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カテゴリ:文芸評論
納得の結末
本書は、2段組、400ページ近い長編で、たっぷりと楽しめる。 物語の展開は、心理戦あり、実戦ありで、硬軟多彩な内容だが、緊張の連続で、大変面白い。 この主人公は、当初記憶を失っている。 しかし、国家機密文書を持っている、とされている。 この、国家機密文書の内容とは何か?というのは、当初より、薄々想像出来る。 これをめぐって、いくつかの国家が、躍起になるという、インターナショナルな筋書き。 主人公は、傭兵ビジネスマンで、紛争を商売の対象としていたらしい。 さすがに、言動もしたたかだし、身のこなしも鮮やかだ。 このスケールの大きな物語は、意外な結末に収束する。 これで良かった、と感じ、深く納得した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月17日 20時02分39秒
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