可愛い観光バスで市内ツアーに参加。ごっきげんの母です↓（スイス旅日記39につづく）

2009.09.25

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スイス旅日記37

8月10日（月）、いよいよ今日が最終日です。昨日中に、見どころはほとんど回ってしまったので、今日は博物館か美術館へでも・・・ありゃ～、今日は月曜日で休館じゃないですか！時々やるんでよね、コレ。旅の計画の時には、休館日も頭にいれてプランしないと・・で、車を出して近場へドライブ＆ハイキングに行くか？はたまた、ショッピングにうつつを抜かすか？！思案のしどころ。まぁ、最終日だし、お土産ももうちょっと買わなくちゃ、ということで後者を選択。午前中は、昨日、見残してしまったところを回ることに。まず、ホーフ教会へ。創建は8世紀と古いようですが、火事で17世紀に再建。ルネサンス様式のとても大きな教会です。内部には、世界最大級のパイプオルガン（パイプの数460本！）がありあます↓次に『嘆きのライオン』へ↓このモニュメントはスイスの歴史の象徴です。ライオンの背中あたりに矢が刺さっているのが見えますか？ライオンも息絶え絶えで苦しそうです。スイスは中世以降、傭兵の歴史があります。傭兵とは、お金で買われて他の国の戦争に行く人たちのこと。山国のスイスですから、当時は食料が無く、仕事も無く、一方で人口増加に苦しんでいて、食べるお金を稼ぐために外国へ傭兵を出していたのです（血の輸出）。ですから、外国同士の戦場で、傭兵であるスイス人同士が血を流し合うことも多々あったといいます。このライオン像は、18世紀フランス革命（あのマリーアントワネットの話ですね）の時に、国王方で戦ったスイス傭兵が多数戦死したものを悼んで建てられたもの。傭兵の歴史に幕をおろした記念碑というわけです。ちなみに、ローマのバチカン市国ではオレンジｘ青の縞々のイケメン君が入り口を警備していますが、これは、スイス兵。傭兵の歴史の名残だそうです。歴史って深いですねぇ～。と、ちっと感傷的な気分になり・・・オマケに雨も降って来た～。チョコレートなどお土産ものを買いながら、一度、ホテルに戻りました。午後からは、懸案の！一生ものの（ちょっとしつこいぞ！）腕時計探しに行きま～す旅のミニメモ：チョコレートなどの工業製品は、お土産物店ではなくスーパーで買うべし（我が家はCOOPを愛用）。まったく同じものが1～2割安いです！（スイス旅日記38につづく）

2009.09.24

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スイス旅日記36

18世紀に連邦国としてスイスが独立した時に首都となったのがルツェルン↑ここも湖に面した美しい街です。正面の木造屋根付のカレル橋が町の象徴です。我々の泊まったホテルはまさにこのカレル橋のまん前（正面左の白い建物）↓やっぱり、旅の成否はホテルにあり！ですね『DES　ALPS』というホテル。ルツェルンに行く予定のある方は要チェックです！立地最高！景色抜群、駅からも近く、また、町中なのでどこへ出かけるにも近くて便利。お値段もそこそこ。そして何より嬉しいのが、小さいながらバルコニーがついていること。そして、お湯をわかすポットが備え付けられているのもポイント高いです！日本のホテルでは当たり前のこのサービス、外国ではまず無いですから。いつでも好きな時に部屋でお茶が飲めるのは、本当にくつろげます。湖沿いの歩道にはカフェやレストランのパラソルで埋まっています。入れ替わり立ち代り観光客がわんさか。誰かが席を立つとすかさず次の人がさっと座る。それほどの盛況ぶりです。ホテルのバルコニーから見ているとその行動パターンがおかしくて。部屋でお茶を飲んで一服した後、お天気も良いので町歩きに出かけることにします。まずは、旧市街を歩き、市庁舎、教会などを見学した後、町の周囲を囲む城壁へ。小さな町なので２時間ほどで、ほぼ一周。再び旧市街に戻ってウィンドショッピング。「むむ？？時計屋さんがいやに充実しているじゃぁありませんか～」と、ホテルでもらった英語版の町案内を読んでいると、『ルツェルンは宝飾業で発展した町』と書いてあるじゃありませんか！！（地球の歩き方にはそんなこと何も書いてないぞ！）「うふふ、これは最後に期待できるかも。明日の午後は時計探しタイムね！」夕食は湖沿いの歩道に出たレストランで、スイス名物『チーズフォンジュ』を。パンに白ワインで溶かしたチーズをつけて食べるアレです。量がわからなかったので、とりあえず、一人前頼みました。３人で十分の量でした。最後、お鍋の底に残ったチーズのオコゲが最高においしいんですよ！満足。（スイス旅日記37につづく）

2009.09.23

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スイス旅日記３５

世界文化遺産ベリンツォーナを後にし、最終目的地ルツェルンに向かいます。アルプスを越え、距離にして２００キロくらいでしょうか。時間短縮のためトンネル経由で行くことに決め、高速に乗ったところ・・・また渋滞かい！どうやら、サンゴッタルド・トンネルの手前で大渋滞が発生している模様。アイロロというトンネル手前のＳＡでトイレ休憩↓正面に見えている山がサンゴッタルド峠です。横を走る一般道はスイスイのようなので、予定を変更して一般道で峠越えをすることに。いやぁ～、これが大正解でした峠道からトンネル入り口を見下ろすと、トンネル手前で３車線が１車線になっている模様。これじゃぁ、渋滞するよねぇ。峠道はこんなに快適なのに、何で皆こっちに来ないのかな。ここは中世以降、イタリアからドイツへのアルプス越えの最短道として開発されたそうです。（トンネルは１９６４年に開通）峠越えは、途中『悪魔の橋』と呼ばれる難所もあったとか。しかしながら、今の道は非常に快適です。ヘアピンカーブもたいしたことありません。山の空気もすがすがしく、家族全員、長旅の疲れも忘れドライブを堪能。峠の頂はこんな感じ↓ちっちゃな池の脇で、ランチタイム♪『悪魔の橋』近くの風景はこんな感じ↓それにしても、峠を越えた途端、イタリア語圏から再びドイツ語圏に突入。これが同じ国なんて。なんで、アルプス山脈が国境になっていないんだろう、不思議。スイスのお国事情の複雑さがしのばれますね。午後３時過ぎ、旧都ルツェルンに到着。ここも世界遺産です。とても美しい町です。本日の教訓：高速道路より峠道を選ぶべし。どの峠道も走りやすく恐れるべからず。（スイス旅日記３６につづく）

2009.09.22

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スイス旅日記34

8月9日（日）、まだ朝のすがすがしい空気の中、高台にある古城に向かいます♪一番高台にあるサッソ・コルバロ城↓とても小さなお城です。物見用という感じでしょうか・・。ここから見下ろした、一番下のキャッスル・グランデ（昨日見学したお城）↓次に、真ん中のお城、モンテベッロ城へ。ここが一番守りの要といった物々しいつくりです。敵が侵入できないように考えられたはねあげ橋↓３つの城塞ともなかなかの迫力で、大満足。11時過ぎには見学を終え、最後の目的地ルツェルンに向かいます。ルツェルンへの道は、アルプス越えがあります。高速道路のサンゴッタルド・トンネルで行くか、一般道のサンゴッタルド峠越えで行くか。もちろん、時間的にはトンネルの方が早いですが・・・ここが思案のしどころ。高齢の両親の体調を考え、トンネル経由で行くことにしました。内心は峠越えの方が好みなんだけど・・・（スイス旅日記３５につづく）

2009.09.21

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スイス旅日記33

昨日（9/19）のＴＶ番組『世界ふしぎ発見！』みました？イタリアの特集で、予定変更して行かなかった『マッジョーレ湖』やってました！！湖の真ん中にボッメーロ家の豪邸が建っていて、景色のみならず、その内装の素晴らしこと！！やっぱ、無理して行けば良かった・・・本日の教訓：後悔先にたたず　（涙)まあ、気を取り直し・・・いよいよ、今回の旅も終わりに近づいてきました。５つめの世界遺産都市、ベリンツォーナへ到着。ここは城砦都市で、要塞風のお城が３つも建っています。↓もう夕方なので、今日は１番下のキャッスル・グランデを見学。丘陵全体がお城になっていてすっごい迫力です！さすが世界遺産！唸らせますねぇ～。大きな岩を基礎にして、その上にお城が築かれています。明日行くことにしている、高台にあるより要塞色の濃いお城が正面に２つ見えています。うーん、明日が楽しみ。世界遺産には自然系と文化系がありますが、神社仏閣好きな私としましては、文化系の方により魅力を感じます。丘上のキャッスル・グランデからブラブラと散歩道を下り、夕食のため旧市街へ。いままで見てきた観光都市（ルガノ、コモ、ベルンなど）に比べ本当に小さく、田舎町（といっても辺境の魅力はない。ごく平凡な地方都市という印象か）。でも、旧市街の風情はなかなか。見学しようとやってきた教会では結婚式の真っ最中↓教会見学はあきらめ、市庁舎の方へブラブラ↓ベリンツォーナという地名からも察せられるように、このあたりはイタリア文化圏です。道路標識などもいつの間にか、すべてイタリア語。ドイツ語はどこにも見当たりません正面に見えている市庁舎の内部には、アーチ型の門柱に囲まれて中庭があり、南欧風です。ここベリンツォーナは、イタリアからスイスまでの主要街道沿いの町。イタリア文化が色濃いのも当然ですし、だからこその要塞都市でもあるわけですね。地続きのヨーロッパ文化、政治は奥が深いですわ～。海に囲まれている日本人の感性とは違って当たり前ですね。夜は、すべてのお城がライトアップされて幻想的です。キャッスル・グランデの夜景↓（スイス旅日記34につづく）

2009.09.20

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スイス旅日記32

8月8日（土）、今日でイタリア・コモ湖ともサヨウナラ。再びスイス領に入り、世界遺産ベリンツォーナの町を目指しますが、途中、ルガノの町に立ち寄ることにしました。ルガノは日本にはあまり馴染みのない場所ですが、ヨーロッパでは観光名所だそうです。今日は、高速ではなく（昨日税関で渋滞にはまったので）、一般道の山道を選びました。朝から曇りがちでしたが、そのうち土砂降りの豪雨に！前が見えないよ～。多少時間はかかっても、一般道の方が楽しいですね。高速は風景が味気ないです（日本も同じ）。町並みの変化も興味深いですし、地元の人の生活が垣間見られるのもグー。『一般道の国境線はどうなっているのかぁ～』これも興味津々です。そろそろ国境のはずなんだけど・・・あれ～？何にもないよ。フリーパス。『国境って何なんだろう？』って考えてしまいます。国境なんてなければ、国同士のいさかいもないわけで・・・人間が勝手に引いた線ですよね。大雨のため予定より遅れてルガノに到着。ここも湖沿いにあり、なかなか風情のある町です。官庁街の建物がとにかく立派です。土曜日とあって静かな官庁街でノミの市が開かれていました。ルガノも高低差のある町で、下の湖周辺が旧市街、駅のある高台が新市街。まずは旧市街のショッピングアーケードを冷やかすことに。1キロもあろうかという、歴史を感じる立派なたたずまいです。『お～！時計屋さんが目白押しじゃないですかっ！！』　いそいそ。『やっぱり、スイスと言えばオメガかな～。えーん、でも高くて手が出ない・・』結局一生ものの時計にはここでも出会えずバス代わりのケーブル↓に乗って、上の駅に行ってみることにしましたこのケーブルは料金100円、駅まで5分。地元の人で超満員です高台の駅からは教会の頭越しに町並みと湖が見えます↓屋根の見えている聖ロレンツォ教会を目指し、歩いてブラブラと下って行きます。この教会は9世紀創建だそうで、外観はシンプルですが、中はなかなか豪華でした。スイスで見た教会の中では一番美しいように感じました。教会を見た後は、湖まで新市街のショッピングゾーンをブラブラと↓道が坂（階段状）になっているのがおわかりでしょうか？こちらのお店は、若者向け、地元の人向けのカジュアルな雰囲気です。３時過ぎ、駐車場に戻り、いざベリンツォーナへ出発。ここからは、高速で行くことにしました。約60キロと近いの１時間で着けるかな。（スイス旅日記33につづく）

