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アウトドア親爺の徒然日記

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2017.12.10
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カテゴリ:旅行



12月10日(日)

今日も朝から好天気。 ご機嫌です。
コハクチョウとオオハクチョウが見たいという奥様を連れて早朝から出動です。

しか~し、日記は秩父夜祭。 まだまだ終わりません。
今週の中ごろまでかかるかな。 日記といいながら即時性は全くございません。

今日の屋台は上町屋台。
上町屋台は、1745年(延享2年)に初めて文献に現れるそうです。

このことから享保年間1716年~1736年のあいだに造られたと想定されています。
その後、手が加えられ現在の姿になっています。

芸座の欄間の彫刻(雲竜)は天保11年(1840年)に新調された、
と伝えられていますので、それ以前から屋台芝居も行われたものと考証されています。

水引幕は赤地の羅紗に「牡丹に唐獅子」の刺繍が施されています。
その上の軒支輪は、文政年間の名工、仙蔵作と云われています。
透かし彫りで雲に飛鶴の意匠です。

更にその上の化粧垂木、軒唐破風、懸魚、鬼板と続く、
屋根部分も豪華絢爛。 上町屋台の意匠が一番派手かもしれません。
唐破風は四方にあります。 従って懸魚と鬼板は4枚ずつあります。





後ろ側の裏鬼板は、鉄鉢より竜を出した陳南仙人の彫り物です。
陳楠仙人は、旱魃(かんばつ)の時に、池から龍を引きずり出して雨を降らせた、
あるいは鉄鉢から龍を出して雨を降らせたとされる、中国の伝説の仙人だそうです。

これも詳しいことは知りません。 このくらいにしておきましょう。

宮地屋台は、この交差点を左折しましたが、
反対側から進入してきた上町屋台は右折します。





「牡丹に唐獅子」の腰支輪や高覧も豪華絢爛。

車輪は欅の古木から切り出された一枚板です。
車軸はやはり欅の木からできていますが、
車輪の穴の保護のために、毎年生木で新調するそうですよ。

上町屋台のギリ回しが始まりました。
写真では見えないのですが、屋台の下に何かはめ込んで鉄の棒を回しています。
前輪が少し浮いていますね。











下の写真のものは上町屋台の秘密兵器。 キリンと呼ばれています。

要するにジャッキです。 このキリンを使うため、梃棒も馬もギリ棒も使いません。
正確には「ギリ回し」ではなくて、「キリン回し」ですね。

やはり、方向転換は一番素早いです。 やじろべえの原理は他の屋台と同じです。





あっという間に方向転換し、秩父神社の境内に向かいます。

後幕には、鯉の滝登りが刺繍されています。  洗練された意匠です。
鱗が金の真鯉が、金縄の滝を昇る様は迫力がありますね。





境内に入りました。
お宮参りの順番を待つ、宮地屋台も見えます。

お宮参りを済ませた本町屋台と合わせて、境内には三基の屋台が揃っています。






上町屋台の前方上部。

上町屋台は、高さ6.7m、重量は13トンとされています。
高さがありすぎて、画像に上手く収めるのに苦労します。





登り勾欄の無い本町屋台。

お宮参りが終わり、これから市内の曳き回しに向かいます。





こちらは登り勾欄が付いている上町屋台。   登り勾欄も豪華絢爛。

秩父の屋台の中で、最大の屋根。
軒の張り出しが深いですね。 しかしややアンバランスに見えてしまいます。

屋台の屋根の横側にも、唐破風が設えてある様子がよく分かります。





後ろの本町屋台がギリ回しをしていますね。
上町屋台は、平成殿前でのギリ回しをあっと言う間に終え、神門前に進みます。

先着した宮地屋台より先に、お宮参りをするようです。





ファイルサイズの調整のためにトリミングしましたので、
とても見にくいのですが、三基の屋台が同時に写りました。





前側の表鬼板のアップです。
宮地屋台と同じく、一弦の琴を弾き白竜に乗って飛翔する応婦人の彫り物です。





お宮参りの奉納が行われています。
神門の中から、上町屋台が見えていますよ。





街に出ていく本町屋台の後ろ姿。  勇壮ですな。
見学する人の波も凄くなってきました。





さて、これ等の屋台は、毎年人の手で組み立てられます。
御祭りが終わると、解体されて収蔵庫で保管されます。

この組立、解体の作業もたいへんなものでしょう。
何せこの大きさですから。  部品の一つ一つも大きいですからねぇ。





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Last updated  2017.12.11 06:44:03
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