1355424 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

アウトドア親爺の徒然日記

アウトドア親爺の徒然日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space







Profile

まるのんちゃん777

まるのんちゃん777

Calendar

Archives

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

Recent Posts

2017.08.08
XML
カテゴリ:旅行

8月8日(火)

台風5号は、関東地方には来なかったものの、
近畿地方を縦断し、今朝は北陸地方を相変わらずゆっくりと進んでいる模様。

西日本だけでなく、
関東甲信越地方でも、記録的な大雨が観測されているようですね。
河川の氾濫、土砂災害が心配されます。


今日の日記は奥宮に向かうところから。
鬱蒼たる杉林の中を進みます。 招き猫を境に、雰囲気が一変します。

しかし、本当に人通りが少ないですね。





この道は純粋に石だけでできています。

修理中の御本社が見えます。 奥宮方面は御本社の裏側を通ります。


最後の登りはかなりの急勾配です。
写真を撮りながらゆっくり登りますと、それぼど苦になりません。




左右の狛犬。 下と異なり質素です。 村の鎮守様にも負けるかも。





奥宮の社殿を通して、鋳抜門が透けて見えます。




鋳抜門は、
扉部分以外の屋根・柱・桟などが一体的に作製されています。
鋳型に溶かした唐胴を流し込み、型から取り出した鋳物でだそうです。




右側の門柱には、蜃(しん)という伝説上の生き物の像がくっついています。
竜に似た形をしています。 蜃はハマグリに似ているとの説もあります。

なんでも、蜃は口から気を吐いて、楼閣を出現させるとか。 これが蜃気楼。
まさに蜃気楼の字を分解すると、そのままですね。




この脇を通り過ぎますと、神君家康公の棺の上に立つとされる御宝塔が現れます。
鋳抜門と同様、唐胴(金、銀、銅の合金)でできています。




奥宮は全体的にたいへん落ち着いた雰囲気です。
左端に見えています大きな杉の樹は、
叶え杉と名付けられていますが、は強大なパワーを放っているそうですよ。

奥宮から降りる途中、杉林の中で見つけたお花。
何のお花であるかは、見当もつきません。 面白い形なので写真を撮りました。




再び眠り猫の下を潜り、陽明門の下を抜けます。
そこで右手に折れ、本地堂(薬師堂)に寄って鳴竜を見学します。

本地堂にまつわる寺社の件は、面白い因縁がありそうです。
東照宮の境内に在りながら、輪王寺に所属している模様!

この本地堂の縦6m、横15mの巨大なヒノキの天井には、
狩野派の「狩野永真安信」によって描かれた、長さ8mの龍の水墨画がありました。

この鳴き竜、最初は鳴く事が分かっていなかったようですねびっくり
天井裏の鳩を追い出そうとして、
大きな音を出したところ、ビューンと音を出すことが分かったそうです。

これが、1900年頃のことですから、
創建の1636年以降、250年以上発見されていなかったということになります。

オリジナルの本地堂は、1961年に火災によって焼失してしまいました。
この時、狩野永真安信の鳴龍も焼けてしまいました。
現在の本地堂は再建されたものであり、
鳴龍は日本画の巨匠・堅山南風によって復元されたものです。

ここも撮影禁止により写真はありません。

鳴竜の原理は、
天井板と床板の間で、音波が往復反射して長く響いて聞こえるということ。

一定の条件を満たせば、比較的ありふれた現象のようです。
実は我が家の2階の寝室でも同じ現象が起きます。 竜の絵が無いだけですね。
我が家の場合は、手を打ちますと少し高いビューンという音が響きますよ。

皆様のお家でも、意外と鳴竜が住んでいらっしゃるかもしれません。
試してみては如何でしょうか?

厨子の中の薬師如来像の左右には、
守護神の十二神将がずらりと控えています。
それぞれの干支の守護神をお詣りして下さいとのことでした。

奥様は宮毘羅大将、親爺は伐折羅大将です。

本地堂の出口から、外の写真を撮りました。 少し人影が出てきました。
写真では奥が鐘楼 、手前が鼓楼です。 中央には陽明門の屋根が少しのぞいています。




読んで字の如し、
鐘楼 には鐘が、鼓楼には太鼓が納められています。
時を告げる、あるいは合図を知らせる、そのような機能を果たしていたと思われます。

ほとんどそっくりさんですが、鐘楼の方が彫刻の数が多く、格式が高いようです。
しかし、鼓楼は38、鐘楼は78ですから、陽明門に比べると50歩100歩なんですが・・・。

さて、来た道を逆戻りし、
仁王門の先を右に曲がり、上新道を通って二荒山神社に向かいます。

二荒山神社のことは、また明日。 いよいよ日光日記の最終日です。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.08.08 17:53:52
[旅行] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.