2009.09.17

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スイス旅日記31

コモの町を後にし、アウトレットのあるメンドリシオというスイス領の町まで約30キロの短い道のり。まあ、高速で行った方が道に迷わなくてすむかな？！という判断が大きな誤りでしたコモの町には高速の入り口が3つもあって、北口が良いだろうとそこへ向かったつもりが・・高速への標識どおりに走っているのに、なっかなかつかない・・・おかしいな～。気づくと一番遠い南口から進入することに・・・何故だぁ？こんなことなら、下の道で行けばよかった・・・当然のことながら、再び国境を越えます。税関の手前で大渋滞、ふ～っ。『今回こそはスタンプ押してくれるのね！こんなに混んでるんだから・・』しかしながら、今回もフリーパスでした税関を超えてメンドリシオまでは20分足らず。あっという間に到着です。高速の出口を出て・・・『アウトレットはどこ？出口から近いはずだけど？』ととと・・・ありました！アウトレットは高速出口のそば！というのは世界の常識かしらん。ショッピング好きの我が家族、いそいそと店内に。『あれ？日本のアウトレットのつくりと同じじゃん！つまらないな～』（って、日本がこっちを真似したのかも・・・）面積もそう広くないですし、何より、トップブランドの数が日本より全然少ない期待していただけに、一同がっくし。イタリアのミラノから１時間と近いので、イタリア旅行のツアーにも組み込まれているほど人気だと聞いていたのに・・・。おまけに、時計のブランド店が一つもないこれじゃあ、一生もの？の時計が買えないじゃないかぁ～。そのためだけに今日ここに来たというのに、え～ん。まあ、気を取り直し、カフェで軽くお昼を食べた後、ブラブラする。見どころは、『エトロ』と『ミッソーニ』くらいでしたね。「もう、何も欲しいものないから帰ろう！でもちょっと最後にフェラガモだけ見てくるね」と、そこではまりました（笑）。型落ち、サイズ落ちの靴がたっくさん！これぞアウトレットの真髄でしょ。フェラガモの靴が1万５千円程度で買えるのですから。日本だったら、５万円以上しますものね。気に入ったハンドバックもあったのでそれも購入。でもこっちは新作で値引き対象にはなっていないようでした（気に入っちゃうと、バーゲン品かどうかはどうでもよくなってしまう、買い物下手の私です・汗）今思うと、何でもっと靴を買って来なかったのかな？と後悔しきり。とにかく、デザインの種類はたくさんあります（日本のショップの比じゃないです）。でも１つ１つが在庫限定品なので、サイズさえ合えば超お買い得なんです。まったく、買い物下手ですねぇ（後悔ｘ２）。（スイス旅日記32につづく）

2009.09.16

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スイス旅日記30

8月7日（金）、今日はコモ湖畔最大の町、コモに出かけることにします。最初の予定では、100キロほど離れたマジョーレ湖に行く予定にしていたのですが・・運転手たる私が少々疲れ気味・・・ということで、すぐ隣町のコモに行くことに。コモまでは一本道で迷わず行けたのですが、市内に入って大混乱！！車の量が格段に多いのと、運転マナーの乱暴さで世界に名をはせるイタリアの本領発揮！スイス国内と違って、何だか殺気立った雰囲気まあ、道路標識がイタリア語なので、ドイツ語にくらべて理解ができるだけマシか・・・（学生時代スペイン語を勉強していて、イタリア語とは似ているので）結局、自分が今どこにいるかわからなくなってしまい・・（涙）ユーターン。目指すは、中心部の大聖堂なので車の通行量の多い方にくっついていくことに。ととと・・・Duomoの表示。あれ？車線が違ってて曲がれないよ～まあ、だいたいの位置はわかったので、とにかくパーキングに止めちゃおう。路肩にある時間貸しのコインパークを探すが、そこは町中のこと、どこもいっぱい。やっとこさ！見つけて、バックで入ろうとしていると、イタリアのおばちゃんがそこに頭からつっこもうとやって来た！『ちょっと待ちな！！』ここのスペースは私が先に見つけたんだからね！！とクラクションを思いっきり鳴らす向こうも気がついたようで、他に出て行きました。まあ～、なんてはしたない・・・日本じゃあ、クラクション鳴らすなんてことないんですけど・・。相当カッカしていたようです。駐車したはいいけど、今度はユーロのコインが無い！！これまではスイスフランで生活していたので、ユーロの手持ちがお札しかなくて・・・。父がどこか両替に行ったきり、なかなか戻ってこないし・・・あ～、朝から疲れる幸い、駐車場から大聖堂（Duomo）まではすぐ近くでした。なかなか立派な教会です↓さすが、カトリックの本場、イタリアですねぇ！スイスの協会は質素で質実剛健という感じでしたが、イタリアは絢爛豪華。こんなところにも国民性が現れるのでしょうか。まだお店も開いていなかったので、湖畔沿いを歩き、ケーブルカーでブルナーテ山に上ることにしました。高いところがあるとすぐ上りたがるのはサルと同じ？！山上からは、湖畔にたたずむ大聖堂を中心とした町並みが良く見えます。湖から大聖堂をつなぐ旧市街周辺は、個性的なお店が立ち並び、ウィンドーショッピングに最適。しばらく冷やかした後、兼ねてより楽しみにしていた、ヨーロッパ最大のアウトレット？！FOX TOWN（スイス領）に出かけることに。ここで、懸案の？！一生ものの腕時計を買うぞ～！！うふふ。（スイス旅日記31につづく）

2009.09.15

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スイス旅日記29

イタリアのコモ湖は高級リゾート地として知られています。ミラノから７０キロほど、列車で1時間と案外近いんですよ。南北50キロほどもある長～い湖です。湖沿いの丘陵地に、へばりつくように高級別荘がひしめいています。我らが目指すモルトラシオという町は、湖の南端に近いところ。湖畔沿いの道に入ってからも、なかなかたどり着きません。途中いくつもの小さな町を通り過ぎます。ヨーロッパはどこの町にも必ず教会がありますが、イタリアに入った途端、教会のたたずまいが豪華になったような・・・気のせいか知らん。片側通行しかできない狭い道も多々あり、運転に気が抜けません・・・やっと、目指す４つ星ホテル、グランド・ホテル・インペリアーレに到着。うーん、名前はとっても高級そうで古風なんだけど？！受付や部屋はいたって近代的。こちらは、後で増築しているようですねぇ。ちと、期待はずれ旧館の方は元お屋敷といった風情でイイ感じですが。時間も早いのでモルトラシオの町散策に出かけます。こんな感じの↓お屋敷（別荘）が、ゴロゴロ。これは教会じゃないですからね！個人のお宅です門からじゃ、邸宅の影さえ見えないよ～。今夜は、母のお誕生日会を兼ねて、ホテルに併設されている湖畔のレストランでディナー。席から見たコモ湖の夕暮れはこんな感じ↓食前のシャンパン、冷製スープのサービスがついて、フルコースで一人約5000円。物価の高かったスイスから来ると、イタリアは安く感じますね。もちろん、お味もグー。暮れなずむ湖をみながら、おしゃべりが弾みます。記念に残るお誕生会となりました。（スイス旅日記30につづく）

2009.09.14

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スイス旅日記２７

犬養道子さん推奨のシルスマリアは、車進入禁止の小さな町です。サンモリッツと違って平らな地形で、町はずれには草原が広がっています。その先にシルス湖が、穏やかな表情でたたずんでいます。観光客も結構いるのですが、騒々しさはなく、お店もポチポチあるだけ。自然が身近に豊富にあるのに、都会的な洗練された雰囲気、そこがここの魅力かな↓１時間ほどブラブラして、まだまだ日も高いので、もう一度サンモリッツ湖畔を散歩しよう！ということになり、車でユーターン。やっと晴れたよぉ！サンモリッツ↓サンモリッツの町は高低差が大きいので町歩きには注意が必要です。うまく歩かないと、すごく遠回りになるし、疲れます・・・。湖や駅がある場所は低いところで、写真正面に見えているパレスホテルは高台（ドルフ地区）。これを車道で行こうとすると、カーブの道をくねくねと上がって行かなければなりません。ですが、湖・駅から高台のドルフまでは、巨大なエスカレーターが設置されているんです！知らないと、そこにエスカレーターがあるかどうか気がつかないので、（まわりの風景を壊さないように作られているのはさすが、観光立国スイスです）サンモリッツを旅行する予定のある方は是非お気をつけあれ。この町の最大の魅力はこのドルフ地区の高級ブランドショップ街なので、しょっちゅうドルフに通うことになりますからね、まあ、高くて何も買えないんだけど（涙）。『地球の歩き方2006年版』には、このエスカレーターの情報は記載されていませんでした。たまたま、出掛ける前にインターネットで調べものをしていた時に仕入れたネタです。また、サンモリッツの高台（ドルフ地区）と湖周辺の下の地区（バート地区）のどちらに宿を取る方が良いか？私も大変悩んだところです。結局、お値段高めのドルフ地区を選んだのですが、バート地区の方が逆に景色も良いように思いますし、お値段も安いのでそちらの方がオススメですね。サンモリッツは天気にも恵まれず、宿もイマイチ・・・でした（スイス旅日記２８につづく）

2009.09.12

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スイス旅日記26

8月5日（水）、サンモリッツ最後の日。「いったい、いつになったら晴れるんだぁ～！」と毎日ＴＶの天気予報とにらめっこ。予報では今日はそろそろ晴れるはずなんだけど・・・窓の外は、相変わらず曇り祈るように天気予報に釘付け・・・。各展望台のリアルタイム映像を見ていると「ん・・・？展望台の高いところは逆に晴れているみたいよ？！」というわけで、町から直接ケーブルカーとゴンドラで行ける3030ｍのピッツナイル展望台に出かけることに。途中までは雲の中でしたが、予想通り、展望台に上がると晴れてきました↑正面下、雲海に包まれているのがサンモリッツの町、右奥に見えているのは隣町のシルバプラーナ湖です。正面の高い山は4000ｍ級のピッツ・ベルニナです。やっと山並みを一望できましたぁただ、グリンデルワルドで見たアイガー他の世界遺産三山とは雰囲気が大分違いますね。高さはピッツ・ペルニナの方が高いのですが、穏やかな表情です。逆説的に言えば、平凡っていうか、個性が薄い・・なるほどグリンデルワルドが人気なはず。しばし、久しぶりの山の空気を楽しみ、ゴンドラで途中駅まで下り、そこからハイキング↓サンモリッツの町はやっと晴れ渡りましたぁ～。町を見下ろしながら、針葉樹林帯のなだらかな道をおりていきます。途中、映画『ハイジ』の撮影場所となったという「ハイジ小屋」を目指すも、見当たらない。看板は出ているんだけどなぁ～、もう壊されちゃったのかな。途中、おにぎり弁当を広げ、宿まで歩いて戻り。２時着。「お天気もいいし・・ちょっと物足りないねぇ。シルスマリアという町が良さそうだかがら行ってみよう！」ということになり、車で出掛けることに。作家・評論家の犬養道子さんが、「スイスに住むなら、シルスマリア！」と著作の中で書いているというので、どんなのところか楽しみです♪（スイス旅日記27にづづく）

