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タイムマシーン・プロジェクト・プルミエ・クリュ・VV

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2018.11.07
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カテゴリ:ワイン
超一流とは?を考える連載企画
(超大盛)
(このブログはそんなたいそうなものじゃない)

ミシュラン三ツ星『柏屋・大阪千里山』
折角の機会なので、超一流の仕事を見て、
自分の仕事にもつなげたい。
ただ楽しむだけじゃツマラナイという
貧乏性根性の連載企画です。

-

昨日からの続きの中盤戦です。
この頃になると、完全リラックス。
仕事も体調不良も全て遠い彼方。
ただひたすらに楽しんでいる自分がいました。


日本料理の定番『お造り』
マグロ、鯛昆布〆、赤貝
これに何を合わせます?
まあ、日本酒は良いとして、
ワインは何を合わせます?
シャブリ? ソアーヴェ? アルバリーニョ?

正解はこれ↓

左:日本酒(読めない…)
右:日本・グレイス・ロゼ
  メルロー主体、カベルネ
結構タニックな日本のドライ・ロゼ
これが日本酒以上にベストマッチ。
黒葡萄の鉄っぽさがイイ感じ。

貝の肝を使うなど、かなり磯っぽさ満点。
でも、ロゼワインで生臭くならない。
これも衝撃が大きい組み合わせ。


-


今回一番印象的だったのがこれ↓

鴨の肉団子的料理。
香りから、かなり洋風テイスト。
なんと言ってもハーブの香り。
レモングラスの様な。

ところが、ハーブは使っていないと。
「日本料理なので胡椒がせいぜい」
との事です。
その割に洋食的ハーブ感が有ります。

で、その料理に合わせるのが二つの赤↓

左:フランス・カベルネフラン
右:オーストラリア・カベルネフラン

どちらもCFです。
ただ、印象はだいぶ違います。
豪CFはやはり新世界的。
果実味が前面に来ます。
一方で仏CFは果実感抑え目で、
ミネラル感が前面に来ます。
非常に硬派なワイン。

これをハーブ感有る料理に合わせると、
本当に不思議な化学反応。

豪CF×鴨団子=洋食
想定通りの化学反応。
仏CF×鴨団子=和食orタイ料理
明らかに洋のテイストが消える。
かなり硬派な味わいに。

料理は変わらないけど、
ワインを変えると料理の印象も変わる。
不思議体験。
これが『マリアージュの面白さ』



伝助穴子炙り

『秋の気配』
そんな料理です。
秋の気配には『熟成』が合います。

だから、合わせるのは昨日出た泡↓


『秋に合うのは熟成感』
間違いないと確信。
秋の夜長に熟成したボルドーや
バローロを飲む事にしよう!
そう決意しました。

だから、もしかしたら、こういう料理に、
古酒が合うかもしれない。
料理の味というより雰囲気に合わせる。
それもまた面白い。


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『化学反応』
和食の名店×名ソムリエ
色々な反応が起こるわけですが、
その中の一つは、女将さんが
『ソムリエ』『Sake Diploma』
を取得した事ではないかと思います。

誰かの人生に大きな影響を与える
それって本当に羨ましい事。
羨ましい『仕事』をしています。





超一流の条件

勿論一つじゃないでしょうけど、
ボクの中で一つ思い浮かびました。
それは柏屋訪問記最終回である
明日のブログで書きます。

・器の大きさ
・度量の広さ
・こだわりの強さ
こういうのも条件でしょうが、
今回経験してみて気付いた事、
そういう所を書いてみたいと思います。

超一流の仕事。
ワインにも共通するところがある。
明日のブログをお楽しみに。
(自分で勝手にハードルを上げています)





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Last updated  2018.11.07 07:33:58
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Re:神戸研修レポ3 ~柏屋・大阪千里山訪問記その2~(11/07)   松岡 正浩 さん
この日本酒、徹=とおると読みます。お金持ちでお酒好きの徹さんが、広島の酒蔵に自分好みのお酒を造ってもらっているんです。山廃純米大吟醸、三年熟成。市販はされておりませんので、個人的に譲ってもらっております。
日本酒とお刺身って、普通に合いそうなイメージですが、私はそう思っておりません。余韻の短い、そして酸の足りない日本酒は途切れてしまうので、魚の生臭みが最後に残ると思うんです。いわゆる華やかな大吟醸はどうしても甘く、余韻が短いものが多いので、刺身に合うとは思えません。もしかすると、刺身が日本酒を選ぶときに一番気をつかっているように思います。

ロゼは、いけるだろうと思っていました。たぶん、プロヴァンスでも大丈夫だったであろうと。(今、うちにはありませんが)

鴨の料理の話は非常に興味深く読ませていただきました。そのような意図があったわけではないのですが。そして、秋のバローロ、熟成感があるとより良いと思います。

そして、うちの女将、たまたま料理人と結婚したのでこの仕事をしていますが、本当は勉強好きで(文系)、学芸員のような仕事をしたかったそうです。だから、あれだけ働いているのに(基本休みません。本当によく働きます)ソムリエもSake Diplomaもさらっと合格しました。

次のブログ、楽しみです。 (2018.11.30 23:14:51)


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