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カテゴリ:社会・政治・時事
![]() まず、本著の著者がどんな方かを、 ちゃんと知っておいてからにすることをお勧めします。 (著者は、東京大学大学院総合文化研究科の瀬地山角教授という方です) それを知らぬまま、私のようにタイトルだけで本著を手にし、読み始めると、 次のような一文を目にして、少々戸惑うことになってしまうかもしれません。 味の素の商品を食べると、 あんな世界に住むことになるのかと思うとおそろしくなり、 それ以来私は味の素の商品を一切買わないようにしています。 ついでにスーパーのひと言カードに 「Cook Doは味が子ども向けで、家族に不評です。他社のもお願いします」 と書いたりして、「ひとりボイコット」を楽しんでいます。 夏の講演でアイスコーヒーにブレンディ(これも味の素)を出されてしまったときには、 「すいません。ちょっとブレンディは思想信条の関係上、口にできないものでして……」。 関西の友人なら、即座に、「おまえどこの新興宗教やねん?」と ツッコミを入れてくれそうです。(p.22) 巻末付録「広告の”炎上“史」には、本著で取り上げられている 1970年代以降、ジェンダー的観点から問題、話題となったCMのリストが掲げられており、 これらの問題に対する著者の捉え方、考え方がよく分かるようになっています。 今の時代、これからの時代を生きていく上で、知っておくべき視点・考え方だと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.01.17 15:55:44
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