2009.09.10

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スイス旅日記25

8月4日（火）サンモリッツの朝は今日も曇りがち・・トホホのホです。多少お天気が悪くても仕方ありません、今日こそ世界遺産ベルニナ急行に乗車します。しかしながら人気のこの列車、すべて予約で満席、仕方なく普通列車で行くことに普通列車は天井までガラス張りのパノラマ車ではありませんが、まあ、見える景色は同じわけだし・・・終点のイタリアの町ティラノまでの約2時間半、時間的には急行とほとんど変わらないわけだし・・・と自らを慰めつつ・・・乗車。ＢＵＴ！！これが大正解でしたぁ～というのは、普通列車は窓が開くので！いい写真が撮れるんです♪風も気持ちいいし♪最初の見せ場はモルテラッチ大氷河。続く、ラーゴ・ビアンコ（白い湖の意）↓相変わらず曇りがちで、湖の白さが引き立ちませんが・・・ただ、行く先のイタリア方面の空は晴れているようです。そして、イタリア領に入る少し手前で、最大の見せ場360度のループ橋です↓でも乗って初めてわかりました、「乗車していては360度の醍醐味は感じられない」と。当たり前のことですが（苦笑）、俯瞰的に見てはじめてその形の面白さがわかるんですよねぇ。2時間ちょっとでイタリア領ティラノ駅に到着。こちらは晴れています。ＥＵに加盟していないスイスからＥＵ加盟国のイタリアへの入国はパスポートコントロールが厳しい！と聞いていたので、ワクワクしていたのですが何と！誰もいません。えーん、パスポートに入国のスタンプ押してよぉ～。さて、ここでランチ。イタリアですからね！パスタしかないでしょ。お値段もスイスに比べて5割くらい安い感じです。ティラノに2時間ほど滞在して、帰りは、パノラマ列車の急行に乗りました。本日の教訓：ベルニナＥＸＰ、景色を楽しむなら、普通車に限るべし！あと、列車には１等と２等がありますが（普通車にも）、２等車で十分です。１等はほとんど違いはないのに、値段は倍近くもしますので。ちなみに、急行は１，２等ともすべて予約が必要です（予約料は一人900円）。世界遺産の列車に乗ってみてひと言：「まあ、こんなもんか・・・乗らなきゃ乗りたいと思うし、乗ってもたいしたことない？！」他にスイスで有名な列車としては『氷河特急』がありますが、そちらはどんなかな？ガイドブックによれば、ベルニナ急行の方がオススメとなっていますが・・・。（スイス旅日記26につづく）

2009.09.08

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スイス旅日記24

8月3日（月）、今朝も雨・・・。どうしちゃったの？サンモリッツ。真夏だというのに、朝の気温4度。底冷えがします今日は、昨年世界遺産に認定されたばかりの『ベルニナ急行』に乗車する予定で日本から座席の予約も入れてあったのですが・・・「この天気じゃねぇ～」ところで、この『ベルニナ急行』の景色、焼酎・いいちこのＣＭに使われているのでご存知の方も多いのでは？急遽予定を変更し、お天気が悪くても楽しめそうなこちらも世界遺産『ミュスタイヤの修道院』に出かけることにしました。ガイドブックによれば、秘境中の秘境だそう。秘境好き、山道好きですからねぇ～「これは行くしかないっしょ！」と当初より予定に入れていました。スイス唯一の国立公園内にあります。いくつか峠を越え、２時間ほどで到着。「どこが秘境なんじゃぁ～」ここまでの道も良く整備され、観光客も結構います。（さすがに日本人は見かけませんでしたが・・・）小さい修道院だろうとは予測していましたが、ご覧のとおり↓「これが世界遺産かぁ～」ちと物足りない感じ。世界遺産に指定さたのは、建物そのものではなく、内部のフレスコ画です。8世紀頃のもので、それまでしっくいで塗りこめれていた絵が発見され登録されたそう。キリストの生涯がフレスコ画の連作で描かれているようですが説明はドイツ語だし、キリスト教のことはほとんどわからないので、？？？？お天気と同じでなんだかパッとしないので、来るとき通ってきた隣町サンタ・マリアに行ってみることに↓サンモリッツ周辺、イン川の谷あいに開けた村々を「エンガディン地方」と言い写真にあるように、建物に絵を描くのが特長だそうです。途中にいくつも、このような小さな村がありました。そうですね、目抜き通りは300ｍくらいかな。通りを抜けるとまたしばらく人家が無く４，５キロ走るとまた同じような小さな村落が出現する。そんな感じのところです。帰り、サンモリッツの駅に寄って明日のベルニナ急行の座席予約を入れるも満席で不可。仕方ないので、普通列車で行くことにします。何だか八方ふさがりだわ～。今日も一日中お天気が悪く、気分も晴れませんでした・・・（涙）（スイス旅日記25につづく）

2009.09.07

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スイス旅日記23

8月2日（日）サンモリッツ初めての朝は雨「まじっすかぁ～？！」サンモリッツはお天気が良く、爽やかな気候が最大のウリ！っていうから選んだのにぃ～。スイスの３大観光地に挙げられるグリンデルワルド、ツェルマット、サンモリッツ。マッターホルンで有名なツェルマットにするか？ここサンモリッツにするか？で悩んだ末、サンモリッツに決めたというのに・・・初日から雨とは・・・トホホ。ハイキングの予定を中止して、町中のセガンティーニ美術館へ行くことにしました↓サンモリッツ湖を見下ろす静かな森の中にあり、なかなかイイ感じです。セガンティーニというスイス人の画家、ご存知ですか？私はまったく存じ上げませんでしたが、スイスアルプスの絵画で有名だそうです。筆のタッチは、ゴッホとモネの中間？点描がゴッホ風で、色合いがモネ風といった感じです。『アルプス３連作』というのが代表作だそうで、２階に専用のホールがありました。『生』『自然』『死』という標題の３つの大きな絵。「うーん、描きたかったのは輪廻転生ってことかな～」「『死』の絵が一番好きだわ～。テーマが死なのに、明るい雪の空に転生を感じる！」といっぱしの評論家気分です♪ホールの天窓から雲の動きが届き、絵画に陰影を与えているのがドラマ性を高めています。美術館を出て坂道を下り、サンモリッツ湖まで。周囲4Ｋｍほどを散歩しました↓お天気が悪く周囲の高い山はまったく望めません。湖も暗く沈んでイマイチ。ご覧の通り、グリンデルワルドとはまったく違い、都会的な風景です。ここは、高級リゾート地として知られていて、坂上のショッピング街はブランドショップ揃い。実は、今回のスイス旅行では、『一生ものの腕時計を買うぞ！』と意気込んでいるんです。早速、ウィンドウショッピングへＧＯ！ところが、考えていた予算20万円では、とても一生ものの時計は買えない！ということが判明。しょせん、庶民はお呼びじゃないのねぇ～、がっくし町中のカフェでランチ。外で食事をしているうちにまた雨が降り出し・・・早々にアパートメントに戻りました。今日は、つまんない日だったまあ、こういう日もあるさ。（スイス旅日記24につづく）

2009.09.05

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スイス旅日記21

8月1日（土）、いよいよ我が愛するシャレーとお別れの日です。次の目的地、サンモリッツまで約250キロ。久しぶりの長距離ドライブにちと緊張気味。何度も通ったインターラーケンから、東へハンドルを切り高速道路に入りました。ルツェルン（最後に訪問する予定の旧都）を抜け、チューリッヒからクールへ南下。ととと・・・『え～、また渋滞ですかぁ？！！』今日の渋滞は半端じゃありましぇん完全にストップ。ぴくりとも動かない。みんな車から降りて路肩でタバコを吸ったり、犬の散歩をさせたり。日本の高速道路と違って、路肩には高いフェンスがなくガードレールがあるのみ。ですから、路肩際の雑木林の中へ自由に行き来できます♪男性陣は、天然トイレ？を利用している模様・・・郷に入っては郷に従え、我が家の住人も車から降りてぶ～らぶら。我が愛車、オペルです↓散歩中のワンちゃんと楽しく遊ばせていただきました♪それにしても、長い渋滞です3時間ほどストップ、はぁ～。『いったい原因は何なんだ～』それは工事渋滞でした。片側3車線あるうち、2車線を封鎖。そら、混むだろぅ～。この観光シーズンのピークに！それも土曜日ですよっ。以前お話したとおり、スイスの宿泊施設は土曜日チェックイン、チェックアウトが原則なので土曜日は全国的に移動の日。日本じゃ考えられませんねぇ（涙）でも渋滞での楽しみも♪周りを走っている車のナンバープレートを眺めること。さすが地続きのヨーロッパ、周辺国からの車が多い。ＥＵ加盟国の車は、プレートにＥＵの星のマークがついていています『Ｄ』ドイツかな？それともデンマーク？『ＮＬ』これはオランダだね！　『I』イタリアでしょ。　『Ａ』オーストリアだよね。それとスイスは州制なので、州ごとに旗がある、ということにも気がつきました。青と白の旗に『ＺＨ』、これはチューリッヒに間違いなし。赤の熊の絵？『ＢＮ』、これはベルンでしょうねぇ～。他は不明でしたぁ～。まあ、こんな調子で何とか渋滞を抜け、クールからは一般道です。ユリア峠を越えて行きます。ユリア＝ご存知、ローマ帝国の英雄ジュリアス・シーザーのこと。紀元前50年頃、イタリアからこの峠を越え、スイスへ侵攻した道なので、この名がついたのでしょうね。ところどころに、古代ローマ時代の名残？！とも思えるような石積みの朽ちた建物があったり、荒涼とした景色です。今まで見てきたグリンデルワルド周りの牧歌的な光景とはまったく違います↓夕方のせいもあるでしょうが、ちょっと恐い感じです。今日の宿泊先は個人の方が所有されているアパートメント。４時に鍵の受け渡しの約束をしているのに、もう５時だぁ～。どうしよう？！とにかく先を急ぐことにします。（スイス旅日記22につづく）

