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2007年11月02日
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カテゴリ:文芸評論
執念

特に好きな作品で、日本語翻訳版(本書)と英語版原書とを何度も読み比べてみた。
結果として、日本語翻訳版の方が、心の中に、その神髄を真摯に訴えてくる様にも感じる。
英語版原書の英語は、表現がかなり口語的だが、翻訳は、その部分もうまく補正してくれていると言える。

老人とかじきまぐろとの死闘が繰り広げられるが、その臨場感に汗まで噴き出す思いだ。
そして、意外かつ哀愁に満ちてはいるものの、こんな結末であっても、爽やかだ。

私はこの作品を、中学生の時に一度読んだ。
しかしその時は、老人をこの死闘に駆り立てるものが何か?という事を読み取れなかった。
その後、色々な事に挑戦してきた今になって、じっくりと読んでみると、無性にこの作品が愛おしい。

執念とは、こういうものなのだ。
重要なのは、結果ではなく課程と強い想いだ。
老人の闘志は、次第に友情に変化したのではなく、当初から友情だったのかも知れない。

そうでなければ、老人は、この様な強い執念を維持出来ただろうか?
執念を「情念」と言い換える事も出来る。

人生の節目節目で読み返したい作品だ。





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最終更新日  2007年11月02日 22時59分19秒
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