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紹介文
戦後大変革期・大学在学中に起業し巨万の富を築き上げた時代のちょう児・山崎晃嗣…その人生の栄華とわずか1年での帝国崩壊・悲劇の裏に隠された人生観。
戦後間もない日本で時代の寵児(ちょうじ)としてもてはやされながら、逮捕されて破たんした学生実業家、山崎晃嗣にスポットを当てる。山崎は東大在学中に金融会社、光クラブを設立し、高金利の配当を約束して出資者を募集。中小企業や商店主を相手に法外な金利で貸し付け、瞬く間に大金を集めて会社を大きく発展させた。ところが、法定利息を超過していたため、出資法違反で逮捕される。不起訴になったものの、顧客の信用を失って業績は悪化。山崎は駄じゃれを書き散らした遺書を残して自殺した。
これも古いDVDで鑑賞。
なんか見たことがある人が出てると思ったら荻原聖人。
いやー、なつかしーい。
この人の顔って今見ると北の国からの純君(名前忘れた・・)系だったのね。
で、ドラマですがドキュメンタリー風で興味深いものでした。
全体的なざっくりした感想としては犯罪に対しては被害者の具体的な悲惨さが描かれていなかったせいか、山崎という人物の不可解さがとても嫌な感じ。
戦争や育ちも影響はあっただろうけれど・・もともと人格にやや障害があったのかしら?
事業に打ち込んでもお金を儲けたいわけではないようだし。
ただ計算どおりに世の中を動かしたいという、それだけなような感じがするんだなー。
それって自己顕示欲?
だけど豪胆なわけではなく、一日を30分ごとに記録して反省するとか潔癖症のような、むしろ小心者のような。
いずれにせよ、実家は裕福だったようだしお金のために働くでもなくなんていうかほとんどの人たちが必死に生きていたであろう戦後すぐに、一人世の中をナナメ上から目線でみていたような。
結局その潔癖症も完ぺき主義も甘えの産物なような。
そこまで追い詰められても実家を頼ったりはしないあたり、家族関係がよくわからないのですがお金のために死ぬのではなく主義のために死ぬと遺書を残してますから思い通りに世間を動かせたと思ったのにうまくいかなくなったからもういい!って癇癪起こしただけのような。
しかも最後まで『人生を演出』しているわけで。
これはまったくもって自分だけが世界の中心である、という動じがたい信念と自分の行動によって他人がどう思うか、影響を受けるかなんぞ木っ端も気にしないその思考回路。
すんごーく人格異常のカオリがするんですけど・・。
有名な事件なので本も何冊か出てるらしいのですが、読んでみたいような読んでみたくないような。(フラッシュバックイヤーーー!!)
ちなみに8人の愛人や事業の相方は彼の自殺後どんな人生を送ったんでしょう?
そっちのほうが心配。
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
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