2009.09.03

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スイス旅日記20

ころんだ母を連れ、バスで無事、グリンデルワルドの町に戻って来ました。こんなトラブルもあろうかと、捻挫用のシップも日本から持参していたのですが・・宿に置きっぱなし！持ち歩かなくちゃ意味ないじゃん！本日の教訓：災いは忘れた頃にやって来る？！明日の8月1日はスイス建国記念日とあって、街は国旗で埋め尽くされています↓スイスの人は赤が好き見たい。旗も花も赤、赤、赤・・・さて明日はいよいよ、ここグリンデルワルドを発ち、次の滞在地サンモリッツを目指します。ご存知のように、手元に地図が無いもので・・・日本語観光案内所に道を聞きに行くことにしました。私『峠越えで行きたいのですが、どこの道からが良いですか？』スタッフ『うーん、遠回りでも高速で行った方が早いと思いますよ』そこにいた知らない日本人のおじさん『そうそう、峠越えしたら9時間はかかるよ』私『そうですかぁ～？』（内心、そんなにはかからないだろう！と疑心暗鬼）スタッフ『チューリッヒまで一度戻って2時間半、そこから約1時間、4時間あれば行けますよ』私（そこまで言うんじゃ、そうするかぁ）『わかりました、高速で行くことにします』とそれが、裏目に出たのでしたぁ（高速でのトラブルの話は、スイス旅日記21につづく）

2009.09.02

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スイス旅日記19

7月31日（金）、今朝も山は雲に覆われ・・・（涙）いよいよ、グリンデルワルドで過ごす最後の日です。『最終日だし・・・ハイキングしたいよね・・・でも天気がねぇ・・・』家族会議の結果、雲が薄かったので、頂上に行けば晴れるかも？！と出発。このあたりで一番人気のハイキングコース『バッハーアルプゼー』という山上の湖まで歩くことにしました。まずは、５日前と同じフィルストまでゴンドラで上がり、そこから歩きます。よかったぁ～、山上はまずまずのお天気です(^^)vさすが人気のコース、歩いている人がたくさんいます。日本人もちらほら。しかしながら、登りの道のため、我が住人の足は亀さん状態～。どんどん後ろから来る人に追い抜かれます。人生そんなに急いでどこへ行く～。2時間ほどで湖に到着↓ちと曇っていて、湖面への山の写りこみが薄いのが残念たいていのハイカーはここで同じ道をフィルストまで戻るようですがそこはへそ曲がり集団の我が家。同じ道を戻るなんて許せない！ということで、400ｍほど下がったところにレストラン＆バス停があるのでそこまで歩くことにしました。この道がなかなか魅力的小川の流れに沿って歩く道です。このような景色は初だったのでごきげん途中でおにぎり弁当をひろげ、急なハイキング道を抜け、もうすぐ目的地！という平坦な砂利道で、75歳の母がころんでしまいました！ひやぁ～。『立てない・・・』とうずくまる母。『まじっすかぁ～』ちょうど近くに牧場があって、車が停まっていたので最後はそこに駆け込むか？！ととと・・・のろのろ立ち上がる母。『大丈夫、骨折はしてないみたい。歩けそう』ホッ。バス停まで300ｍくらいしかなかったのが不幸中の幸い。『バスで帰ろう』とバス停の時刻表を見ると・・・何と、次のバスまで２時間半もある！『ちょうどいいじゃん！２時間半、そこのレストランでのんびりしよう』ということに。この２時間半が、これまた、なかなか魅力的な時間でした母は相変わらず足が痛そうでしたが、レストランからの山の展望も素晴らしく暇つぶしに、みんなで山のスケッチ大会！廻りの外人さんたちが絵を覗きに来たりして『Wonderful!』とか言われちゃっていい気分♪楽しい時間を過ごせました♪本日の教訓：災い転じて福となす？！（スイス旅日記20につづく）

2009.09.01

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スイス旅日記18

雲で展望がきかなかったシルトホルンからケーブルで降り、ミューレンから１駅下のグルッチュアルプまでハイキング。このルートは、ガイドブックで絶賛していたので楽しみにしていたのですが・・・さにあらずあまりにも平坦すぎで面白味に欠ける道です↓ユングフラウの裏側が見られる！というのが売りだったのですが、残念ながら山は雲の中ちと消化不良で、グルッチュアルプ駅から再びケーブルに乗り車の置いてあるラウターブルネン駅に戻る。ここのトイレで大事件発生？！トイレ内にリュックを忘れるお財布やパスポートをはじめ、これからのホテルの予約表など一切合財入ったもの・・・100ｍ歩いて、『あれ？何で何も荷物持ってないんだろぅ・・・ひやぁ～』って感じ。まったく面目次第もございません・・・幸い無事だったから良いものの、笑い事じゃないですよね。皆さまもお気をつけあそばせ。魔が射すとはこのことか・・・。と、気を取り直し、駅近くのトルメンバッハの滝を見に行くことにします↓ラウターブルネンはこのように両側を高い山に囲まれた谷底の町。日が当たらず暗い感じです。奥に明るく見える雪山が唯一の救いって感じかな～。今日はお天気がイマイチだったせいか、盛り上がりに欠ける１日でしたまあ、たまにはこういう日もあるよね。そうそうハイテンションは続かない？！４時帰宅、今夜のメニューはベーコンとなす・トマトのパスタです。（スイス旅日記19につづく）

2009.08.31

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スイス旅日記１７

７月３０日（木）、今朝は少し曇りがち・・予定では、周辺の峠を３つドライブする企画でしたが、わが住人たちは、ドライブよりハイキングの方が良い！ということで飽きもせず、ハイキングにでかけることに。３０００ｍのシルトホルン展望台へ。ここからは、世界遺産三山アイガー、メンヒ、ユングフラウを裏側から見られるそうなので、これまでの眺めとどう違うのか？期待がふくらみます♪グリンデルワルドからひと山越えた町、ラウターブルネンまでは車で移動。ここから、登山電車とケーブル２ケを乗り継ぎ３０００ｍまで一気にあがります。しかしながら、お天気が心配です。ガイドブックによれば、シルトホルン展望台はお天気が悪かったら行く価値無し！！と書いてあるので。ありがたいことに、下の切符売り場では展望台の生映像が見られます！さすが観光国スイスですね！どうやら、頂上は晴れている様子途中、ミューレンという小さな町で乗り換え↓ここは、車の乗り入れ禁止の静かな町で魅力的！とガイドブックに書いてあったので最初はここを宿泊の基点にしようか？との構想もあったのですが、町がコンパクトすぎてグリンデルワルドのような開放感や清清しさに欠けるように感じました。我がシャレーはやっぱり最高だわ、うふ。ミューレンはまだ晴れていたのですが、ここからケーブルで登っていくと厚い雲の中・・・。なーんにも見えましぇん展望台はどうよ？雲の上に出て、何とか山の景色を楽しめました↓見えている山々はドイツ方面（名前は忘れた～）。残念ながら、世界遺産三山は完全に雲に閉ざされ視界不良。展望台には３６０度回転する眺望レストラン「ピッツ・グロリア」があります。ここのエピソードが面白いのでご紹介しますね。ここ「ピッツ・グロリア」は、あのジェームスボンドの映画『女王陛下の００７』（１９６９年作）の舞台となって、一躍観光名所になったのですが、当時、スイスはここに展望台を作ろうとケーブルカーを引いたまでは良いが資金が底をつき、展望台建設が頓挫していました。そこで映画制作会社が、頂上に展望施設を作ってあげるから撮影許可してよ！と談合成立。そうして、この映画は完成したのでした。恐るべし！ハリウッドの資金力ですね。スイス側もなかなかしたたか。レストランは無料で完成するわ、映画効果で観光客はわんさか来るわ。というわけで？帰国してから見ましたよ！『女王陛下の００７』「あ！これベルンの熊園じゃない？この滝、見たよね～」などと家族で大盛り上がり。しかしながら、展望台からの山の景色の映像が少ないのが残念でした。映画の中で、逃げるボンドを追い詰めるために雪崩れを起こすシーンがあるのですがアレどうやって撮影したんだろう？本当の雪崩れにしか見えないんだけどなぁ。（スイス旅日記１８につづく）

2009.08.30

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スイス旅日記16

シーニゲプラッテの展望台から針葉樹林帯の道を下ります。ときどき視界が開けてこんな感じ↑うわぁ～、道が牛にふさがれて通れない小心者集団の我が家の住人は、おとなしい牛たちの前にたじたじ・・・人が近寄れば、牛の方が避けてくれるってわかってはいるものの、恐いよ～。どうしよう・・と往生していると、牧場主と思われる若夫婦が助けてくれました。山ｘ牛、絵になるんだけど・・ちと恐い。奥に見えてるのは、ユングフラウ。山の名前は『若き貴婦人』という意味だそうです。なかなか優雅でカッコイイ山です。途中、登山電車の線路を横断したり、湖が見え隠れしたりと、ガイドブックは推奨していませんでしたが、なかなかいい感じのハイキングでした４時過ぎ、車の置いてある駅まで戻り、駅前のスーパーで買出し。あ！ナスがある。それも京ナスみたいな丸っこいの。こりゃ買いでしょ。あれ？根しょうがなんかも売ってるんだぁ～、じゃあ今日は生姜焼きだわね、とメニュー決定。帰り道、一本道にも関わらず、外野がアレコレ言うので！迷うどこに自分がいるのか見失い、ガソリンスタンドで給油。なーんだ、最初思った通りの道じゃん。家族の言うことなんか聞くんじゃなかった！6時帰宅して、早々に夕ご飯の支度。今日のメニューは、豚の生姜焼き、なすの味噌田楽、サラダ、ごはん、味噌汁。まったく日本にいる時と変わらないメニューですなぁ～。こと食に関しては、超保守的な私でございます。（スイス旅日記17につづく）

2009.08.29

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スイス旅日記15

７月２９日（火）快晴。昨晩夜更かしたので、みんな朝寝坊～。9時起床。なんだか疲れたねぇ。今日のハイキングの予定はキャンセルしてシャレーでぶらぶらしてよっかぁ～。と、超軟弱体質の我が家の住人たちです。アイガーを眺めながら、ゆっくり朝ごはんを食べて日記を書いたり、山のスケッチをしたり、うとうとしたり・・・しかしながら食料が底をつき、お昼ごはんがありません一人マメな父が、町まで歩いて買出しに行く！と張り切っているので頼むことに。ついでに、コーヒーの粉買って来て、と頼む（日本からは紅茶しか持参してなかったので）。１時間以上たって、やっと父が荷物をかかえて帰って来ました～。「おいしそうな焼きたてのパン！さっそくコーヒーを入れていただきましょう」と、コーヒーの袋を開けると・・・何と！粉ではなくて豆でしたさすがに備え付けのミルは無いので・・・えーん、コーヒー飲めないよぉ。「袋の上から触って、ぜったい粉だと思ったんだけどな～」とえらく落ち込む父。皆様も、海外でのお買い物にはお気をつけあれ。字読めないですからねぇ（笑）。お昼を終え、「午後はどうする～？」と家族会議。ずっとのんびりしていたい気持ちと、すっごくお天気がいいから出かけなくちゃもったいない！という気持ちと、半々。「まぁ～、出かけますかぁ！」と気持ちに鞭打ち！ごく簡単にハイキングを楽しめそうなシーニゲプラッテの展望台に出かけることに。基点となる駅まで車で行き、そこからは登山電車で↓いやぁ～、これが素晴らしいお出かけになりました人生ラクしようとしちゃぁいかんぜよ？！貪欲に遊ばないと！ね。登山電車の終点、シーニゲプラッテからの展望↓またまた（左から）アイガー、メンヒ、ユンブフラウ三山揃い踏みです！やったぁ～。ここに上がってくるまでの景色も素晴らしかったです。針葉樹の林を抜け、インターラーケンの町を眼下に見下ろし町の左右に広がるブリエンツ湖とトゥーン湖がミルキーブルーに輝いています♪頂上駅から一駅下までハイキングを楽しむことにしました。ただ、午後のハイキングは暑いですねぇ～。坂道がきつかったこともありますが。ハイキングは午前中に限ります。ハイキング途中の景色↓登山電車がかわいらしいでしょ♪奥の湖、見えますか？（スイス旅日記16につづく）

