最初、午前中は曇りがちだった日曜日、お昼近くなってすっかり秋晴れ。
深夜のすごい雷雨と、激しくたたきつけた雹が嘘のようです。

無事に開催された２００５ジャパンカップサイクルロードレース宇都宮のメインレース。
はるるさんの自宅からクルマで１０分ほどの、宇都宮森林公園を中心とする公道に設定された、一周１４.１kmの国際公認のロード・コースを１０周と１０.３kmのショートコース１周の合計１５１.３kmを、国内外の有力チーム１２チーム６０名で争いました。

★この日記は昨日書いたはるるの日記「映像】地元宇都宮市民が観たＪカップ内輪話」の続編、みたいなもんです。汗
（まだのひとは、よろしかったら、そっちもど～ぞ！）



土曜日の午前中には、プロ選手と一緒に楽しみながらコースを１周するフリーランも行われ、一般のサイクリング愛好家１４２人が参加。市民レーサーが集まったチャレンジレースには２３９人が参加しています・・。



今年は欧州プロツアーから４チーム。
昨年の優勝者シンケビッツを擁するクイックステップ
昨年の準優勝者クネゴを擁するランプレ・カッフィータ
昨年３位のクインツァートを擁するサウニエルデュバル
今年のTDF総合４位のマンセボーを擁するイリェスバレアレス。



ほかに、香港チャイナのナショナルチーム。

日本からは７チーム。
シマノメモリーコープ、ブリヂストンアンカー、NIPPO、キナンCCD、スミタラバネロ、ミヤタスバル、日本ナショナルチーム。



全国各地から、自分の足（ちゃりんこ）で参加する観客たちも大勢います。。。
あっちこっちで、見知らぬサイクル仲間同志の交流が。笑



ＳＨＩＭＡＮＯのサポートカーです。
このなかに、沢山の自転車やパーツが隙間なく詰め込まれてました。



注目された主な参加選手
●フランシスコ・マンセボ（スペイン／イレスバレアレス）
デルガドやインデュラインが所属した名門チームにあって絶対的なエースとして君臨する。05ツール・ド・フランス総合４位。アームストロングの７連覇を決定づけたアルプスのクールシュベルでは、王者と互角に渡り合った。

●パブロ・ラストラス（スペイン／イレスバレアレス）
三大ステージレースすべての区間勝利経験を持つ。03年のツール・ド・フランスでは第18ステージで、少人数の逃げから抜け出して優勝している。

●ホセビンセンテ・ガルシア（スペイン／イレスバレアレス）
2000年のツール・ド・フランスでは南仏ドラギニャンで１勝。02年のブエルタ・ア・エスパーニャでは50kmを独走して優勝している。



これは、優勝選手歓びのシャンパン・シャワーのシーン！





ラスト周回、登りで満を持してマンセボーがアタック！
後を追って行けるのはクネゴだけ！
もはやマッチレース。
９人で構成していたトップグループの他のメンバーは次々に脱落。

そして最終周のショートカットコースを先頭で上ってきたのは？
牽制のないフェアな戦いをロングスプリントで制したクネゴでした！



ゴール地点近くまでは、逃げるマンセボとそれを追撃するクネゴの２人の争いでしたが、結局ゴール直前でクネゴが猛烈アタックの勝利。

たった１秒差で２位になって涙を飲んだ、去年の雪辱を果たしました。
喜びいっぱいで表彰台に向かう、２００５年チャンピオンのクネゴが、はるるの目の前でも笑顔を振り撒いてくれましたよ。



＊＊＊　完全復活！　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
７月のツール・ド・フランスで王者アームストロングと初対決するはずだったダミアノ・クネゴ（２３）＝イタリア、ランプレ＝だが、直前にウイルス性の疾病にかかりレースを断念。ようやく８月に復帰し、いきなり２レースを連覇した。
８月２４日にディフェンディングチャンピオンとして登場したＧＰノビーリ（イタリア）で優勝。９月１日に開催されたトロフェオ・メリンダ（イタリア）では、ステファノ・ガルゼッリとの一騎打ちを制した。
＊＊＊＊＊＊　＜公式ＨＰより＞　　＊＊＊＊＊＊



今年で１４回目を数えるジャパンカップサイクルロードレースには、例年同様に海外からはトップチームばかりが参戦。
それだけに、観客の数も半端ではありません。汗



２００５ジャパンカップレース結果。

1位　ランプレ（イタリア）　ダミアノ・クネゴ
2位　イレスバレアレス（スペイン）　フランシス・マンセボ
3位　イレスバレアレス（スペイン）　クリスチャン・モレーニ
日本勢はブリヂストンアンカー田代が、大健闘の７位入賞！！

はるるの家の近所が、こんなに凄い人波に埋るのは１年に１回きりのことなのは、言うまでもありません。。



まだ、趣味でデジカメを生まれて始めて持ってから、満４年。
本格的にスポーツと向き合った撮影なんて、今回が最初だったのです。
シャッターを立て続けに押して、モニター再生してみるたびに、「むずかしいなあ」と、ため息ばかりでした。

実際に一流プロたちの走りを目の前で見るとーー。
よく路上の格闘技と言われるくらいに、ほんとうに激しいスポーツでした。



☆山岳コースの入り口のゆる～～い上り坂。道路のあちこちに、サポーターのメッセージが。笑


これが自転車とは信じられないスピードで、「疾走」ということばをそのまま「絵」にしたような姿です。
ぎゅい～～ん！と、漫画の擬音が描けそうなスルドイ曲線も、スピードをほとんど落とさずにそのまま突っ込んで行く山岳の下り坂。
もし、転倒すれば、即、骨折どころか命にもかかわる重大な怪我をしかねないことは目に見えるけれど、そこでびびるようなチキンなヤツは、最初からロードなんてやらないに決まってる。
高度なテクニック以上に、強靭な精神力と体力と耐力、そしてありあまる勇気と決断力が必要な世界だ。



ロードを、生きている伝説が駈け抜けてゆく・・・これが毎年、身近に無料で観られるなんて。
この町に住んでて、よかったなあと、しみじみ。笑

メイン会場の森林公園をいったん離れると、あたりは一面の田園風景。
満足そうに自転車で帰還してゆく遠来の観客たちの後ろ姿が、一本道をちいさくなって行きました。

うつのみやって、餃子だけの町じゃなかったんだね、と実感～♪



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