10/25、洞爺ガイドセンターさんの案内で、月浦ワインのオーナー岸本さんの協力のもと、
紅葉もそろそろ終わりの月浦の森や月浦ワインを巡る企画に参加してきました。

エー、左から、林檎がたわわ、洞爺ブルー、ひょっこりひょうたん島、完熟葡萄畑。

なんともまぁ、幸せな風景でございます。

あ、そういえば12年ほど前、洞爺湖の紺碧のおかげで蘇生できたことがありました。

諸外国の風景のようですが、

確かに去年、ご近所のウインザーホテルさんはG8北海道洞爺湖サミットの会場でしたが、

ここはニッポン、ちゃちゃちゃ。

甘すぎず、芳醇でキリッとした白ワインになるはずのミュラートゥルガウ、

黄金色に輝いていました。
（国産ワインコンクール2009　月浦ワイン・ミュラートゥルガウ2007　銅賞を受賞）

試行錯誤のすえ、湖に向かう斜面に植えられた葡萄の木に降りそそぐ、日差しの恵み。

先に樹ありき、樹齢は２０年を越えるそうです。

ウインザーホテルも建っている山が、海からの風や霧から守ってくれ、
風化した火山灰が、他の土地にはない力を畑に与えてくれます。

度重なる噴火の被害から立ち上がって、逆に力をもらい蘇る人や植物。
火山があるから温泉もわくデス。

ガイジンに飲ませたいと思ってしまうほど、力強い赤ワインになるはずの、ドルンフェンダー、

葉の紅が、晩秋の風情。
（国産ワインコンクール2008　月浦ワイン・ドルンフェンダー2005樽熟成　銅賞を受賞）

葡萄畑と、活火山（有珠山・昭和新山）と、支柱キャップはドラフトワン。

黄色い支柱キャップって、案外と値段が高いらしく・・・
で、サッポロビールの空き缶登場！
有馬記念の黒ラベルの缶の支柱もあって、随分飲んだんだなぁと嬉しくなりました。
（別に、オーナーの岸本さんが全部ひとりで飲んだわけじゃないだろー）

アポイントも取らず勝手に押しかける人がいるなんて信じたくないけど、いるらしい。

葡萄畑を案内していただいた後は、月浦ワイン直営店の２階で、
岸本さんのぶっちゃけ話などを聞きながらワインをいただきました。

この素敵な２階、かつてはワインが飲めるスペースだったのですが、クルマで乗り付けて
ワイン飲ませろなんて言う困った人々のお陰で、残念ながら今はクローズしています。

洞爺湖町「ラムヤート」のパン、牧歌のチーズ、自家製の林檎のフリーズドライなどと共に、
ミュラートゥルガウ2007、ドルンフェンダー2005をいただきました。

参りました。

売れすぎちゃって品薄ぎみかもしれませんが、１階は月浦ワイン直営店になっています。

ミュラートゥルガウの葡萄畑を登りきったところから見た洞爺湖。

開花時期の天候不良の影響で、今年の収量は良くないそうですが、
岸本さんはそんな中で何ができるのかと、わくわくしているようにも見えました。
そんな年には、そんなワインができるんだよ、きっと。

そうそう、暫く忘れてたけど、洞爺湖の紺碧には返しきれないご恩があるんでした。