2009.08.28

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スイス旅日記14

世界遺産ベルンを後にし、シュピーツという湖畔沿いの小さな町に向かいます。実は今日は夜8時開演の野外劇「ウィリアム・テル」を観劇する予定なので、時間調整も兼ねて軽い夕食を食べるため、この小さな町に寄ることにしました。↑湖畔沿いに建つ小さなお城（残念ながら湖が写ってませんね・・涙）とても静かな町で、観光客もほとんどいません。湖で泳いでいる家族を発見。氷河の水でしょ？！寒くないのかな～。水際の席で食事。今夜はピザです。本格石釜ピザで美味、美味♪しばらく、ぼーっと過ごし、野外劇を見に出かけます。「ウィリアム・テル」？！どこかで聞いたことありますでしょ？息子の頭の上にリンゴを置いて射抜いた、というアノ話の主人公です。これはどういうお話かと言いますと、スイスは中世以降、ヨーロッパの覇者、かのオーストリア・ハプスブルグ家の支配下にありその圧政に苦しんでいました。そんな時、ウィリアム・テルが領主に反旗を翻し、それが、後のスイス独立のきっかけになった、そのエピソードの一つがリンゴ事件。ですから、ウィリアム・テル（実際は伝説上の人物らしい）は建国の父みたいな存在で、今でもスイス国民に愛されているようです。常設の野外劇場があり、毎年夏の間だけ同じ演目が上映されるそう。たまたまガイドブックでウィリアム・テル野外劇場の公演を見つけ、「まあ、一回くらいこういう嗜好も面白いかな！」と思って日本からインターネットでチケットを入手。出かけて行くと・・・すっごい人、人、人ひやぁ～何だか、あたり一帯、お祭り騒ぎでえらく盛り上がっています。野外の舞台は本格的↓もちろん、建物も樹木も本物です！入り口では、りんごを矢で射るコーナーがあって、おじさんが真剣にやってました～（１回５００円くらい、日本の温泉街によくある、いわゆる射的場ってやつですね）観客はやはり子供連れの家族が多い感じ。超満員です！開幕していきなり！本物の牛が１０頭も出てきました、それからヤギもきこり役の人は本当に木を切ってるし・・・ととと・・幕が進み、今度は本当の馬に乗って騎士団がやって来た、それも１５頭馬の足元には黒い犬がチョロチョロ、ちゃんと演技してるわ～。２歳くらいの子どもからおじいさんまで、総勢１２０人。そのほとんどが地元の人たちだそう。アッパレ！ドイツ語は全然わからないのですが、筋書きはなんとなく。野外ですから、本物の炎も炊いちゃうし！とにかく、動物やその演出を見ているだけで大満足♪最後に悪徳領主を追い出し、めでたし、めでたし。そこで歌が始りました。たぶん・・・スイスの国歌だと思われます。観客の人たちも一緒に歌っていましたから。幕が降り、拍手の嵐、そして、足踏み。みんな興奮しちゃってたいへーん愛国心ってこういうことかな～、とちょっと、うらやましくもあり。四方をオーストリアやドイツ、フランスなどの大国に地続きで囲まれても独立を勝ち取って、今なお永世中立国として独自路線を生きる誇りを感じました。あ～、面白かったぁ！でもあたりはもう真っ暗、はやく帰らなくちゃ。初めての夜道を車で飛ばし、１１時シャレー着。顔も洗わず、ベットへ倒れこむ。今日は朝から盛りだくさんでした。ちかれた。（スイス旅日記１５につづく）

2009.08.27

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スイス旅日記１３

世界遺産ベルンの街並みはこんな感じ↓正面の奥は時計塔。道の真ん中のカラフルな噴水（１１個あり）が彩りを添えています。石畳の通りには、バスや車が当たり前に走っているんですよ。もちろん歩く人が主役ですが。写真ではわかりづらいのですが、両側のビル（１F店舗、上階アパートメント）の窓は例外なく！赤い花で美しく飾られています。市民の心意気を感じますね。さて、今日のランチは久しぶりに外食です。チューリッヒでレストラン探しに大失敗したので、今日は事前に良さそうなお店をチェック済みレシュティというスイス料理を食べることにしました。千切りにしたジャガイモを油でいためて固めたものの上にソーセージなどをトッピング。いたってシンプルなお料理です。味はまあ、ご想像の通り。日本人の口に合いますね。２人前を３人でいただいてちょうどの量。外国に行ったら少なめに注文！が鉄則です。午後からは、高台にある町外れのバラ園に向かいます。ふーふー行って登って行った先の景色↓はぁ～、赤い屋根の美しいこと！色だけでなく、高さも揃っていますね。大聖堂や連邦議事堂などの高い建物が美しさを際立たせています。それにしても、首都だというの四角い高層ビルが一つも無い！というのは驚異ですね。国をあげて、市民をあげて、世界遺産の美しい町を守ろう！という気合が伝わります。ところで、洗濯物はどこに干しているんでしょうねぇ～。屋外干しは禁止！という法律でもあるのかしらん。３時過ぎベルンを後にして、グリンデルワルドにもどる途中の湖沿いの町シュピーツに向かいます。（スイス旅日記１４につづく）

2009.08.26

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スイス旅日記１２

７月２８日（火）↑今朝はアイガーに雲がかかっています。それはそれで風情あるでしょ♪幸い今日の予定はハイキングではなく、世界遺産ベルンの町歩き。ラッキーです。雲の上に青空が見えているので、雨の心配はなさそう。８時半に車で出発。ベルンまでの道のりはインターラーケンから５０キロ弱なので１時間ちょっとかな～。インターラーケンから高速に乗り、トゥーン湖沿いの快適ドライブ。３日前にチューリッヒから来た道を逆にたどります。ととと・・・高速出口にはベルン北とベルン南があるもよう。どっちで降りるんだぁ～？ご存知の通り？手元に詳細の地図がないので、あせる、あせる。途中のＳＡに寄り、地図を購入しようとしましたが見当たりません・・・。幸いＳＡ内に道案内の看板があったので、そこでベルン市街への道筋をチェック。どうやら、北口で降りれば良さそう。よし！と勇んで出発したものの・・・ちょうど出口あたりで道路工事をやっていて、車線変更などでバタバタしていたら見逃した！！ベルン市街への出口どうしよう・・次の出口でとりあえず降り、Ｕターンしかないですね、こんな時。でも、こういう時に限って、次の出口が遠かったりするんですよね～（涙）何とか次の出口でいったん降りたものの、高速の出口がグルグル廻っていて方向感覚を完全に失いました・・・とりあえず、テキトーに脇道に入ってＵターンと曲がったところが、どうやら、ショッピングセンターの駐車場だったみたいで・・・このまま行ったら、有料駐車場に入っちゃう！！どーしよう？とモタモタ。後続車にはクラクションをビービー鳴らされ・・・何とか元の道に戻る・・が、どっちに曲がったらよいものやら・・再びモタモタ。「あった！ベルンの文字」遠くに小さく標識を発見。こういう時、遠目が利くと助かります。超視力が良いのが幸いふ～、やっと目指すベルンの出口に到着。しかしながら、これからがまた災難。このあたりの道路標識はすべてドイツ語なんです！英語表示は皆無です。ここまで運転してきて、自分がドイツ語を一つも知らない！ということに気づかず・・・。まずは駅を目指したいのに、その駅というドイツ語を知らない・・・高速を降りたものの、どっちに行ったらよいか皆目検討つかず、あてずっぽうで曲がる。「あ！歩いている人がいる！」と路肩に車を止めて、その人に駅の場所を聞きに行く。この際、なりふり構っていられません。とにかく、聞くに限る。「Where is Bern station?」と聞くも「？？？」どうやら英語わからない、この人？若いのに？Stationくらいわかるだろっ！手でこっち、と指し示すので、イマイチ自信ないけどそっちに行くことにする。そのうち、だんだん町らしくなって来た・・・でもやっぱりまだ不安。再度車を止め、若い女の子に道を聞く。どうやらＯＫのよう。とすぐに中心街らしきにぎやかな場所に出て、見ると正面に駅（たぶん）。もうあとは、近くに駐車場を探すのみ。後は、野となれ山となれ！だわ～。一方通行の道に悩まされながら、やっと地下の駐車場に車を置く。結果、そこは旧市街の中心地でした！私って運転の天才かしらん（自画自賛）。町のにぎわい↓正面奥のドームの建物はスイス連邦議事堂火曜日はマーケットが開かれると聞いて、今日をベルンの観光の日に決めたのですがすごい人出でにぎわっています。このところずっと山の静かな生活が続いていたので都会の喧騒についていけません・・・（苦笑）（スイス旅日記１３につづく）

2009.08.25

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スイス旅日記１１

大混雑のユングフラウヨッホを後にして、再びクライネシャイデックへ。ここからの帰途は、登山電車に乗ってシャレー近くのグルント駅まで。登山列車からの風景はこんな感じ↓シャレーから毎日眺めている登山電車。緑ｘ黄色の車両は牧草地になじむデザインです。面白いのが、山の斜面の勾配に合わせて、木の椅子も斜めになっていること。この斜めのベンチのおかげで、急勾配でもお尻がずり落ちないんです♪なるほど。４時帰宅。山の頂上はあんなに晴れていたのに！一転、にわかにかき曇り・・・夕立ち！すごい勢いで雨が降ったかと思うと、２０分もしたら、またまた晴れてきた。ととと・・・ヴェッターホルンに虹がかかりました、それも二本も！！なーんだか得した気分で夕ご飯メニューは玉ねぎとインゲン・ぶた肉の甘辛炒め、ごはん、味噌汁。

