以前は、よくやってたんだけど・・久しぶりに今日の朝、ヒッチハイクしちゃいました。
日本国内でトライしたのは6年ぶり、くらいだったかなあ。汗
栃木と茨城の過疎地を流れる、関東の四万十川と呼ばれる清流・那珂川などでカヌーツーリングする時、ふつうは複数のクルマで出掛けて上流と下流にそれぞれ駐車して待機するんだけど。
クルマ1台でカヌーするときなんか、よく出発地点の上流側に自分のカヌーをキャリアから降ろして置き、到着地のほうにクルマを置いておく。
すると、もちろん数キロから十数キロの距離を戻らないといけないので、片道は折りたたみ自転車を使ったり、ヒッチハイクなんかして移動したものだった・・。
ヒッチハイクは、乗せてもらうひとに不快感を与えてはNGなので、必ずカヌーで川下りする前にしなきゃいけない。
なぜなら、川でツーリングした後は、いろんな装備も自分自身も少なからずびしょびしょになっていることが多いからだ。
誰も晴天の中でずぶぬれになってる中年男など、助手席に乗せたいとは思わないだろう・・・これが、うら若き女性だとしても。
![](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Futsunomiya.cool.ne.jp%2Fharuru2003%2F041010775.jpg&b=b367b177793be6fa7989da9a23c0b2fc)
☆
裏磐梯のログハウスの背後にある、ときどき狐やたぬきを見かける道。
今朝。
食事のあと、昨夜から泊まっていたログハウスの裏手の道を抜けて、からまつ林の向こう側に広がる「秋元湖」という湖のほとりをうろうろ歩いたら、ちょっとくたびれてしまった。
軽トラックが通りかかったので、正面を向いて左腕を伸ばしたら・・。なんとっ!ヒッチハイクサインの親指を立てたとたん、いっぱつで停まってくれましたっ!
・・これには、やった本人がびっくらこいたぁ~。笑
(滅多にない、幸運なことです。たいていはクルマをつかまえるのに最低10~20分くらいはかかる)
![](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Futsunomiya.cool.ne.jp%2Fharuru2003%2F041010691.jpg&b=1393f928746940afcc8f847eccb0e7c1)
☆雨上がりの晴れ間。秋元湖わきにあるこの道あたりで、ヒッチハイクしました。
農業協同組合の帽子をかぶって、いまどき珍しい、紺色の酒屋の前掛けをつけたおじちゃんが、アタリマエのように「どこいくんかい?」とドアを開けてくれた。
どうやら、下界の猪苗代町方面じゃなくって、裏磐梯の方角に行く用事があるクルマのようだ。
五色沼のすぐ手前にある「ダリの美術館」と言っても、通じない。
「ダリだい、そりゃ?!」なんて、おもしろくもない冗談を言うばかり。
「あ。諸橋美術館です。ロイヤルホテルの隣りで、菜っ葉屋さんの坂下の」と、言い換えたらすぐに解かってくれた。
「ああ、そっち行くよ。のりな!」
と、気軽に便乗させてくれた。
☆雲の上に頂上を覗かせているのは、会津磐梯山。2004/10/11撮影
やっぱり、田舎道のほうが成功率は高い。
日本の都会の中では、自分のキモチがささくれ立ってしまいそうで、始めからやる気は起こらないな。
ヒッチハイクという行為は、乗せる方も乗せてもらう方も、どちらも無条件に相手の「善意」を信じられないと、とうてい無理なこと、だもの。
見知らぬ相手を疑うところからスタートしている都会生活者には、きっとむずかしいことになるんだろうね。