日本では報道されていないかもしれませんが火曜日、オーストラリアのブリスベンで痛ましい事件がありました。
英語ですが記事は
こちら 。
朝出勤準備しながらニュースは聞いていたもののその段階では11歳の女の子が自宅で不審な死を遂げた、とユニットの映像が映されていたので可哀想に、また不注意による転落死かしら?くらいでスルーしていました。
が、あとでネットのニュースを読んでみると、単なる転落事故では全くなく。
記事をまとめると、
-一家の友人が警察へ通報(内容不明)
-警察が自宅を訪れるとバスルームで11歳の娘さんが亡くなっていた。
-詳細不明ですがbashedと表現されているところを見ると遺体は綺麗な状態ではなく傷ついていた模様。
-玄関を開けた父親は警察が来るまで眠っていてその時初めて娘の死を知った。
-近辺捜査の結果日本人の母親は工事現場から飛び降りたと思われる状態で遺体が見つかった。
-この一家は過去にも家庭内の問題で警察沙汰になったことがある。
-父親は事情徴収のあと釈放。
-警察は母親が無理心中を図ったものとみている。
ということになるようです。
父親が眠っていて全く気がつかなかったとか、友人はなぜ通報したのかなど不自然なこともありますが、こんな少ない情報で犯人探しをここでするつもりではなく。
自死をするということはそこまで追い詰められていてそれしか解決の方法がなかったのだろうと思うし、その判断はとても個人的なものだから自分や世間の基準で間違っているとか他の方法がなかったのかと言うつもりもありません。
ただ、クリスマス前の深夜、1人で死を決意し1人で工事現場を登った彼女は最期に何に想いを馳せたのかと。
そのほぼ近くの心境まで追い詰められた経験があるのでとても他人事には思えません。
まさかこんなに遠くに来るなんて思わなかったな、と思ったかしら?
自分が根を下ろした、でも自分の生まれたところではないブリスベンの夜景は目に入ったかしら?
彼女がどんな人生を送ったかも、彼女が何をしたか、しなかったのかもわからないけれどその瞬間平安な気持ちであったことを切に祈らずにいられません。
二人の御冥福を心からお祈りします。