2009.08.24

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スイス旅日記１０

ユングフラウヨッホは一番の人気観光名所。労せずして３５００ｍ以上の「Top of Europe」まで上がれるのが魅力なんでしょうね。ユングフラウ鉄道の起点クライネシャイデックの駅には、我々のようにハイキングでアプローチする方法の他、グリンデルワルド駅から、また山を越えた反対側の町ラウターブルネン駅から電車で直行という２通りの方法があるんですね。それで、クライネシャイデックは大混雑というワケ。ラウターブルネン方面から電車が着き、インド人？とおぼしき団体でますます混雑。登山電車が入線したけど、座れるかしらん？！終点まで１時間近くあるので座りたいよ～。と何とか、座席を確保。出発時には立っている観光客で満員電車状態でした途中はほとんどトンネルの中。何と！アイガーのお腹の中を進んで行くんですよと、途中駅で停車５分。何か、展望があるらしい・・。あわてて他の観光客にくっついて行く。小さな窓があって、そこから何と！グリンデルワルドの村が見えるんですなぁ～るほど！昨日の夜、アイガーの北壁のお腹のあたりに見えていた灯りはこの窓の灯りだったのね！！納得、納得。それにしても、人間のあくなき欲求には恐れ入りますね、この鉄道の工事着工は１８９５年。わざわざこんな窓を作るユーモアにも脱帽です。約１時間でユングフラウヨッホに到着。こちらもすごい混雑です。展望台からの景色はこんな感じ↓う～ん、近すぎて逆に山の美しさが際立ちませんねぇ～。この展望台から氷河を歩く、というアトラクションなどもあるようです。氷河はこんな感じ↓さて、ここでおにぎり弁当をひろげたいのですが、無料のカフェスペースは大混雑そこで、展望セルフ・レストランに行き、スープだけ注文して席を確保ガイドブックを読み込んで学んだ裏技で～す（というほどのモノでもないか・・・）何か注文すれば、席を使用しても良いのがスイス流って書いてあったので。おかげで、氷河を見ながらゆっくり食事ができました♪この展望台には、見晴らし台が数箇所あったり、氷の宮殿があったりとアトラクションがたくさん用意されていてびっくり！ちょっとしたテーマパークの様相を呈しています。混雑ぶりも似ている・・・。我々は２時間ほど滞在して下山。高山病？まったく問題ありませんでした。（スイス旅日記１１につづく）

2009.08.23

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スイス旅日記９

明けて７月２７日（月）、今日も朝から快晴です♪♪シャレー近くのグルント駅（グリンデルワルドの隣駅）からゴンドラで今日も一気に尾根へ上がります！メンリッフェン（２２２７ｍ）からクライネシャイデック（２０６１ｍ）までの約６Ｋｍを歩きます。今日も下りのハイキングで～す。メンリッフェンでのパノラマ↓初めて世界遺産３山、揃い踏みです左からアイガー、メンヒ、ユングフラウです♪手前に見えている緑の山すそをこれからハイキングして行きます。山の景色はハイキング道を曲がるたびにどんどん変化するのが楽しいですね。アイガーの表情もシャレーからのものとはずいぶん違いますよね。↑こちらは、グリンデルワルドの町を見下ろした景色。正面左奥に見える山すそは、昨日歩いたフィルストあたり。だんだん、付近の地理がわかってきましたぁ。さて、今日はなぜだか、昨日より足の運びが速いです。ほぼ同じ距離を１時間半で歩き、10時30分に目的地クライネシャイデックに到着。今日のハイキング道はお花畑がなかったからかな？景色の変化の多様さという点からも、昨日のハイキングの方がオススメです。さて、クライネシャイデックからは登山電車で標高３４５４ｍのユングフラウヨッホを目指すのですが、どこから沸いたのか？駅は観光客でごった返しています（スイス旅日記１０に続く）

2009.08.22

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スイス旅日記８

ハイキングから帰って昼寝をした後、夕食の準備に取りかかる。我がシャレーからの午後のアイガーはこんな感じ↓朝とはずいぶん表情がちがうでしょう？正面に見えている村には、アイガー北壁に遮られ朝～昼は日が当たりません。ですが、午後になるとこんな感じ。木々の陰が長く伸びている様子がメルヘンチックです♪まだピッカピカに明るい６時から食事、８時就寝（子どもだぁ～！）。ところで、新田次郎作「アイガー北壁」という小説をご存知ですか？正面に見えているアイガー北壁は最難関ルートと言われこのルートを通って初登頂したのが日本のパーティーで、話題になったそうです。その時の唯一の女性メンバーが、あの今井（高橋）通子さんです。見るからに登る者を拒否しているような北壁。なんでわざわざこんなところを・・・。人間って不思議な生き物ですねぇ。毎日早寝なので、実はスイスの夜というものを知りません（笑）。ふと夜中の１２時ころ目が覚め、「そうだ！ちょっと外を見てみよう！」ととと・・・月夜に浮かぶアイガー、満点の星空。あっ！流れ星流れた。谷あいの村の夜景もなかなかいい感じ。ん・・？アイガー北壁のど真ん中あたりに明るい光が・・・あれはなんじゃ？！「あれはきっと、北壁登攀に挑戦しているクライマーがビバークしているに違いない！」と、したり顔に説明するわたし。新田次郎の小説深読みしすぎ～？その答えは翌日に解明されたのでした・・・さて、この光ははたして何だったのでしょうか？（スイス旅日記９につづく）

2009.08.21

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スイス旅日記７

↑町からゴンドラで一気に１０００ｍあがって来ました♪今日のハイキングのスタート地点、フィルストです（標高２１６８ｍ）。朝の９時、気温９度、超快晴、無風。Ｔシャツに長袖シャツでちょうどいい感じ。スイスハイキングの最大の魅力は、このようにゴンドラやリフト、登山電車などで標高の高い山の尾根まで苦労せずに上がって来られることです。尾根道まで直接来られるので、アップダウンの少ないハイキング道がたくさんあります。だから我が家のような高齢者集団！やバギーの赤ちゃん連れでもＯＫもちろん、見晴らし、景色が良いことは言うまでも無し、高山植物なども楽しめます♪これまでカナダやニュージーランドのハイキングも楽しんで来ましたが車でハイキングのスタート地点に行き、そこから出発しますので必然的に標高の低い林間を歩くことになります。もちろん山の景色は楽しめますがそのスケールとダイナミックさは、ここスイスにはかないませんねぇ。明日行く予定のユングフラウヨッホにいたっては、電車で３５００ｍまで行けるのですから驚異ですね！世界から観光客が集まるはずです・・・。しかしながら、これらの乗り物の運賃はかなり高いです、当然のことながら。今日のフィルストまでのゴンドラは片道一人３２SFr（約３０００円）。ユングフラウヨッホまでは往復一人約１３０００円くらい今日はフィルスト（２１６８ｍ）からグローセシャイデック（１９６１ｍ）の５．６Ｋｍ（ガイドブックでは所用１時間１５分となっている）を歩きます。初日にここを選んだ理由は、距離が短かくてラクそうなことと高山植物がキレイという点。また、景色的には逆コースの方が良さそうでしたが、「登る道より、下る道の方がラクなんじゃない？！」ということになり、結果、この選択は大正解でした。５．６Ｋｍで２００ｍのアップというと、たいした坂じゃないように思いますが逆コースから来る人たちは結構フーフー言っていました。超マイペースな我が家の住民は、のんびりのんびり、後ろを振り返り、振り返り・・・結局３時間もかかりましたぁ。途中のハイキング道はこんな感じ↓お花も綺麗でした♪牛がいっぱい放牧されています。カランコロンとカウベルが谷間に響くのがいい感じ♪時々、牛に道を占領されることもしばしば・・・と突然「ぴゅるー、ぴゅるー」と甲高い動物の声。「ん？トンビかぁ～？」足元を黒いものが動いた！マーモットという大きなリスのような動物でした。その後、声は何度も聞きましたが、姿を見たのはこの時の一度きり。牧草地の斜面に穴を掘ってねぐらにしているようです。12時過ぎに終点グローセシャイデックに到着。標高が200ｍ下がっただけで、ずいぶん植生に変化が見られます。牧草地で高木がなかった尾根付近とは違って、針葉樹が増えていますねぇ～。ハイキングの拠点にはレストランがたいてい完備していますがすごい人出でびっくり！ハイキング道は人も少なく静かでよかったのにぃ～騒々しい～ゆっくりお弁当を食べるスペースを探すのに一苦労。結局、ハイキングコースを少しもどり、木陰でおにぎりをひろげました♪ここから町まではポストバスで戻ります。そして宿に戻ったのが午後の２時。ほどよい疲労感で満足、満足。テラスでお茶をし、その後は当然のことながら、お昼寝タイムです。本日の教訓＝ハイキングは下りに限るべし、予定時間はガイドブックの３倍みるべし（スイス旅日記８にづづく）

2009.08.20

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スイスの世界遺産

楽天ブログには「テーマで書く」という機能があるのですね。「世界遺産」というテーマを見つけたので参加してみました。連載中のスイス旅日記、今回の旅行で訪れた世界遺産は６つ。アイガー＆メンヒ＆ユングフラウヨッホのアルプス３山、ベルニナ急行首都ベルン、旧首都ルツェルン、ミュスタイヤの修道院、ベリンツォーナのお城です。うーん、どこが良かったなかぁ～。それぞれタイプが違うのでなんとも・・・。やっぱり、最初に訪れて山のハイキングを満喫させていただいたアルプス３山ですかねぇ。ただ今連載中のスイス日記でおいおいご紹介します。読んでね。明日はいよいよハイキング初日！アルプスの山々とご対面です。ここでちょっとお先に写真アップしちゃおう写真右の山がアイガー、真ん中奥がシュレックホルンです。

2009.08.19

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スイス旅日記6

明けて7月26日（日）の朝、はじめてグリンデルワルドで迎える朝です↑大家のＡさんが前日言っていたように、今日は快晴♪♪我がシャレーからの眺めはいがでしょうか。昨日は見えていなかったアイガーの頂上は朝焼けに赤く染まっています。下に見えている谷あいの村にはまだ日が当たっていませんね。今日は最高のハイキング日よりになりそう♪♪突然ですが、ここで閑話休題。自炊生活の楽しみをご紹介します。自炊生活の最大の魅力は「暮らすように旅する」という点です。外食は３日も続くと飽きちゃいませんか？食の豊かな日本ならまだしも外国では、ホント食べるものないですよね・・・。我が家は、日本からお米をしょって！行きます。今回は3キロ持参。その他の必需品は、お醤油、お味噌、ほんだし、のり、梅干、鰹節・・ってところ。調味料さえあれば、現地調達の食材をいかようにもお料理できるわよ～。滞在型宿泊施設には、食器・鍋は完備、塩・コショウ・砂糖はたいてい置いてあります。ちなみに前日の夜の我が家のメニューはというと・・・サーモンのグリル、サラダ、赤ピーマンとマッシュルームの炒め物、ごはん、味噌汁でした。ちなみに、今夜はカレーの予定（カレー粉は日本から持参）。メニューは超いいかげん。30分もあればお料理完了。でも「どんなに簡単っていったって、やっぱり旅行に来てまで炊事なんてイヤ！」と思う人もたくさんいらっしゃるでしょうね。「暮らすように旅する」を楽しむ秘訣はスケジュールをゆるくすること。団体ツアーのようにツメツメにしちゃ駄目。午前中ハイキングをして、午後２～４時頃には帰宅。その後、のんびりお茶したり、昼寝をしたり・・・「どうせ暇だし・・・ご飯でも作りますか！」というリズムですねぇ。狭いホテルの部屋ではのんびりお茶という楽しみがありませんが、シャレー生活ですから、まさに我が家状態。だからこそお茶の時間も楽しめます。ところで某ＨＰには、自炊には炊飯器は必須！と書いてありましたが、それは嘘。ふつうの小鍋で、簡単に10分くらいでご飯が炊けます。まず失敗はありません。火加減に工夫がいるので、目が離せませんが、ちょっとおこげができておいしいですよ！（コツは、はじめチョロチョロなかパッパ、赤子泣いてもフタ取るな、の要領）滞在中、ご飯炊きは私の仕事。人呼んで「飯炊き女」これでおにぎり用のご飯を炊き、毎日お弁当持参でハイキング♪実は日本語観光案内所でもおにぎり弁当を扱っていて、３個で1000円！きゃー高い。ここにおにぎり売りに行きますかぁ？！食事は朝も晩も外で。外ごはんってなんておいしいんでしょ！テラスはこんな感じ↓夜も9時頃まで明るいんです。（スイス旅日記7に続く）

