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カテゴリ:漫画評論
まんがタウン2008年7月号
今回のまんがタウンで、特に面白かったのは、「天下無双!恋メガネ」「うちの大家族、重野なおき著」「かりあげくん、植田まさし著」など。天下無双は、仕事哲学がギャグ化されている様で、興味深い。ところで、さかもとみゆき著「オタケン」が載っていないが、終わったのか? 天下無双の天華女史の眼鏡には意味があって、1本目で書かれている様に、20年間も、彼氏を捜し続けたものだ。おいそれとは、コンタクトには、変えられない。一方、M的登場人物が複数いるし、今回から、百合的社長秘書も登場。それぞれの、性癖の多様性が面白い。 2本目のコミュニケーション(笑)って、何と強引な営業だろう。天華女史が、女子高生姿で現れたら、相手は引く。否、逃げるかも? 3本目の、テレアポ70件連続断られて、、、って、こんなの200件300件の世界だとは思うが、失恋した、他の社員が、にじり寄ってくるところが傑作。 4本目の、飛び込み営業には笑った。文字どうり、本当に飛び込んで営業している。 5本目の泣き落とし的売り込みは、天華女史によると、今では通用しないらしい。ただ、私の地元、奈良の都市部ではなく、田舎部では、まだ行われている。商売が、縁故的に行われていて、非常に小さな、経済共同体を作っている。都会との、温度差を感じる。 6本目のギャグは、インクの重さで、手帳が重くなるという発想が傑作。天華女史は、努力の人だ。 7本目8本目はMの社長、Mの部下。ギャグっぽい会社だ。 9本目では、天華女史は、思春期の頃には、好きな陸上部先輩を、走って追いかけていたという。前回では、決闘の申し込みの様な手紙を書いていたし、営業も一途だけど、恋愛の方法も、ぶっ飛んで一途。いかにも、天華女史らしい。その天華女史が、11本目では、最後には、神が運命の人を、導いてくれる、という夢を語る。この受動性と積極性の同居を支えるのは、この「恋メガネ」らしい。 10本目で、引きを作って、終了。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月10日 07時57分04秒
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