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2007年11月02日
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カテゴリ:文芸評論
独特の倫理観

著者の作品は、独特の雰囲気が特徴だ。
それは、岡山地方の話し言葉の多用、光明の少ない時代背景などによるが、
何より、描かれている世界の、独特な倫理観にも特徴付けられる。

一つの下りと簡単に要約すると、
「仁平は兄嫁の寝姿を覗き見する。このまま死ぬのではないかという恐れと期待とともに」
とあるが、死ぬ事を期待しながら覗き見するとは、いやはや。

こんな具合に、著者の世界では、壊滅的悲劇ですら「標準」なのだ。
また、時代背景も関係しているが、性道徳が動物的ですらある。
これらの事が、独特の雰囲気を強めていると言える。

この様な流れの中では、この想像を絶する凄惨な凶行も、
必然的に発生したのではないかという気にもなる。

必然が辰男を扇動したものと感じる。
背景にあるのは、独特かつ異様な倫理観である。





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最終更新日  2007年11月02日 00時28分28秒
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