2009.08.19

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スイス旅日記5

インターラーケンからグリンデルワルドまで、車で約30分。いよいよヘアピンカーブ続きの山道です（３速じゃないと無理）。川沿いの道ですが、氷河から流れてきた水は灰色をしていて流れも速く、ちょっと不気味な感じです。登山列車と並行して走ります。途中、追い抜いたり、追い抜かれたり。どうやら、踏み切りでは一時停止は必要ない模様・・・。林を抜け、明るいところに出るとそこがグリンデルワルドの町（標高約900ｍ）。思っていたより、垢抜けた町でした。軽装の観光客がいっぱい。もっと本格的な登山客がワサワサいて素朴な町かと想像していました。まずは中心部にある『グリンデルワルド日本語観光案内所』に行きます。なんだかんだ言っても言葉の通じるのはありがたい。（いつもは、外国に来て日本語はいらないだろ～なんて偉そうに言ってますが・汗）予約していたシャレー（別荘）の地図をもらい、いそいそと向かいます。きゃー！！すっごく素敵なシャレー。それに見てよ、この目の前の風景！！！我がシャレーからみた風景。まさにアイガー北壁（左手の雲に隠れている部分）が目の前。これから一週間、毎日、こんな風景を眺めながら暮らせるのねぇ～。思わず涙がポロリ（朝からのトラブルで、ちょっと気が弱くなっていたかも？）。シャレーとは別荘風のキッチン付滞在型宿泊施設のことを言います。個人の人が所有している家の一部を貸していることが多いですね。そして面白いのが、１週間単位でしか貸してくれないこと。土曜日の午後チェックイン、土曜日の午前チェックアウトが原則です。たとえ３日しか滞在しなくても、一週間分の宿泊代を取られます。要は、来たからには、のんびりしなさい！！ってことですね♪実は来てから知ったのですが、我がシャレーのオーナーさんは２階に住んでいて日本人！しかも、観光案内所のＡさんなんです！こんな心強いことはないですね。おまけに、このシャレーは１年前に新築したばかりで、とっても綺麗。広さは60平方メートル（平均的なマンションの広ぐらい）、フル装備キッチンの他、12畳ほどのリビングと10畳ほどの寝室。そして、大きなバスタブ完備の洗面・バスルーム。完璧です！！でも一番の魅力は何と言ってもその立地です↑我がシャレーの遠景（右手の山はヴェッターホルン）ご覧の通り、山の斜面の一番手前に建っているので、前に遮るもの無し。最高♪幸せ♪町の中心地からは徒歩20とちょっと遠いですが、その分、静かですばらしい環境です。これから毎日毎日、山や遠くを走る登山電車を眺めながらテラスで食事をしました♪家の中で食事をしたのは結局一度もなし～。＊グリンデルワルド滞在を検討中の方へお役立ち情報この素敵なシャレーは『グリンデルワルド日本語観光所』のＨＰで見つけました。このシャレーの掲載されたページはこちら多々紹介されている別荘のうち、ＧＷＤ００３　です♪どうして私はこの別荘に決めたのか・・・覚えていません・・・値段かな？それもあるけど、ううん、たぶん、直感。町はずれ好きだし（笑）。少なくとも行ってみるまでは、その立地がどんなに素晴らしいかは理解していませんでした。「旅の楽しさの決め手の第一は宿にあり！」と思っていますので良かったぁ。（スイス旅日記6につづく）

2009.08.18

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スイス旅日記4

さあ、やっとレンタカーを借りることができ出発です。とりあえず目指すのはインターラーケンという町。インターラーケンはスイスアルプス観光の交通の要所。ほぼスイスの真ん中にあり、東のチューリッヒ、西のジュネーブのどちからも鉄道で約２時間。鉄道で行く人はここで乗り換えアルプスハイキングのメッカ、グリンデルワルドへ入ります。我が家の今夜の宿もグリンデルワルドですが、今日から自炊生活に入るため！食料の調達をしなければなりません。ですが、今日は土曜日。スーパーは４時までとガイドブックには書いてあるのでインターラーケンには何とか３時過ぎには到着して、食料をゲットせねば（汗）。日本と違って日曜日はほぼすべての店が休むので、今日を逃したら大変です。さて、当初の予定では、インターラーケンに行く途中の町、ロートホルンというところで蒸気機関車に乗り、展望台でアルプスと初対面！と目論んでいたのですが、スタートが遅くなってしまったので、そこは割愛一路、インターラーケンを目指すことにします。「遠回りになるが高速道路で行った方が良い」というレンタカー屋さんのアドバイスで空港から迷わず高速道路へ。目印の町Basel,Bern,Tuneの標識を見落とさないように慎重に。日本に比べ、道路標識は非常にわかりやすいですね（これはいつも海外で思うこと）。左ハンドル、右車線にはすぐに慣れました。ちょっと渋滞気味なのも、運転に慣れるのにはちょうどいいや！と思っていたところ・・・完全に渋滞に。それも２回も！（事故と工事渋滞）渋滞は日本だけの現象かと思ってました（海外で渋滞は初めて。イタリアでもなかった）それまでは、平凡な田園風景だったのが、首都ベルンを過ぎると急にアルプスを思わせるような山々が遠くに見え始めました♪♪ワクワク。トゥーン湖沿いの快適なドライブ。だんだん気分あがってきたぞぉ～♪♪そろそろインターラーケン。ん？出口は西と東と２つあるみたい。どっちだぁ！！なんとなく東（オスト）の方が良さそうと勝手に決め込み、高速を下りる。初めての街中、やっぱりちょっと緊張しますね・・・と、気づくと目指す駅に到着。「私ってなんて道勘がいいんでしょ、うふ」インターラーケンの駅前はこんな感じ↓ここはトゥーン湖とブリエンツ湖という細長い２つの湖にはさまれた町。（トンボの羽（湖）の胴体の部分って感じかな）しかしながら、駅前からはそんな湖畔の町という感じがまったくしません。まあ、食料調達のことばかり気にしていたので、廻りの景色に目をやる余裕もなかったかも。無事、２日分の食料を調達し、グリンデルワルドへ向かいます。しかしながら詳細な道路地図がないので、駅前からどっちの方向へ行ったらよいかわからん。駅前にあった道路地図看板を眺めてリサーチ。「ふんふん、Wilderswillという町の方へ行けば良さそうだね。Goldwillという同じような名前の町もあるけど、こっちは駄目ね。気をつけなくちゃ」と出発。スタートしてすぐ、道路標識が。「えーと、何だったっけ？！そうそう、Goldじゃなくて、Wildの方だったね」とハンドルを切る。しばらくして、やっとグリンデルワルドの標識が出ました。これで一安心どうやら、たどり着けそう・・・。（スイス旅日記５につづく）

2009.08.17

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スイス旅日記３

旅の第三日目（7月25日、土曜日）。今日はいよいよレンタカーを借り出し、スイスアルプス・ハイキングの拠点、グリンデルワルドを目指します。スイスは特に鉄道網が発達して旅行しやすい国だと言われているのに・・・何故、我が家がレンタカーの旅にこだわるかと言いますと、１．大きい荷物を持って移動するのが嫌（特に高齢の両親を連れているので）２．列車の時刻を気にせず、気に入った場所に好きなだけ滞在できるのが魅力３．滞在型の旅（自炊が原則）が好きなので、食料品の買出しに便利である最大の理由は２ですね。時間に縛られるのが嫌。だから団体ツアーも×。また、３について、「何で旅行に来てまで自炊するの？！面倒なだけじゃない！」とお思いの方も多々いらっしゃるかと思います・・・。追々、そのあたりの魅力もお伝えできればと思います。さてさて、朝食を終え、ホテルから徒歩１０分ほどのレンタカー屋さんに出掛けます。スイス最大の都市だとういのに、チューリッヒ駅周辺にはレンタカーの営業所はたった一箇所しかないんですよ！（ユーロカー）日本では考えられませんね。私の住む上尾駅でさえ3箇所はありますのに。難なく営業所を見つけ、手続きをお願いします。予約書のコピーと国際免許証、クレジットカードを提示。ところが、「必要書類が足りないから貸せない！！」と言われ・・・どういうこと？！実は日本で国際免許を取得したとき、「スイスは国際免許協定に加盟していないので借りられないことがあります」と注意を受けていて、でもその時、その場にいた方が、「いや僕は以前スイス借りましたけど、何の問題もありませんでしたよ！」とアドバイスしてくれて、安心していたのですが・・・それで、「これにひっかかったか！！」と早合点してパニクるわたし。しかしながら、かといってこのまま引き下がるわけにはいかんでしょ。相手はいかにもドイツ人気質と言う感じの融通の効かなそーなお姉さん。おまけに英語がほとんど通じない（スイス全般に言えることですが）。まあ、私の英語もロクでもないとは思いますが・・。しかしそんなことは言ってられない緊急事態。私「なにが問題なのか？」と何度も食い下がる。お姉さん「Japanese Travel ID」私「何ですかそれ？Travel　ID　カードなんてそんなもん、日本人持ってない」お姉さん「じゃあ、貸せませんね！」の一点張り。このお姉さん相手じゃラチがあかないので、「他に責任者いないの？」とさらに食い下がるも、土曜日のせいか、スタッフは彼女一人のよう・・・。どうしよう？！旅の前半は列車の移動で何とかなるプランだから今日はとりあえず、グリンデルワルドまで列車で移動しようか・・・など、意気消沈して両親の待つホテルへ戻る。おまけに雨が降ってくるしグリンデルワルドでは日本語観光案内所のＡさんにお世話になることになっていて携帯電話の番号を聞いていたので、彼女に相談の電話をかけることにしました。Ａさんいわく「国際免許とクレジットカードがあれば足りるはずだけど。いままで借りられないって話は聞いたことありませんね～」やっぱりね、あの堅物のお姉さんのせいだぁ～！と怒るわたし。チューリッヒ空港ならレンタカー業者の数が多いので選択肢が広いから、そちらで借りたら？というＡさんのアドバイスに従い、タクシーで空港へ逆戻り。空港には６社の営業があり、１社をの除き、やはり国際免許とクレジットカードだけでは駄目という。貸してくれるというＡｌａｍｏレンタカーで値段交渉。ユーロカーで予約していた価格は１８日間で1200SFr（約11万円）。それがＡｌａｍｏでは2700SFrだと言う。そりゃ無いでしょ！倍以上かい「今は夏休みで高い時期ですからねぇ。新車ですし、いいですよ」と。朝からの怒りがますます沸騰。超強気なわたし。交渉の末、2000SFr（約19万円）で手打ち。予約していた車種が1400CCで、今回が1800CCの新車。まあ、８万円の差は、車がグレードアップしたと思って、納得、納得。支払いの手続きの時、ふと思って「日本の免許証必要？」と見せると「コピー取らせていただきます」あれれ・・？もしかしてユーロカーのお姉さんが言っていた「Japanese　Travel　ID　Card」とは、国内免許のことだったかも？？？とふと、頭をかすめるが、余計落ち込むの考えないことにする（苦笑）。（実は帰国後、『地球の歩き方』を何気なく見ていたら、レンタカー借り出しには国内免許が必要、と書いてある！！姉さん、それを言うなら「Travel　ID」じゃなくて「Japanese（もしくはDomestic）　Car　Liscence」でしょうが！！それなら理解したのに。もう後の祭りだけどね。まあ、そんなこんなで何とか車を借りられ、予定より２時間遅れの１１時スタート。しかしながら、道路地図が無い。レンタカー屋で購入しようと思っていたのすがＡｌａｍｏでは扱ってない、と。スペインのＨｅａｒｔｚではあったのにぃ！！まったく災難続きじゃぁ～。で、くれたのが、Ａ４ペラ１枚の地図↓この１枚で１８日間乗り切りました。我ながら度胸あるっていうか、何にも考えていないっていうか・・・。典型Ａ型人間で、超小心モノなんですが、変なとこでいい加減。（スイス旅日記４につづく）

2009.08.16

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スイス旅日記２

さて旅の第二日目。今日から本格稼動です♪昨晩は夕食もとらずに６時にふて寝？してしまったので早起きが何よりも嫌いな私も朝５時にお目目パッチリ。「散歩でもいきますかぁ～」と朝の５時半からチューリッヒの街をお散歩。スイスは日本と同じ山国ですから、大小取り混ぜ、とにかく川が多い。川幅の広いところが湖になって、そこに大きな町が形成されています。主要な町には、必ず湖がある！って感じですね。というわけでチューリッヒも同様に湖と川が美しい街並みを形勢しています。朝食前に一時間ほど川沿いを散歩し、8時には本格的に観光スタート。今日は朝から快晴。昨日とは違って爽やかな気候、気分上々です♪日本の夏服だとちょっと涼しいかな～といった感じです。チューリッヒは首都ではありませんが、スイス第一の最大の都市です。といっても人口36万人ほど。２時間もあれば徒歩で見て廻れるほどの大きさです。（まあ、東京が大きすぎるのですね。ヨーロッパの都市はたいていこんなもの？）金融ビジネス街の中心地からすぐのリンデンホフの丘からの街の眺めです↓うーん、ヨーロッパの街は何でこんなに美しいんだろう（惚れ惚れ）。統一感があるからでしょうか。川の流れも効いていますね（水もきれいです）。川の向こう側が旧市街、手前が新市街です。新市街はビジネス街と高級ブランドショップ街、旧市街は庶民的な雰囲気でずいぶん印象が違いました。そして、とにかくカフェが多い。建物の中はガラガラで、みんな路上に出した席でくつろいでいます。それにしても、平日だというのに、サラリーマンらしきビジネスマンを見かけない・・・。物価の高いスイス、みんなどうやって暮らしているのだろう？！湖越しには、目指すアルプスの山々も見えていました～。ちょうど、湖の前の広場で朝市をやっていたので、ちょっと拝見。露天市大好き！地元の人はどんなものをいくらで買っているんだろう？興味津々。教会や旧市庁舎など見どころを全部見終わってもまだ12時。午後は何する～？チューリッヒは特にこれが見どころ！というよりは、街の雰囲気を楽しむところ、という感じです。バリーの本店があったり、ショッピングも良いかも。我が家は、地元の人に混じってカフェで昼食後、美術館で芸術鑑賞と相成りました。午後３時にいったんホテルに戻ってお昼寝、５時に夕食に出掛けることに。しかしながら、私を筆頭に食べることに欲が無い我が家の住人、レストランを選ぶのが本当に苦手なんです駅の廻りをウロウロするも、結局適当な店を見つけられず・・・駅中のカフェテリアで、まずい食事となりました・・・。初日から本日の教訓：食事どころは事前にチェックすべし。歩いて見つけられると思うな。夕方になってまたまた雨になり、早々に食事を引き上げ、8時就寝。明日はいよいよレンタカーを借り出して、アルプス目指すぞ～！ちょっと緊張。（スイス旅日記３に続く）

2009.08.14

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スイス旅日記１

2009年7月23日（木）10：25成田発、スイス航空の直行便です。75歳の両親を連れての個人旅行、どうなることやら。ととと・・・何と！！ビジネスクラスにグレードアップしてくれました♪♪もちろん、購入していたのはエコノミーの航空券。どうやら満席で、あいているビジネスに移動してくれた模様。個人旅行者優先かも・・・ラッキー♪♪こりゃ、ハナから景気がイイヤ～。夏休みだというのに、成田空港は空いていました。不景気やインフルエンザの影響でしょうか。スイスの国旗が機体の尾翼に描かれています。日本と同じでとてもシンプルな国旗です。8月1日がスイス建国記念日とあって、その後、旅先のあちこちでこの旗を見かけました。スイス国民の愛国心の強さを感じましたね（スイス建国の複雑な歴史については後述）。ビジネスクラスは、座席がほぼベット状態になるので、本当にラクでした♪幅も広いですし。食事も、陶器の食器でフルコースで出てきます。レストランみたい♪おかげて、両親も疲れ知らずでした。よかった、よかった♪約12時間後に目的地、チューリッヒ空港に到着。現地時間午後の４時です。雨模様で、予想外に蒸し暑くてびっくり。「え？スイスって涼しいんじゃないの？これじゃ日本の夏と同じだぁ～（涙）」イマイチな気分でタクシーに乗り込み、市内のホテルにチェックイン。まだ時間も早いし（午後9時くらいまで明るい）、ちょっと街にでますか！と思っていたのですが、雨はさらにひどくなり、雷＆豪雨に。こりゃもう寝るしかないっしょ！と午後6時就寝（日本時間25時）。明日からどんな天気になるのやら・・・。（スイス旅日記２につづく）

2009.08.13

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スイス旅日記～プロローグ

お久しぶりです。みなさんはどんな夏休みをお過ごしでしょうか。３週間ぶりに今朝、スイスから帰国いたしました。その間、日本は豪雨や地震など、災害続きだったようですね・・・。政治の行方も気になるところです。海外のメディアでは、日本の情報はまったくと言っていいほど取り上げられていませんでした（寂）、まあ、それだけ平和な国ということでしょうか。日本の夏はやはり蒸し暑いですね。少しでも涼しく感じられますよう、スイスの山の景色を送ります↓（背景の山はかのユングフラウヨッホです）３週間も個人で旅をしていますと、いろいろあります、はい。今回は大小合わせてトラブル続き？！でもその１０倍、楽しんできました。１．予約していたレンタカーが借りられない？！２．トイレにパスポート他、大事な書類の入ったバックを忘れる！３．アパートホテルの場所がわからない！鍵がない！４．限度額いっぱい使いすぎてクレジットカードが切れない！５．駐車場から車が出せない！５大トラブルは以上の通り（涙）。最大のトラブルは１ですかねぇ～。さて、これらのトラブルを乗り越え、どんな旅になったのでしょうか。明日からボチボチ連載いたします。お楽しみに。

2009.08.12

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明日からしばらくブログも夏休み・・・

明日より、家族とスイスでハイキング三昧してまいります。団体旅行はまったく性に合わないので（人と同じが嫌い？！）今回も個人旅行です♪レンタカーを借りて、のーんびり廻ってきます♪写真の通り自家製！旅行パンフも完備。８月１２日にブログに戻ってまいりますので、それまで忘れないで～。帰って来ましたら、スイス旅行記連載しますので・・・それでは、皆さまも楽しい夏休みが過ごせますように！！

2009.07.22

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世界の車窓から～スペイン・ミハス

朝日放送系の5分番組、「世界の車窓から」をご存知ですか？首都圏では夜１１時１０分から、ＴＶをつけっぱなしにしておくといつの間にか始まっている、そんなさりげない好番組です。世界の列車から見る車窓風景と石丸謙二郎さんの淡々とした語り口、そして、洗練されたＢＧＭ。かなりの長寿番組ですよね。昨晩はスペイン・アンダルシア地方の白い村として有名なミハスをやっていました。そういえば、4年前に行ったよなぁ～、と懐かしく・・・。写真の構図はイマイチですが、その時のミハスの街の様子です↓ミハスは高台にありまして、そこからコスタ・デル・ソル（太陽海岸）の海岸線が見渡せる気持ちの良いところです・・・が、観光客だらけ！です。軽井沢？！清里？！っていう感じかな～。４年前の夏、建築仲間４人（全員女性）とスペインを周りました。パラドール（修道院やお城など歴史的建造物をホテルに改修したもの）で食事をしたり、宿泊したりしたのもとても良い思い出です。バルセローナからマドリッドまで列車の予約を入れておいたつもりが予約が成立しておらず予定の列車に乗れなくて慌てたこと、でも、その代わりにバレンシア経由の列車でマドリッドに入ることになり思いがけず、バレンシアの街歩きができたこと（バレンシア、素晴らしいです！）、マドリッドから南海岸のマラガまでレンタカーで移動した時コルドバ（スペインのフライパンと言われ、暑くて有名）で気温46℃にクラクラしちゃったこと、マラガからアフリカのタンジールまで足を伸ばしたこと、そして、最後のクライマックス！マヨルカ島で農家（フィンカと言います）に泊まり最高のリゾート体験をさせてもらったこと！楽しかったことがフラッシュバックされました♪やっぱ、旅は個人旅行に限りますねぇ～。「好きなところに好きなだけいることができる」のが最高の贅沢だと思います。お金は無くても！？時間ができた時に是非皆さんも。「時は金なり」っていうじゃありませんか（アレ？意味違うっか・・・）

2009.07.07

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スイス旅行計画中

今年の夏、スイスでハイキング三昧を計画中です。ここが自営業の良いところでもあり、つらいところでもあるのですが、昨年は仕事が非常忙しく（ありがたや、ありがたや）、土日祝を含めほとんど休みがありませんでした。ここへきてやっと仕事が一段落し、３年越しの計画を実行に移す時が来ました！両親を連れて、３週間ほど、レンタカーでスイスを廻ってきます。３週間は休みすぎかな～、次仕事あるかな～、とも思いつつ、「うんにゃ、去年はほとんど休んでいないんだからいいんだ！」「遊ばにゃ、良い仕事はできん！」と言い訳大魔王になり、自分を説得？！航空機、宿、レンタカー等の予約がすべて終わったところです。ここで一つ、マヌケなはなし。サンモリッツというリゾート地に別荘を借りるのですが、スイスの別荘は１週間単位でしか借りられません。別荘探しの目安として、２ＬＤＫ（80平方メートル前後）で1000ＣＨＦ（ｽｲｽﾌﾗﾝ、90円）のところを探していまして、「あら～、この広さとグレードでこの値段988はお得だわ！！でも、このＧＢＰのマーク何かしら？地方税かなにかの記号でしょ」と勝手に理解して早速、インターネットで予約。折り返し予約完了のシートが送られてきてＧＢＰの意味が判明。なんと、通貨の単位イギリスポンドだったのです！（何故それがわかったかというと、ロンドンからのメールだったからです・・・）「やばー、ＧＢＰのレートっていくらよ？？」とあわててネット検索。142円でした。というわけで、９万円くらいで泊まる予定が、１４万円。７日宿泊で14万円ということは、１日2万円。３人分だから、日本のホテルくれべれば安い安い・・・（涙）というわけで、みなさまも海外個人旅行を計画の際は、通貨にご注意！

2009.04.26

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